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衆院選
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2010-07-29ちょっと追加あり。 社会現象になっている「けいおん!(!)」。しかし評価を見ていると、けっこうアンチも多いんだね。まあ、あのキャラ設定やデザインだと、好き嫌いがはっきりわかれるんだろうけど、的外れな批評が目立つ。 いくつか論点があるようなので、ここで反論しておきたい(別にたかがアニメごときに反論も何もないんだけど、ここまで爆発的な社会現象になっているアニメだということで、特別論じることにした) 1.「ほとんど練習せず、だらけている」(特に律は部長のくせに申請忘れるなど許しがたい) でも、相手はしょせんは高校生なんだよね。自分たちの高校生を思い起こしても、高校生の部活なんて、そんなもの。生活がかかっているわけじゃないんだから。 まして、あの高校って、軽音部メンバーの5人をみても、教師を見ても、他の在校生を見ても、わりと品がいいお嬢さん学校という感じなのだから、輪をかけて暢
台湾人が作る台湾語・華語辞典は、これまで六なものがなかった。比較的まともだった陳修の大辞典にしても、日常語を排除しているなど、辞典としての基本がなっていないものだった。台湾人はこと歴史書や辞典の編纂能力については、中国人に劣っている。(もっとも、皮肉なことに、この理由から、台湾人と中国人は民族文化的に異なっていることが証明されるのだが) その中で、今年秋、台湾人が編纂したものとしては、初めてマトモな台湾語-華語辞典が登場した。 それは TiuN ju7-hong5(ティう・ズーホん、張裕宏)台湾大学言語学科名誉教授 TJ Tai5-gi2 Peh8-oe7 Sio2 Su5-tian2(TJ台語白話小詞典、TJ's Dictionary of Non-Literary Taiwanese) 台南市:亞西亞國際傳播、2009年9月初版、480元。ISBN 978-986-85418-8 58
ウルムチにおけるムスリム虐殺事件に対して、なぜかイスラーム諸国の大半と日本の左翼の多くが沈黙している。 イスラーム諸国では、ウイグルと同じチュルク系国家のトルコが国家レベルで大々的に非難の声を上げているほか、イスラーム諸国の中では民主的なインドネシアで連日デモが起こったり、あとアル・カーイダが報復声明を出したりした。 この点ではアルカーイダは筋は通っている。しかし、ヒズブッラーやハマースは何も言っていない。 イスラエルによるガザ攻撃ではあれほどヒートアップしたのに、同じムスリム同胞が被害にあっても、ウイグルについては沈黙している、ムスリムが多いのは、どうみても偽善である。 ムスリムとしての連帯感に乏しいのか?あるいはマトモに信仰心があるムスリムが少ないのか? 偽善といえば、日本の左翼はもっと偽善だ。ガザ攻撃のときは左派系ブログの多くが、カテゴリーまでつくって、ガザ攻撃非難を繰り返してきたの
NHK「JAPANデビュー」問題で、ウヨクは「人間動物園」や台湾人へのインタビューの部分を指して「NHKは捏造した」なんていっているが、私にはぜんぜん理解できない主張だ。 そもそも捏造とは「まったく無だったものを有にすること」だから、学者の論証がある人間動物園にしても、本人が実際に発言しているインタビューにしても、論拠があったり本人が実際にそう発言したのは事実なのだから、これを「捏造」というのはそれこそ捏造だw。 それ以前に、ウヨクは、同じ事柄についてそれを「捏造」といってみたり「歪曲」といってみたりしているのは、錯乱しているとしか思えない。 歪曲というのは存在しているものを先入見やイデオロギーなどで歪めることを言うのだから、無から有をつくる捏造とは両立しない概念だからだ。 ウヨクは教養がないのか、お勉強がもともとおできにならなかったからかわからないが、こんな矛盾したことをいってい
