治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟は9日、国会請願を行いました。治安維持法による被害者に対し謝罪と賠償などを求めた「治安維持法犠牲者への国家賠償法」(仮称)の制定を求める請願署名の紹介議員になるよう、500人を超える議員に要請。全国から148人が集まりました。 柳河瀬精会長は「野田佳彦首相の歴史認識は、戦争犯罪人を認めず、日本の侵略戦争を肯定する立場です」と指摘。「歴史認識を正すたたかいが重要」と述べ、「人権を真に確立するには歴史の認識を正しく持ち、治安維持法による被害者に謝罪することです」と話しました。 日本共産党からは井上哲士参院議員と宮本岳志衆院議員が激励のあいさつをしました。 山下懋(つとむ)さん(91)と、水谷安子さん(98)の被害者2人が発言。小学校の教師だった山下さんは1941年に21歳で検挙され、「なぜ検挙されたのか分からなかった」と言い、2年間、北海道・旭川の刑務所に投獄さ