江戸時代中期に活躍した蘭学者・平賀源内。知り合いのウナギ屋を繁盛させるため「土用丑の日」のキャッチコピーを考案して以降、夏の風物詩になったとされるウナギ。一説によると世界で消費されるウナギの7割を日本人が消費すると言われており、日本人の「ウナギ愛」は相当なものだ。だがその一方的な愛は乱獲・乱食へと繋がり、事態は深刻なものとなっている。 1キロ250万円超 銀より高いウナギ稚魚 1960年代には200トンを超えていたシラスウナギ(ウナギの稚魚)の国内漁獲量だが、今年の養殖用稚魚は輸入物も含めて約12トン(水産庁発表)へと激減した。同じくシラスウナギの不漁が騒がれた昨年より25%下回り、養殖業者のシラスウナギ仕入れ値は1キロあたり250万円を超す。銀価格以上金価格未満といった水準である。 少し遅い感もあるが、今年2月に環境省はニホンウナギを絶滅危惧IB類EN(近い将来における野生での絶滅の危険
ついに7月23日からTPP(環太平洋経済連携協定)交渉会合に参加する日本。農協や与党・自民党内から重要品目を関税撤廃の例外とするよう強く求められ、「聖域」が認められる余地があると宣言した安倍晋三政権。果たして実際にはどういった交渉を展開していくのか。農業経済の専門家に、交渉の展望とTPP後に必要な農業政策を聞いた。 ――いよいよ日本のTPP交渉参加が7月23日に迫っています。交渉参加国との間で、日本が主張する5分野の農産品を関税撤廃の例外として認めさせることは本当に可能なのでしょうか。 2月の日米首脳会談において、オバマ大統領との間で聖域なき関税撤廃を前提としないことを確認し、安倍晋三首相はTPP交渉参加に踏み切った。しかし、交渉参加国は原則として関税撤廃の例外を認めていない。例外を設けるにしても、極めて限られた品目であろう。こうした中で、5分野すべてを認めさせることは事実上不可能である。
ああ、終わったな、というのが当方の感想。 何が終わったのか、って? オレの、アホなところがやっぱり確定。 愚か者というのは、いつまでも愚かなのだよ。 己の無知無力を呪うわな。 また、日本というのは、変われるチャンスを逸してしまったのだ。 政治には、何も期待できない、ということがよく分かった。 どうせ国民が何を言ったって、何も良くならないし変わらないんだよ。 再び政治への幻滅・不信・失望だけが残された。 マスコミもクズっぷりが酷いまま。 反省もなけりゃ、批判もない。 官財と結託している構図は変わらない。 年金改革とか、どうなったか知ってるか? かつて安倍政権は年金問題で大炎上だったのだぞ? それが、どういう結果になったか、誰か説明できるか? 公務員制度改革は? 独法改革は? つまるところ、漫然と時計の針が戻っただけ。 日本というのは、こんな国なんだと。
参議院選挙では予想どおり与党が圧勝し、衆参の「ねじれ」がなくなりました。これで自民党も不人気な政策を実行できるようになったはずですが、安倍首相は消費税引き上げについて「4~6月の経済指標などを踏まえ、経済情勢を見極めながら秋に判断する。デフレ脱却、経済成長と財政再建の両方の観点からしっかりと判断していく考えだ」と慎重です。 これは「税率を上げると景気が悪くなって税収が減る」という一部の人の意見が影響しているものと思われます。これはアメリカで1980年代にラッファーカーブとして提唱されたもので、図のように税率を横軸に、税収を縦軸にとると、税率を0から上げてゆくと税収は上がりますが、税率が100%になると、稼いだお金が全部取られるので誰も働かなくなり、税収は0になります。 だからその中間に税収を最大化する最適税率T*があるはずで、今の税率はT*を超えているので減税したら税収が増える、というのが