ウヨクは二言目には「NHKは公共放送だから」公平性を保って、両論を併記すべきだといっている。 しかし世界の公共放送、たとえばNHKがモデルにしてきた英国BBC、カナダCBC、米国PBS、それから直接モデルになっていないがイタリアのRAIなどを見れば一目瞭然だが、公共放送だからこそ、中道右派や右派が優勢な西側世界にあって、それとは反対の左派、弱者、マイノリティの声や意見を掬い上げる義務がある。 いっとくけど、BBC、CBC、PBS、RAIなんて、日本のウヨクが見たら卒倒しそうなくらい、すごい左なんだよw。 BBCなんてマルビナス=フォークランド紛争のとき、サッチャー政権に批判的で、むしろアルゼンチン側の意見を多く伝えたことで、怒ったサッチャー政権が圧力を加えたが、それが議会で批判されたため、サッチャー政権は新たに政権に忠実な国営放送を新設しようとしたくらい。 CBCも公共放送の公共性
NHK『アジアの“一等国”』について、日本にいてたまに台湾に遊びに来るだけの自称「親台湾派」のウヨクは、この番組のこと媚中左翼などと決め付けているが、では台湾に長年住んでいて言語と歴史にある程度通じている在台日本人や、中青年の親日台湾人はどう感じたか? 台湾在住期間が十数年以上で北京語達者、さらに台湾語と客家語もできる日本人(もちろん政治的には緑寄りで馬政権は嫌い)は一様に「細かい点をいえばいくらでもいえるが、日本で騒がれているような意味での違和感はほとんど感じなかった」と口をそろえる。 まず在台歴長い日本人 U氏 *台湾人のあの世代でも、日本語が達者なエリートと、教育を受けなった層では、日本に対する親近感が圧倒的にちがう。日本語ができる人たちは、日本語への親近感もあるし、いろいろなことを言える。しかし教育受けなかった層にとっては、日本も国民党も同じ威張っていた外来者。もちろん国民党のほう
NHKスペシャル「JAPANデビュー」に関するネット界のさまざまな議論を見て思ったことは、日本人のウヨクも左翼も、台湾史の基本的認識を欠いていて、台湾人との歴史的・文化的差異を無視したまま、日本人中心の見方を勝手に台湾人に投影、投射していると言う点だ。 今回のNHKに対する反応でウヨクも左翼も一様に「台湾を反日的に描いている」ととらえていたのはその好例だ。もちろん前者は「反日的に描いたのはけしからん」であり、後者は「やっぱりウヨクがいっているのと違って反日じゃないか」という「評価」の違いはあるが。 しかしウヨクにも左翼にも通底するのは、少しでも日本統治批判があれば「反日であって親日などではない」と考える「親日であること」の異常な意味範囲の狭さだ。 ウヨクは台湾人やインドネシア人の「親日」という場合、「親日」を通り越して「媚日」「日本マンセー」を期待して、少しでも耳の痛い忠告や批判があると「
NHK番組に絡む今回の騒動を見て、2004年3月ごろ民進党本部を訪れた親台ウヨク日本人と民進党幹部との歴史認識のズレを思い出した。 民進党がつくった日本語による紹介ブックレットの歴史の部分で「日本による植民地時代では台湾人も苦痛を味わったが、衛生面など建設も行われた」みたいなくだりがあるのを見つけたウヨクは、「苦痛があったというのは反日的な物言いで如何なものか」みたいに論難したのだ。 しかし民進党幹部側は「台湾人にとってみれば外来政権であり、苦痛があったのも事実だ。しかし過去は過去であり、今の日本とは手を携えて中国と対抗するのが筋だ」と応酬した。若干気まずさが残った。 民進党に代表される戦後台湾本土民主派の歴史認識は、日本統治時代の功罪をいずれも認識するというものだ。過去に苦痛もあったが、それはそれとして、戦後の民主主義国家として平和的に発展した日本については評価し、連携を強めるというもの
廖承志や郭沫若の時代を知らないと思われる、こんな妄言があったので、別に記事にして反論しておく。 >こんにちは。 (耶麻鹿) >多くの日本人や日本の主要政治家が反省的な態度をそれなりに示しているという認識を持っていたので、80年代前半くらいまでは、多くの中国人も(むじなさんのいう他のアジア人たちのように)、中国共産党による「日本国民は我々と同じ被害者であるので友人になれる」というプロパガンダを受け入れていた。 君はきっと廖承志とか郭沫若とかしらないんだろうねw。 想像で物を語らないように。 そもそも、戦後初期の政治家が反省的だったと思い込むほうがどうかしている。岸信介みたいなのが首相にまでなったんだし、鳩山一郎だって首相在任中に植民地支配を肯定する発言をしているよ。昔の新聞を調べてごらん! 靖国参拝だって、誰も文句をつけなかった。周恩来は日本留学時代に、靖国神社を評価しているくらいだからね。
