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2008年4月10日のブックマーク (6件)

  • [書評]回転木馬のデッド・ヒート(村上春樹): 極東ブログ

    最近なんとなく村上春樹の短編「プールサイド」と「雨やどり」を思い返すことがあり、たまたま買い物先の屋でこれを収録する短編集の文庫「回転木馬のデッド・ヒート」(参照)を見かけ、何の気なしに買って読み直した。面白かったといえば面白かった。技巧的ではあるけど春樹さん(なぜか春樹さん)のこのころの感性は若いなというのと、その後の作品に繋がる部分もいろいろ思った。この短編集は彼の短編集のなかでは最高傑作と言えるかどうかよくわからない。が、再読して「プールサイド」と「雨やどり」は自分の人生観を結局大きく変えていたなというのを確認した。 私はこの短編集の作品を講談社のミニ雑誌IN・POCKETに連載中から読んでいた。単行化されても読んだ。最初の文庫でも読んだ。今回で何回目になるだろうか。今ウィキペディアを見ると2004年改訂とある。この文庫版に改訂部分があるのだろうか。わからなかった。 IN・POC

  • 嘘と偽りに満ちた稲田朋美の主張 - Transnational History

    産経「正論」に載った*1稲田朋美議員のひどいコラムを見つけたんでツッコミ入れてみました。 4/9 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080409/trd0804090413003-n1.htm http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/136196/ 稲田議員は ■助成の妥当性だけを問うた 表現・言論の自由が保障されたわが国において、たとえ政治的、宗教的な宣伝意図のある映画を製作しようと公開しようと自由である。今回、映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)の一部映画館での上映中止をめぐって私が批判の矢面に立たされている。私たちが問題にしたのは、この映画自体ではない。そこに文化庁所管の日芸術文化振興会が750万円の公的助成をしたこと、その一点についてである。 と言いながらこの後 ≪歪曲さ

    嘘と偽りに満ちた稲田朋美の主張 - Transnational History
    walkinglint
    walkinglint 2008/04/10
    > どんなに誤魔化しても国会議員の名前を利用して事前試写会を強要し問題化させたことが右翼を喜ばせただけで上映中止に至る圧力を助長しただけという経緯は消えませんよ。
  • 戦争を語り継ごうブログ 映画「靖国」問題についての稲田議員の弁明

    映画「靖国」の試写を文化庁に要求したとして批判されている稲田朋 美衆議院議員が、今日の産経新聞のコラム「正論」で「要求はしてい ない」と弁明しています。 < 朝日新聞が報じたような「(私が)事前の(公開前)試写を求め た」という事実は断じてない。助成金を問題にする前提として対象と なる映画を見たいと思うのは当然であり、映画の「公開」について問 題にする意思は全くなかったし、今もない。「事前の試写を求めた」 という歪曲(わいきょく)について朝日に訂正を求めているが、いま だ訂正はない。> 「【正論】文化庁の映画助成 衆議院議員、弁護士・稲田朋美」 既報のように、去る6日のテレビ朝日番組「サンデープロジェクト」 で、配給会社「アルゴピクチャーズ」の岡田裕社長が稲田議員からの 要求はあったと証言しています。 この放送の録画が YouTube で視聴することができますので、ご覧に なっていない方は

    walkinglint
    walkinglint 2008/04/10
    どっちかがうそついてるんだろうね~
  • Gazing at the Celestial Blue 自衛官の皆様って、ああいう訓話を聞かされるのかと驚いてしまった

    なんだか、また、普段見慣れないあたりに迷い込んで、拾いものをしてしまった(^^; 私が知らないだけで有名どころなのかもしれないが、朝雲ニュースなるウェブマガジン。「『朝雲』は 自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える安保・防衛問題の専門紙です」なんだとか。ここのトップページからは、朝雲WEBショップなるサイトへのリンクがあり、そこでは自衛隊関連グッズ、ミリタリーグッズ、防災グッズの通販をやっているようだ。自衛隊グッズと防災グッズが並んでいるところにウケてしまったり、売っているものを物珍しく眺めたりしてしまった。 …でも、拾いものはそういうのじゃなく。 2008/4/3付の朝雲ニュースより 「 空自准曹士が集合訓練 先任制度正式発足」(以下、強調は引用者による、以降も同じく)(略) この日は同制度発足に至った歴史を踏まえ、准曹士先任の位置付けや心構え、制度全般について空幕人計課長と制度担当者に

  • 官製不況を生む「合理的バイアス」 - 池田信夫 blog

    経済学でバイアスというのは、合理的な行動を基準にした概念だが、人々のバイアスが広く知られている場合、それに合わせて行動することが合理的になる場合がある。 確率論で有名な、エルズバーグ・パラドックスというのがある。中の見えない壷Aには「赤い玉が50個、黒い玉が50個」入っており、壷Bには「赤か黒どちらかの玉が合計100個」入っている場合、赤をつかんだら100ドルもらえるとするといくら賭けるか、という実験をすると、赤をつかむ確率は同じなのに、壷Aへの賭け金はつねにBより大きい。 これは不確実性を避けるバイアスだ。いいかえれば、未知のコストより既知のコストのほうが好まれる。たとえば個人情報保護法が制定されて以来、企業の情報管理コストは膨大になった。実際には個人情報のほとんどは公知の事実で実害はないが、違法行為となるとメディアに大きく報道され、企業のブランドが傷つく。過剰報道のコストは予想でき

    walkinglint
    walkinglint 2008/04/10
    > 警察に呼び出されるだけでこれだけ効果があるのだから、懲役刑まで明記したネット規制法が成立すれば、大手のISPは「有害情報」を予防的に削除するようになるだろう。役所も政治家も、こうした規制の間接的コストを
  • ワイルド・ソウル、マフィアの親分が語る人生哲学

    週末から読み始めたのが、稲垣涼介の「ワイルド・ソウル」。小説としてもとても楽しめるのだが、登場人物の一人の語る言葉に妙にうなずいてしまったので、ここで引用。 「世の中には、二種類の人間しかいない。分かっていない人間と、分かっている人間―目に見えている世界の表層だけをなぞる人間と、その表層の集合体から質を見極めようとする人間だ。」 … 「表層だけをなぞる人間でも、世間並みの成功は収めることができる。事象のみを捉え、その対処法を経験値として蓄積してゆく。そして、その経験値を元に未来に対処してゆく。少し聡い人間なら誰でもやっていることだ。だが、あくまでも意識にはその表層レベルにいる。いわば処世術にすぎない。それでは当に分かっているとはいえない。住む世界や国が変わり、就く仕事が変われば、それまでの話だ。以前の対処法は通用しない。が、その表層の集合体から物事の理(ことわり)を導こうとするものは、

    walkinglint
    walkinglint 2008/04/10
    > 日本の終身雇用制の最大の弊害は、「自分の会社の中でしか通用しない処世術を身につけることばかりに時間を費やしてきた会社人間」を数多く作り出してしまったことだ。終身雇用制が崩壊しようとしているこの時代は