参議院選挙は事前の予想通り、自民が圧勝し、民主党が歴史的惨敗をした。 なぜ、民主党はこれほど負けたのか。今後、党内で総括が出るのだろうが、理由は簡単だ。 それは以下のように考えればいい。 もし、山本太郎が突然、「議員になっていろいろと勉強して役人の話も聞いた結果、やっぱり原発は必要だということがわかりました。したがって再稼働は必要だし、核燃料サイクルも必要です。これからはそれを全力で訴えていきます」と言ったら? 山本太郎を支持した東京都民645,505人のみならず、彼に期待した日本中の人びとが失望して激怒することは間違いない。結果、参議院議員として6年間は安泰でも、次の選挙では誰からも相手にされず(ま、原発推進派からは少しだけ相手にされるかもしれないが)、落選するだろう。 当たり前のことである。 そして、民主党はそれをやったのだ。だからこれほど有権者はここまで民主党を見放したのである。 そ
年齢だけがオトナな気もするが、参院選挙の結果で衆愚政治だとか、政治に興味がなくなったとか嘆いている経済評論家や現代思想家がいる。自分の気に入る結果が出ることが、望ましい民主制度でも無いわけな事に気付いていないのが面白い。年齢を重ねても、民主制度に対する無理な期待は捨てられないらしい。 今回に限らず選挙結果が気に入らない人は多いと思う。私も公人として不適格だと思っているワタミ創業者の渡邉美樹氏が当選した事は残念だ。落選しそうだと聞いて喜んでいたのだが、滑り込み当選になってとても残念だ*1。こうなったら公職選挙法違反で失格にならないかと思っているぐらい残念だ*2。しかし、民主制度とはそういうものでもある。 民主制度は全員の意見を集約するわけで、全員にとって完全に満足いく結果は出ない。少なくとも選挙民は投票に行くと言う手間隙をかけないといけないし、政治家は落選するかもしれないと言うプレッシャーを
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 走り屋の若者たちを描いた人気漫画「頭文字D」(作・しげの秀一)が7月29日に最終回を迎える。2014年夏のアニメ映画公開が決定した。 同作は1995年から「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載され、単行本の累計発行部数は4800万部。最終回は29日発売の同誌に掲載される。 新劇場版では「これまでのシリーズとは違う、誰も見たことのない、新しい『頭文字D』」を目指すという。劇場版先行映像を、7月26日~29日に渋谷ヒカリエで開催の「ヤングマガジン大アート原画展2013」で公開する。 原作最後のバトルをアニメ化する「頭文字[イニシャル]D Final Stage」の制作も決定。関東最終戦となる神奈川決戦で、藤原拓海と乾信司のハチロクvsハチロクのダウンヒルバトルを描く。アニメシリーズはこれまでFifth Stageまで制作されている。 (
「ネット選挙」は政治を根底から変える力をもつはずだ。このような期待を抱き、今回の参院選――日本で初めての「ネット選挙」が終了した。ネット選挙で期待されたイメージと現実とのギャップについては、今後、有識者を中心に整理がなされると思われるが、以下では、経済学の視点から、ネット選挙の課題を考えてみたい。 まず、ネット選挙のメリットは、(1)コスト削減(例:選挙ポスターやチラシの削減)、(2)政党や立候補者の主張・活動内容の比較強化、(3)立候補者と有権者を直接結び付ける双方向性の強化(例:選挙期間中でのFacebookやTwitterの利用)、というのが一般的なイメージに違いない。他方、デメリットは、ネット上の誹謗中傷や虚偽の書き込みの横行・拡散とするのが通常であろう。 その際、ネット選挙はそのデメリットを上回るメリットを予測して解禁したはずであるが、上記(1)-(3)のメリットはどの程度まで達
2013年07月22日10:00 カテゴリ政治一般社会一般 やっぱり二大政党は育たない日本 参議院選挙の結果は予想通りの圧勝でいまさらコメントするまでもないかもしれません。今回の選挙期間中、選挙に関するブログをほとんど書かなかったのも結果がわかっている選挙であったので私は次の視点を考えていました。 それはまた後日、追々述べるとして私は民主党の今回の惨敗をみて、二大政党が育たない日本ということをもう一度指摘しておきたいと思います。 2011年3月19日の私のブログの一説にこうあります 「戦前の政友会と民政党のように国民意識、生活に明白な断層が生じているときには二大政党の意味があります。が、現在の日本において国民の生活水準、思想からみても中道が主流であり二大政党のような明白な政策の相違点は打ち出せないのが現状です。」 アベノミクスで何が起きたかといえば将来よくなるかもしれないという夢を与えられ