はじめにいうと、私は中道左派だが、日本の植民地支配そのものは、当時の情勢では不可避だったと考えている。1895年や1910年には帝国主義は下火になりつつあったとしても、1945年以降にいたってもなおのオランダのインドネシア支配への固執を見てもわかるように、当時の国際政治において、「食うか食われるか」であり、いち早く主権国家化、近代化を果たした日本が、自らが帝国主義国家となって、植民地を持ったことそのものは、誤りだったとはいえない。 だからといって、植民地支配によって、異なる文化を持った人間集団に屈辱を与えたことは事実であり、現在となってはそれを強く反省して、謙虚さを持つことは大切だと思う。謙虚さと反省も、日本人の伝統的な美徳なのだから。そして、今ではインドネシア、マレーシアなど日本が独立に貢献した国だけでなく、植民地支配時代には不満もあった台湾、さらに戦後一時期反日感情が強かったフィリピン
当該のNHK番組だが、唯一許せないと思ったのは、「人間博物館」で陳列されたパイワン族の息子と孫が出てきて「動物扱いされたことを悲しむ」シーンがあるのだが、それがなんと漢名で出てくるのだ。 「人間博物館」の非人道性を指摘するシーンで、戦後中国国民党が原住民に強制した漢族風の名前で紹介するというのは、アイロニーというか、パイワン族に対して侮辱になっていることを制作陣は気づかなかったのだろうか。 ちなみに、都市部で育ったり、すでに国民党化教育が進んだタイヤル族の一部は、国民党の戸籍上の漢名しか持たないケースもあるが、そうした少数の例外を除けば、原住民の多くは、両親や部族でつけられた固有の原住民語名を持っている。 人間博物館で陳列された彼らの親についてはパイワン名で紹介していたわけだから、これは深読みすると「日本の人間博物館のほうが国民党支配よりもよっぽど人道的だ」といいたいのかもしれないが。 そ
私が留守にしている間に放映されて、現在一部日本の台湾関係者の間で話題になっているNHKスペシャル「JAPANデビュー」、第一回「アジアの”一等国”」。親日的といわれる台湾に残る日本植民地統治の傷跡ということで、旧制中学出身のエリート、原住民パイワン族、廟に関係する庶民などから証言を集めて、日本の近代化と台湾統治の負の側面を描いたものだ。 これに対して、日本の親台右翼「台湾の声」一派は、またぞろ「反日自虐左翼史観で、台湾を反日国家だという印象操作を行い、親日的な台湾と日本人を離間させようという工作を行った悪質なものだ」という批判を展開、インタビューを受けた元医者・柯三氏が後で「私が言ったことの一部だけを取り上げられ、不本意だ」と言ったことを嵩にして「当人も怒っている。NHKは謝罪しろ」などといきまいている。 それを右派の週刊新潮も取り上げて、大騒ぎになっている。 ほかにも右翼ではない何人か
台北電影節(台北映画祭)で、日本で大騒ぎになったドキュメンタリー映画「靖国Yasukuni」(台湾中文題名:靖國神社)が上映された。7月1日夜と6日午後の二回あったが、1日のほうを見てきた。日本では4月の試写会をきっかけに右派や右翼が「反日映画」だと大騒ぎして、上映に圧力がかかって各地で上映中止となった。しかし実際見たら、別に何のことはない映画だった。 刀匠についてはある程度敬意をもって描いているように見えるし、8月15日の式典で極左セクトの活動家と見られる若者が反対のスローガンを叫んでなだれこんでつまみ出されているシーンなんか、むしろセクトの若者が滑稽に見える(しかしあの口調は、どこのセクトだろう?□○?)。というように、決して靖国側=悪、反対側=善と一方的に描いているわけでもない。 監督をはじめ制作陣のほとんどが中国人だし、台湾の外省人反日活動家高金素梅が制作に関わっているだろうことか
