自立サポートセンター「もやい」の稲葉さんのお話より。医療扶助費の24.5%が精神科への入院に使われているそうで。生活保護費全体(2兆6033億円)を分母にすると、12.3%となりますね(精神科入院は3,214億円となっています)。 「確かに生活保護費の半分くらいは医療費です。さらに、その半分くらいが入院費。さらに入院の中で一番多いのは精神科入院なんですよ。 2007年の生活保護費の内訳をみると、50.4%が「医療扶助費」、そのうち59.3%が「入院」。精神科入院は全体の24.5%で、その他入院が34.8%です。 これは生活保護の問題というよりも、日本の精神医療の問題です。要するに、地域に受け皿がないんです。 日本の場合は特に、地域の中で精神障害を持っている人が普通に暮らすっていうことを支える仕組みが乏しい。どうしても入院が長期化し、一部の悪質な病院が抱え込んでしまう。あと認知症の高齢者を精