漫画の呪術廻戦は最後まで楽しく読んだけど、「主人公の虎杖が領域展開に至る物語」として途中が整理されていたら、もっと納得感が強かったかもしれない 物語の中で「領域展開」は「大量の呪力と高い技術を必要とする呪術戦の頂点」、要は超必殺技みたいな扱いで、どのようにそれを習得できるのかは割とふわっとしている その習得要件を明確にして、たとえば「黒閃の経験」「極の番の習得」「術式の根源を知る」「自分の根源を知る」みたいなマイルストーンにし、それをクリアしていく その中で宿儺の術式を知る必要が出てきて、宿儺の過去編が描ける 最後に残っていた条件が、脹相の死の前後で満たされる そして虎杖の領域展開は、宿儺の術式から発生しているにも関わらず別の力、物理的な切断や空間の切断ではなく、心の因果を断ち切る力 相手と対話し理解することで相手の因果を断ち切る、慈愛の領域 そうすると脹相と宿儺周りの因縁が繋がる気がする