今回台湾の一部反日勢力による尖閣騒動で、思わぬ効果がもたらされた。 今回の騒動は、最初から台湾にとって不利でしかないと私は直感していたのだが、予想以上に馬英九政権と外省人反日勢力の知能が低かったことで、台湾・台湾人と日本人にはマイナスだけがもたらされ、プラスになったのは日本政府だけ、という惨憺たる結果に終わった。 煽った当人たちは騒いだほうが日本も振り向いて交渉しやすくなると考えているようだが、一般人が妄動して政府の外交力が低下するだけだから、日本がこれで交渉に応じる可能性はさらに低下したというべきだろう。要するに、「騒げば勝ち」というのは狂ったショービニストの勝手な妄想に過ぎない。 そもそも騒ぎは一部の外省人が起こしただけで、大方の台湾人は尖閣問題には無関心で、むしろこの問題で日本との関係を悪化させるのは得策ではないと考えていた。そういう点では台湾市民社会は全体的には成熟している。 もち
1895年日本が台湾を接収して植民地支配を始めた際に、台湾中部の八卦山(はっかさん、八卦は本来は「はっか」と呼ぶの正しい)に立てこもって抗日闘争を展開した台湾人と、接収軍に従軍した若き日の森林太郎(鴎外)を描く映画「一八九五乙未」がこのほどクランクアップした。28日に台湾人スタッフ・役者による打ち上げがあり、さらに30日には助成を受ける客家委員会に提出するためのデモビデオ(上映されるときには1時間50分程度だが、長めの2時間半に編集して字幕をつける前)の音声チェック(日本語台詞がちゃんとなっているかのチェック)をやってきた。 八卦山闘争は、呉湯興という客家人の秀才が中心となって、泉州系盗賊、サイシャット族が加わったもの。清朝官吏のやる気のない台湾民主国とも関係なく、単なる土匪の類でもなく、しかもエスニシティの境界を超えて行った稀有な闘争。 映画で使われている言語は、客家語が80%、ホーロー
米連邦下院外交委員会が26日、「慰安婦」問題で日本政府に公式な謝罪を求める決議案を圧倒的多数で採択した。 決議案は民主党のマイク・ホンダ議員が2月に提案、140人以上の議員が共同提案者となった。来月に下院全体会議で採択され、正式な決議となる模様。 この決議に対して、自民党右派系議員が米紙に反対の意見広告を出すなど批判活動を行った。 また、産経新聞が3月に「ホンダ議員は中国人団体のロビー活動を受けて慰安婦決議を推進している」などと大々的に伝えたり、「【湯浅博の世界読解】対中非難決議の方こそ注目を」というコラムでも「厳しい対中非難をそらすため、中国系団体が下院議員らを慰安婦問題に誘導しているのではないかとのうがった見方もしたくなる」などと主張、慰安婦決議案が米国の自生的なものではなくて、反日中国勢力によって唆されたものだという印象操作を行おうと躍起になっている。 しかし、自民党右派議員や産経新
農文協から出ている「世界の食文化」シリーズの第10巻「アラブ」編を読んでいたら、面白い記述が見つかった(p.71-72)。ダマスカスの人の話で「幼少のころ、ダマスカス市内よりも上流部に当たる給水泉で、手ですくって水を飲もうとしたところ、母親にこっぴどく怒られた、という。手を使うと下流の人の飲み水を汚すことになるから器を使いなさい、と言われたのいだそうだ」。 れを「歴史的シリア」の項目の筆者黒木英充氏は「水の公共性」と呼んでいるが、確かにシリア人は良い人が多い。もちろん、これはシリアに限らず、乾燥地帯が多い中東では、「水の公共性」の意識は高いのは事実だ。 水の公共性に限らず、アラブ人は一般的にきわめてモラルが高く礼儀正しい。もちろん一部にはぼったくりもあるが、第三世界としてはまだまだ大人しいほうだ。 ところで、ふと東アジアの状況を考えると、われわれの隣にある巨大な中国には「水の公共性」
