【カイロ=小泉大介】イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザからロケット弾が発射されたことへの報復として、同地への空爆を再開しました。先にイスラエル軍とイスラム武装抵抗組織ハマスが20日午前0時までの一時停戦で合意し、本格的な停戦に向けて双方の協議が続いていましたが、暗礁に乗り上げました。 イスラエル軍は19日夕から20日午前にかけて、ガザに対し30回以上の空爆を実施。ハマスの軍事部門幹部宅への爆撃では、幹部の妻と娘ら3人を、さらに別の民家への攻撃では妊婦1人と子ども3人を含む8人を殺害しました。イスラエル政府は一時停戦で任務解除していた予備役兵の再招集も決めました。 同政府は空爆再開の理由として、ハマスが一時停戦合意に反してロケット弾3発を発射したことを挙げました。ハマス側はこれを否定しましたが、イスラエルの空爆再開への反撃としてロケット弾数十発を発射し、その一部はエルサレム近郊に到達