もっと銃を! 全米の学校に武装警官配置を訴えるNRAのラピエール副会長と、抗議する活動家 Chip Somodevilla/Getty Images アメリカは「銃こそ正義」という信念に凝り固まった人たちの社会──なのだろうか。 コネティカット州ニュータウンの小学校で凄惨な銃乱射事件が起きてから1週間後、銃砲所持の権利こそアメリカ人の最も大事な権利と信ずる全米ライフル協会(NRA)が長い沈黙を破り、その見解を発表した。 記者会見に臨んだNRA副会長のウェイン・ラピエールによれば、いま必要なのは銃をもっと増やし、善良なる銃所有者をもっともっと増やし、善良ではない殺し屋を殺しまくって、悪人どもを全滅させることだ。「銃で守られていない学校」に子供たちを通わせる、そんな恐ろしい状態が解消されるまで私たちは安心できない、とラピエールは言い切った。 要するに、すべての学校に武装警官を常駐させろ、そうす