南部アフリカ、ザンビアの反中国派野党の指導者マイケル・サタ氏が4日から9日までの日程で台湾を訪問している。 ザンビアは隣のタンザニアとともに、長年中国の忠実な友好国で、かつてはタンザン鉄道への人民中国の支援などの美談で知られる。ところが、近年、中国の野蛮な資本主義的成長と経済進出に伴って、進出している中国企業に搾取された労働者や貧困層の間で急速に反中国感情が高まっている。 サタ氏は昨年9月末に同国で行われた大統領選挙で野党「愛国戦線(Patriotic Front)」候補として出馬、貧困層を背景に、中国批判を展開。事前には当選が有力視されたが、中国と結託する与党陣営の選挙操作などもあって、結果的には30%程度の得票率にとどまり落選した。ただし、中国の経済侵略が目に見える首都ルサカでは当選した与党大統領の3倍もの得票を得た。しかし選挙後、サタ氏は選挙不正に抗議する暴動を起こしたという言いがか
日本では、北朝鮮バッシングが勢いあまって、韓国が北朝鮮に宥和的だったりする現状を見ると、坊主にくけりゃ袈裟まで式に韓国をもたたく傾向がある。なぜか朝日新聞とか「左系」とされるメディアや論者ですら、最近の日本の北朝鮮バッシングに便乗してか、北朝鮮核実験実施の後にはソウル発報道でノムヒョンの包容(太陽)政策を「失敗」だとする記事や論調が目立った。朝日でもこれだから、右系メディアや論者にいたっては、完全に狂っているというか、「ノムヒョン政権は左翼親北、共産主義が好きで、北朝鮮に取り込まれている」「韓国が北朝鮮に併合されるのも時間の問題だ」「民主労働党のような明らかな親北左翼政党が影響力を拡大している」「ハンナラ党になればマシになる」などと書きたてている。 しかし、それは彼我の条件や環境の違いや戦略的利益を考えない、単なる感情論というものだ。 では本当に韓国のノムヒョン政権が左翼親北で、韓国の改革
ローマ教皇ベネディクトゥス16世が12日、ドイツ南部で行った神学講義で、イスラーム教を「邪悪で残酷」と表現した中世ビザンチン帝国皇帝の発言を引用したことで、イスラーム世界の憤激を招いている。教皇庁は釈明したが、教皇自身による謝罪を要求する声が広がり、17日教皇自身が「謝罪」した。 しかし、末尾に引用した教皇の元発言の内容を読めばわかるが、どうみても教皇はイスラームのジハードの概念をちゃんと理解せずに、西欧人の伝統的な偏見に立ってそれを「理性」の立場で批判するという傲慢な立場を開陳しているとしか思えない。これはまさに「他宗教への批判」であり、「宗教間の真の対話」が可能になるどころか、イスラームへの偏見と憎悪を煽っているようなものである。ところが、「謝罪声明」でも、「引用に過ぎない」といっている。これでは単なる醜い開き直りであって、真の釈明や謝罪になっていない。数ある歴史的文献からわざわざその
中国がチベットに対してまたもや暴挙を働いた。「チベット自治区」ラサと「青海省」西寧を結ぶ青蔵鉄道が7月1日前線開通したことである。 これについて、台湾では、中国時報のように中国資本が入っていて中国寄りと見られている新聞ですら、抗議運動にも触れるなど若干批判も行っているというのに(見出しを挙げると、2006/07/01 A17/兩岸新聞《青藏鐵路系列之四:政治影響篇》徹底統治西藏 通車如虎添翼; 2006/07/02 A17/兩岸新聞 災難!流亡藏人抗議;2006/07/01 A17/兩岸新聞 抗議興建青藏鐵路 3老外扣押後獲釋)、日本の各紙といえば、読売や一部外資系やワイヤサービスを除いては、無批判で絶賛するような記事ばかり。日本のジャーナリズムには批判精神はないということか? 主要紙では比較的まともだったのが読売新聞だけ。 http://www.yomiuri.co.jp/world/n
7月に本放送が始まった台湾の原住民電視台(原住民テレビ)は、11月から原住民の各部族語によるニュース(族語新聞)を放送している。 最近、あまり台湾のニュース紹介として役にたたない<台湾の声ニュース>でも2005.11.16付けで「原住民テレビ:族語ニュース放送中」(URLは:http://www.emaga.com/bn/?2005110063468134002233.3407)として紹介された。 ただその後の発展もあって、「台湾の声」とはズレが出ているので、現状と意味についてここで紹介しておきたい。 まず、原住民電視台(原住民テレビ)には公式HPがある(http://www.ch16.com.tw/)。しかし、ここにはなぜか、番組表がアップされていない(かつてはあった)ので、番組表は次のサイトを参考のこと(番組検索サイト:http://www.hytv.com.tw/cgi/tvsear
