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経済学に関するwalkinglintのブックマーク (3)

  • 実験経済学からハイエクへ - 池田信夫 blog

    解析ツールで調べると、この3日間で当ブログにアクセスしたドメイン名の1位は東大、2位は京大で、3位のNHK以下を2倍近く引き離している。これは休日でテクニカルな話題だったことによるバイアスが大きいと思うが、当ブログは意外に(?)学問的にまじめに読まれているようなので、研究者や大学院生には書を強くおすすめしたい(ビジネスマンにはおすすめできない)。 著者(Vernon Smith)は、実験経済学のパイオニアとしてスウェーデン銀行賞を受賞した有名な経済学者だが、"Constructivist and Ecological Forms"という副題から予想されるように、これまでの実験結果をハイエクの理論で体系化しようとするものだ。従来の新古典派的な行動仮説を計画的合理性、それに対してハイエクのいう進化的なプロセスで獲得された知識を生態学的合理性とよび、両者のどちらが実験結果についての(定性的)

    walkinglint
    walkinglint 2008/02/12
    > 経済学がながく厳密な科学として物理学だけをモデルにしてきたのは、不幸なことだった。生物学や生態学には数式なんかほとんどないが、厳密な実証科学だ。21世紀の経済学は、生物学をモデルにして発展するのでは
  • パンフレットとしての『一般理論』 - 池田信夫 blog

    いわずとしれた経済学の古典中の古典だが、これを最後まで読んだ経済学部の学生は、100人に1人もいないだろう。まず高い。私の学生時代までは、塩野谷九十九訳の古文みたいな分厚い単行しかなく、5000円ぐらいした。その後も同じぐらいの値段の全集版(塩野谷祐一訳)しかなく、それをソフトカバーにしたバージョンが出たのは1995年。それでも3500円だ。私のような貧乏学生は、丸善から出ている500円の原著を読んだ。 東洋経済新報社は、ケインズの死後50年にわたって独占利潤を得たが、そのおかげでこの重要なが読まれずに語られた弊害は大きい。著作権がいかに「反文化的」な制度かを示す好例だ。今度やっとパブリックドメインになって岩波文庫に入ったのはめでたいが、訳が最悪なので、ちゃんと勉強する人は原著を読んだほうがいいだろう。 しかし原著で読んでも、非常にわかりにくい。教科書に書いてあるIS-LMみたいな

    walkinglint
    walkinglint 2008/01/25
    > 要するに『一般理論』は、そのタイトルに反して、30年代の特殊な状況に対応して「失業対策に政府が金を出せ」という処方箋を書いた政治的パンフレットなのである。ケインズ自身が、師マーシャルの追悼文で、経済学
  • 憂鬱な科学 - 池田信夫 blog

    経済学が"dismal science"と呼ばれることはよく知られているが、その意味はあまり知られていない。普通これは、トマス・カーライルがマルサスの『人口論』を批判した言葉だと思われているが、実はカーライルの著作にそういう言及はない。彼がこの言葉を使ったのは、1849年の奴隷制に関する評論である。彼はそこで「この世界の秘密は需要と供給にあるとし、支配者の義務を個人の選択に帰着させる社会科学」をdismal science(つまらない学問)と呼んでいる。当世風にいえば「労働力を供給するには市場原理主義にまかせていてはだめで、(奴隷制のような)規制が必要だ」といっているわけだ。 憂になるのは、カーライルから160年たっても、同じような「経済学批判」が繰り返されていることだ。もちろん今では奴隷制を擁護する人はいないが、市場よりも国家の力を信じる人は多い。そういう人々がいうのは、「経済学は非

    walkinglint
    walkinglint 2006/11/25
    > 経済学は、実証的なチェックを欠いたまま数学的な(見かけ上の)厳密性を高めてきた結果、現実との距離が広がりすぎて、市場以外の複雑な問題について何もいえないからだ。
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