日本共産党の市田忠義書記局長が20日放映のNHK番組「日曜討論」で行った発言は次のとおりです。 消費税増税 暮らしも経済も財政も破綻 4月実施は中止せよ 安倍晋三首相が今臨時国会を「成長戦略実現国会」と位置付けていることについて自民党の石破茂幹事長は、消費税増税などで「逃げることなくきちんと応える」と発言。日本維新の会やみんなの党も安倍政権の「成長戦略」や「規制緩和」を後押ししました。市田氏は次のように述べました。 市田 1997年をピークに、国民の年収は70万円減っているんです。安倍内閣になってからも15カ月連続で前年(同月)比の月給=基本給が減っている。こういうときに消費税を来年4月から3%上げて8%にすれば、それだけで8兆円も国民から所得が奪われるわけです。こんなことをやれば、暮らしも景気も経済も財政も破綻に導くと思うんです。 97年に消費税を上げたときは、まだ景気は緩やかな回復基調