働かない者の幸いなるかな 1999/5/27. 働かない者は、サイテーでクズだというのがおおかたの人の考えのようである。 そんな怠け者は人間失格で、価値のない人間だというのが世間の見方である。 一方では価値があるサイコーの人間になろうとしてみんな会社人間になって、朝から 晩まで働いて過労死や自殺に追い込まれたり、家庭を崩壊させ、社会を崩壊させたり してそれでも働くのがヤメられない人生もある。家族のためだとか、食っていくためには しょうがないんだ、といって働きつづける価値ある「まとも」な生き方である。 世間で通用する価値ある生き方というのはどうしてこんなにも悲惨なのだろうか。 価値ある生き方というのはどうも市場や企業において価値があるということであり、 つまり生産や交換において価