京都で開催されている「ケータイ国際フォーラム」に、ウィルコムの八剱洋一郎社長が登場。「『逆転戦略』の現状と今後」と題した講演で、純減傾向だったウィルコムがなぜ好調な企業へと生まれ変わることができたかを話した。 ウィルコムの八剱社長。「ウィルコムユーザーはアステルやドコモPHSからの乗り換えが多いのではとよく聞かれるが、実は携帯ユーザーからの乗り換えが多い」 好調の主因の1つ、「ボイジャー計画との共通点」 PHS業界でウィルコムの“1人勝ち”状態が続いている。しかしもともと、PHSはNTTの技術者によって作られたテクノロジーだったはず。八剱氏は「NTTという本家本元が撤退するのに、なぜウィルコムは続けられたのか?」という疑問をよくぶつけられると話す。 その答えの1つは、1970年代に宇宙に打ち上げられた無人惑星探査機「ボイジャー」とウィルコムネットワークの共通点にある――と八剱氏。 ボイジャ