卒業式に流れる曲といえば「仰げば尊し」と「蛍の光」……なんていうのはもう古いとか。 「最近は厳しい私立学校でも卒業式ソングはJ-POPというのが定番です。ちなみに、 TSUTAYAが発表した昨年の『卒業ソングランキング』によると、昨年のベスト3は『道』(EXILE)、『3月9日』(レミオロメン)、『サクラ咲ケ』(嵐)でした」(音楽雑誌記者) いつの間にそんなことに? 「きっかけは、尾崎豊の『卒業』が当時の高校生に共感を得たことでしょう。ただし、この曲には教育上好ましくない表現が使われていたことから、実際に卒業式ソングとして使われることは少なかったようですが、〇三年に別れを題材とした森山直太朗の『さくら(独唱)』がヒットし、『これなら卒業式で歌ってもいいのでは』という気運が急速に広まったようです」(音楽評論家・反畑誠一さん) ところで、卒業式でこれらの曲を歌った場合にも著作権使用料は発生する