タイで軍政退陣を求める街頭活動に参加した14人の学生が6月26日に逮捕されたことに対する抗議が広がっています。バンコクの大学構内で始まった抗議行動は、学生が拘束されている刑務所前や駅前での集会に拡大。軍政に批判的な論調を抑え込もうとするメディア締め付け強化に対しても、大手紙が批判の社説や論説を掲げました。(面川誠) 学生たちは、タマサート大学構内に“模擬監獄”を設置し、交代で抗議の座り込みを続けています。学生の一人は現地メディアに、「全員が条件なしで釈放されるまで座り込みを続ける」と語りました。 刑務所前で抗議 学生が拘束されている刑務所前には1日夜、約100人の支援者が集結。ろうそくを手にした参加者は、釈放を求めるプラカードを掲げて、2日未明まで抗議の声を上げ続けました。 バンコク中心部の高架鉄道駅前では3日、「ポスト・フリーダム」と名付けた行動に約1000人の学生や市民が参加しました。