4月以降、クマによる死亡事故が相次いでいる。5月19日には、東京・奥多摩で下半身のみの遺体が見つかり、警視庁はクマが食害した可能性があるとみて調べている。奥多摩在住のノンフィクション作家・人喰い熊評論家の中山茂大さんは「現地を取材すると、意外な反応が返ってきた」という――。 奥多摩で見つかった遺体はクマによる食害か 5月19日、東京都奥多摩町日原の山中で人間の下半身が発見されるという衝撃的な事件が起きた。 被害者は2週間前に行方不明になった登山者と判明した。付近で大型動物の足跡が見つかったことから、警視庁はクマが食害した可能性があるとみて調べている。 奥多摩町では、昨年末にも「内臓がない男性の遺体」が発見されており、関連も疑われる。 同遺体もまた、動物に食害されたために損傷が激しかったが、現場は今回の下半身が発見された地点から至近の、同じ尾根伝いである。同一の個体による凶行の可能性も考えら