嫌われた「社会主義」が若者に広がる トランプ大統領の強硬な政権運営に歯止めをかけるため、11月の中間選挙で議会の多数派奪還を狙う野党・民主党だが、現在、内部ではかつてない異例の事態が巻き起こっている。本選に向けた予備選で、「民主社会主義」を掲げる急進左派の候補が党の主流派が推す有力候補を次々と破り、急速に勢力を拡大しているのである。 かつて米国では、社会主義は「自由や個人の権利を奪う危険な思想」として共産主義とともに深く嫌忌されていた。しかし今、民主党の進歩派(急進左派)が自由や民主主義を尊重した社会主義的政策を掲げ、若年層や生活困窮層を中心に爆発的な共感と支持を集めている。 なぜ、このようなことが起きているのか。そして、彼らは党内の党穏健派や無党派層へと支持を拡大し、本選でトランプ政権を支える共和党を打ち破ることができるのか。 保守・穏健派が8割の州で「今年最大の番狂わせ」 8月18日の