党代表選へ 民自公路線か否かが「争点」だ(8月12日付・読売社説) 菅首相が退陣を明言したことで、民主党代表選への動きが一気に進みそうだ。自民、公明両党と信頼関係を構築できる代表を選ぶ必要がある。 菅首相は参院予算委員会で、自らが掲げた退陣3条件が整い、新しい代表が選任された段階で「首相を辞する」と述べた。これ以上の政権維持は、もはや限界だと思ったのだろう。 すでに、第2次補正予算は成立し、特例公債法案も衆院を通過した。残る再生可能エネルギー特別措置法案についても、民自公3党は11日、修正の上、速やかに成立させることで合意した。 民主党は代表選を実施し、菅政権によって生じている政治空白を解消すべきだ。 新体制の下で、震災復興のための第3次補正予算案編成を急がなければならない。9月には国連総会や日米首脳会談が予定されており、外交を立て直すためにも新政権の早期発足が必要だ。 野田財務相が代表選