ついに第4世代ケータイに向けた新たな周波数が固まった。 国際電気通信連合の無線通信標準化部門「ITU-R」は,国際的に利用するIMT(第3世代および第4世代移動体通信システム)向けの新たな周波数帯を決定した。具体的には,3.4G~3.6GHzの200MHz幅,2.3G~2.4GHzの100MHz幅,698M~806MHzの108MHz幅,そして450M~470MHzの20MHz幅である。 すべてをあわせると,約430MHz幅が利用可能になる。現在,わが国で携帯電話サービスに利用可能な周波数帯域幅は,あわせて333MHz幅だった。今後,新たに割り当てられた帯域を中心として,第4世代移動体通信システム「IMT-Advanced」の議論が進められることになる。IMT-Advancedでは,現行世代を大きく上回る1Gビット/秒以上のデータ伝送速度でのサービスなどが検討されている。 ITU-Rは,2