維新の党が通常国会でも、安倍政権の“応援団ぶり”を鮮明にしています。予算委員会の質疑で、安倍政権の政策に同調する一方、同党が推進する「大阪都」構想の実現を求めるなど、すり寄り姿勢も露骨です。 「大阪で『大阪都構想』という住民投票を5月に迎える」。2月20日の衆院予算委員会で、こう切り出した松浪健太幹事長代行は「憲法改正でも、国の形が国民の手で変わっていくんだと示していきたい」「総理は憲法改正を早くやるべきだとは思わないのか」と改憲をけしかけました。 安倍晋三首相は“待ってました”といわんばかりに、「どういう条項において(改憲)発議をしようかという最後の過程にある」「最後の詰めに入っていく入り口までやっときた」と答弁。「御党も含めて与野党で議論していく」と秋波を送り、改憲発議のために維新の取り込みをはかろうとしています。 維新は、貧困と格差の拡大をもたらした安倍政権の経済政策「アベノミクス」