参院選の投票日の21日に共同通信が全国で実施した「出口調査」(8万784人)によると、投票先を決める上でインターネットの情報を「参考にした」と答えた人は約1割にとどまった。ネットを利用した選挙運動は今参院選から解禁されたが、低調だった実態が浮き彫りになった格好。一方、無党派層の投票では民主党が3年前の前回参院選と比べ半減した一方、自民党は堅調に取り込んだことも分かった。 ◇ 「今、NHKが私の当選確実を打ちました。応援頂いた皆様ありがとうございました! 4期目も気持ちを引き締めて頑張ります」 和歌山選挙区に立候補した自民党の世耕弘成官房副長官は21日午後8時すぎ、ツイッターでさっそく、こうつぶやいた。これまでは当選のお礼をネットで行うことが禁じられていた。ネット選挙解禁で初めて実現した光景だ。 このように政党や候補者は選挙期間中も含め、ツイッターやフェイ
参議院選挙の投票が終わり、開票作業が行われています。明日にはすべての結果が出るでしょう。今回の選挙はメディア関係の争点が一切なかったため、個人的にはともかく当ブログとしては、その結果に関しては一切触れません。 その一方で当然といえば当然なんですが、各テレビ局は参議院選挙の結果をいち早く伝えようと選挙特番を組んでいます。日本放送協会のような複数チャンネルを持つ局以外の全民放(当方で確認できた分だけ)で数時間もの選挙速報特番を組んでいます。それどころかBSの各局すら地上波に比べれば短いながらも選挙特番です。非スカパーの無料放送で選挙特番をやらないのは、常に独自路線のBS12 TwellVくらいなもののようです。 ただ、今回特に思ったのですが、必要ですか?ここまで総力をあげて特集を組み、長時間放送する選挙番組。選挙の結果はもちろん知りたいですよ。でも、正直参議院議員の立候補者なんて、地元の立候補
今回は「テレ東x池上彰の圧勝だった」て書きたくないすよ。 他局からも素晴らしい特番が出てきてほしい。知的好奇心を刺激しまくる素晴らしい選挙特番が。 — 杉本穂高@映画.comシネマ営業中 (@Hotakasugi) July 21, 2013 などと戦前言っていたのですが、結局こういうタイトルになってしましました。それは残念なことではありますが、しょうがない。 今回も池上彰さんの選挙特番は面白かった。知的エンターテイメントというのはこういうものだな、と関心します。 今回のテレ東の選挙特番は、主に当選者の支持母体を明確にするという狙いで番組を作っていました。候補者それぞれがいろんな利害を代表して国政の場に立っていて、国民それぞれにも利害がある。政治は元々有限の資源や予算をどう配分するかを決める場所でもあるので、この説明は非常に理にかなっていると思いますね。 組織票はかつてより弱体化しているは
科学・文化 山本太郎氏当選に思う--噛みしめるべき格言「教育のない民主主義は無意味 科学と理性に背を向けた人を信任 7月21日の参議院選挙は自民党圧勝という結果になった。私は特定政党を支持しないが、自民党の影響力が強まり政治が混迷して、何も決められない状況が終わることは一国民としてうれしい。 ところが残念なことがあった。東京選挙区で反原発を過激に主張する俳優の山本太郎氏が当選したことだ。私は原則として選挙での民意を尊重する。しかし山本氏は当選するべきではないと考えていた。 偉そうに聞こえたら恐縮だが、私はこの結果に「日本社会の敗北」という感想さえ抱いた。そして「悪霊」(意味は後述)が社会を覆った恐怖を感じた。科学的な判断力を養わない教育、有名人に面白がって投票する幼稚な政治文化、理性的な判断をしない情報弱者の多さなど、日本で観察される問題の悪しき集大成が、山本氏の当選につながっている
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