民主党代表の前原氏が代表就任後の初めて訪米し、12月10日にワシントンのシンクタンクで講演した際のいくつかの発言が物議をかもした。 集団的自衛権のための憲法改正を主張し、中国は現実的脅威だと指摘したことである。そのうち、私は、前者は賛成できないが、中国は現実的脅威だとする指摘は正しいし、もっと主張していいと思う。 これについて朝日新聞11日付け社説(末尾参照)は、改憲批判をしつつ、中国脅威論についても批判しているが、これは矛盾している。集団的自衛権など日本が軍拡を志向することに待ったとかけるのであれば、中国の軍拡を脅威と認識しないのは、明らかに二重基準である。これでは「朝日社説氏は中国に甘いだけで、いっていることは矛盾だらけ」と左派にも愛想をつかされても仕方がない。朝日は旧態依然たる中国・ソ連びいき労農派左翼、戦後進歩主義に立っているだけで、現在の左派がどういう視点に立っているか理解してい
日本で活躍する台湾人セクシー系タレントにインリン・オブ・ジョイトイという人がいる。プロデューサーが古いタイプの左翼だということもあって、反戦平和左翼を自称している珍しいアイドルである。 プロデューサーの影響なのか、台湾人と中国人を等号で結んでいるような記述も見られるが、ただ、台湾でこれまで報道されたことがあるインリンは、かなり台湾意識が強く、2004年選挙でも陳水扁支持を表明したこともある。 8月からブログを開設したようだが、ブログの内容もむしろ、インリンは台湾人が中国人とは異なる人種であることを、その行動パターンによって示している。 インリン・オブ・ジョイトイの日記 http://blog.livedoor.jp/yinlingofjoytoy/ まず特徴としては、食べ物の話が多い。ことあるごとに食べ物に言及している点が台湾人らしい。ただ、これだと「中国人だってそうだ」と突っ込みが来るか
このブログを立ち上げたばかりのときにもその情報のでたらめさを批判したことがある「田中宇の国際ニュース解説」。最近では情報リテラシーがある人たちからは、「はじめから陰謀論で結論を決めていて、それに見合う情報をテキトーにネットサーフィンして見つけだして切り貼りしているだけ」として見放されつつあるが、ところがいろんなブログを見ていると、こうやって著書もたくさんあって、10万人を超える顧客を抱える巨大ニュース解説者を盲信している人も多いので、ここで再度批判することにしたい。 今回は10月に立て続けに2回にわたって田中氏が取り上げたシリアに関する「解説」である。 シリアの危機 2005年10月15日 http://tanakanews.com/f1015syria.htm アメリカの機密漏洩事件とシリア 2005年10月18日 http://tanakanews.com/f1018syria.htm
前回、「近く別のブログを立ち上げる」とアナウンスしましたが、このところ研究・教育に超多忙なため、当分の間はこのブログを使うことにします。 そこで自己宣伝:新書2冊が10月上旬にほぼ同時刊行されます。 ================================================ 『中韓以外、みーんな親日 ~クールジャパンが世界を席巻中~』 (ワニブックスPLUS新書) ワニブックス (2013/10/8)、ISBN-13: 978-4847060663、256ページ、¥882。 内容紹介 3・11東日本大震災に見まわれた日本の、特に被災地の日本人の行動には全世界から賞賛の声が集まった。 また、漫画やアニメやゲームに代表される日本のサブカルチャーは世界中の人々、特に若者たちの熱狂的な支持を受けている。 中国や韓国という、常に歪曲した歴史認識を盾に強烈な反日感情をむき出しにす
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