2025年の合計特殊出生率は1.14で、過去最低を更新した。なぜ少子化は止まらないのか。文筆家の御田寺圭さんは「共働きしながら複数人の子を持つのは現実的に無理なのではないかという声がSNSでは見られる。少子化対策の前提が問い直されているのではないか」という――。 「共働き・子ども複数人は無理」の声 先日発表された最新の人口動態統計で合計特殊出生率は過去最低の1.14となった。 出生数も過去最少を更新し、日本社会がこれまで想定してきた少子化対策の前提は、いよいよ根元から問い直されている。高市総理もこれを「静かな有事」と呼び、少子化対策の強化を改めて言明した。 このほどの最新の出生率が発表される前から、子育て世帯からは、「やっぱり共働きしながら複数人の子を持つのは現実的に無理なのではないか?」といった声が近ごろSNS上で目立っていた。夫婦がともに働きながら、家計を支え、家事を回し、子どもと向き