WHOが「健康を害する要因」だと言及したもの 2025年6月30日、WHO(世界保健機関)は、あるひとつの画期的なグローバルレポートを発表しました。そのタイトルは、『孤独から社会的なつながりへ(From loneliness to social connection)』。 WHOがこのようなレポートを発表したのは、孤立・孤独が、さまざまな身体および精神的疾患への罹患リスクや悪化要因となり、早期死亡(75歳未満の死亡)にもつながることなどに関し、すでに多数の科学的エビデンスが得られているという背景があります。 これまで「健康の社会的側面」は軽視される傾向にありました。しかし社会的孤立・孤独は単なる個人の問題ではなく、タバコや過度の飲酒に匹敵する「重大な公衆衛生上の脅威」であり、社会全体にも悪影響を及ぼします。こうした見解から、WHOはこれを喫緊の課題ととらえ、2024年に孤独・孤立対策の委員