維新の東京都総支部代表を務める山田宏衆院議員(元杉並区長)が同党発行のビラで、安倍晋三首相の環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加表明について「予算委員会での質問で、首相の背中を押す」と、自民党の「補完勢力」ぶりを“実績”として誇っています。 ビラは、山田氏が2月8日の衆院予算委員会で首相に対し“オバマ大統領との会談で、「聖域なき関税撤廃」が必ずしも交渉参加の前提ではないと確認しますか”と質問したことをアピール。この質問を受け日米首脳会談(2月23日)で「全ての関税撤廃 前提とせず」が「確認」されたとします。 実際、首相は訪米直後、維新の橋下徹共同代表、松井一郎幹事長に電話で会談内容を伝達。橋下氏は「日本のためになる」とTPP交渉参加支持を表明していました。 首相は「守るべきものを守る」といいますが、TPPは「例外なき関税と非関税障壁の撤廃」が大原則。しかも、日本の交渉参加を認める意向を米議