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次世代PHSシステム「WILLCOM CORE」 次世代PHSとは、「PHS MoUグループ」が策定を進めている、次世代PHS規格書に準拠したPHSサービスを指す。しかし、現在の日本で一般消費者向けPHSサービスを提供する企業はウィルコムだけであることから、実質的には「ウィルコムが計画中の新しいPHSサービス」を指す言葉として用いられている。 「WILLCOM CORE」と名付けられたその新サービスは、2009年4月の試験運用開始、10月の本運用開始が計画されている。いまだ規格策定段階であり、本運用開始までに規格の変更が行われる可能性もあるが、ここではほぼ確定段階にある機能でその特徴を説明してみよう。 開始時の速度は20Mbps以上、しかも安定 WILLCOM CORE最大の特徴は、上り下り20Mbps以上という通信速度。2.5GHzの周波数帯を使用し、変調方式に直交周波数分割多元接続(O
「WILLCOM D4」「WILLCOM CORE」に託されたウィルコムのメッセージ:開発陣に聞く「WILLCOM D4」 前編 ウィルコムが発売したシャープ製の「WILLCOM D4」。W-SIMを内蔵するPHS端末だが、メインディスプレイに5インチの1024×600ピクセル表示対応タッチパネル液晶を搭載し、OSにWindows Vista、CPUにインテル製のAtom Z520(1.33GHz)、1Gバイトのメインメモリーと約40GバイトのHDDを採用した小型ノートPCだ。 なぜウィルコムとシャープはPHS端末としてUMPCを開発したのか、スマートフォンの「WILLCOM 03」に引き続き、ウィルコム サービス計画部課長の須永康弘氏に話を聞いた。 ウィルコムは2009年の春から、次世代PHS「WILLCOM CORE」サービスを一部地域で開始する。通信速度は、現行PHS(最大800bp
2009年に次世代PHS「WILLCOM CORE」のサービス開始を予定しているウィルコム。しかし、5月に開催された「WILLCOM FORUM & EXPO 2008」では、現行のW-OAM規格を進化させて、さらに通信速度を高速化する技術的な目処が立っていることを明らかにした。 現在ウィルコムは、「W-OAM typeG」として、約800kbpsでの通信が可能な8xパケット方式の通信サービスを提供しているが、それをさらに多重化させ、通信速度を約1.6Mbpsに引き上げる「W-OAM typeG 16x」(仮称)という規格も実現できるという。また、現状では4xパケット方式での通信が最速となっているW-SIMで、上りと下りの通信速度を非対称にして、上りの回線を絞って下りにより多くのリソースを割り当て、下りを800kbpsに高速化する「W-OAM typeAG 8x」(仮称)、さらにそのW-O
W-ZERO3から「WILLCOM 03」へ――ブランド名変更に隠された狙いとは:開発陣に聞く「WILLCOM 03」 前編 ウィルコムの「WILLCOM 03」は、発表会でウィルコム代表取締役社長の喜久川政樹氏が「W-ZERO3シリーズの集大成」と紹介したシャープ製のスマートフォンだ。 ボディは、50(幅)×116(高さ)×17.9(厚さ)ミリと同社スマートフォンの中では最小サイズで、一般的なスライドケータイとほぼ同じ大きさ。それでいて、W-ZERO3シリーズでおなじみのスライド式QWERTYキーボードを備えている。 3インチワイドVGA(480×800ピクセル)液晶がタッチパネル対応というだけでなく、十字キー/ダイヤルキーがある操作部にもタッチセンサーを採用。カーソルキーとダイヤルキーが用途によって切り替わるイルミネーションキーにより、表面がフラットな端末デザインを実現した。 OSには
4月14日、ウィルコムはかねてから噂されていた新しい端末「WILLCOM D4」を発表した。音声端末、データ通信アダプタ、スマートフォンに続く、第4のデバイスという意味が込められたネーミングを持つ新しいジャンルのモバイル端末だ。今までのケータイともスマートフォンとも違う世界を目指したWILLCOM D4の可能性について、考えてみよう。 ■ 新しいジャンルに挑むモバイル端末「WILLCOM D4」 発表会で展示された「WILLCOM D4」 現在、我々にとって、もっとも身近なデジタルデバイスと言えば、やはり、ケータイをおいて、他にない。しかし、昔からケータイが身近なデジタルデバイスだったわけではない。ケータイにさまざまな機能が搭載され、いろいろな用途に活用できるように進化してきたことで、現在のようなポジションを得ている。 一方、インターネットをはじめ、ビジネスに欠かすことができないPC。その
ウィルコムは4月14日、OSにWindows Vista Home Premium SP1を採用した横スライド+チルトスタイルのウルトラモバイルPC(UMPC)「WILLCOM D4」(WS016SH)を発表した。予約開始は5月下旬、発売は6月中旬の予定。 →写真で解説する「WILLCOM D4」(外観編) →動画で見る「WILLCOM D4」 →これはPCなのかケータイなのか、それとも──「WILLCOM D4」が開拓しようとする新市場 WILLCOM D4は、キーボード収納した状態のViewスタイル、スライドを開いてフルキーボードを表示させたInputスタイル、画面をチルトしてノートPCのように操作するDeskスタイルの3Wayスタイルを採用した小型通信端末。幅約188ミリ、高さ約84ミリ、厚さ25.9ミリのスライド式ボディにインテルのAtomプロセッサー(Z520/1.33GHz)を
ウィルコムは4月14日、マイクロソフトのOS「Vista」とインテルの新しいモバイル端末向けCPU「Centrino Atom」を搭載した新しい端末「Ultra Mobile WILLCOM D4」を発表した。ノートパソコンと同等の性能を持ちながら、大きさは新書本と同じ程度、重さは470gと軽量な点を売りにする。6月中旬に発売する予定だ。 マイクロソフトのオフィスソフト「Office Personal 2007」を搭載し、WordやExcel、PowerPointなどが利用可能。ワンセグ機能も搭載し、テレビを見ることができる。また、これまでのウィルコムのスマートフォンと同様に、PHS回線を使った通話もできる。Bluetooth対応の専用ハンドセットを別売で用意する。 形状はキーボードを収納した「Viewスタイル」、キーボードをスライドして取り出した「Inputスタイル」、ディスプレイ部分を
ウィルコムは2月15日、山形県新庄市本合海地区で高度化PHSによるモバイル情報通信の環境を整備し、通信接続試験サービスを実施することを発表した。2月16日より、本格的にサービスを開始する。 同社は2007年7月、山形県情報企画課、最上総合支庁、新庄市より、山形県新庄市本合海地区での高度化PHSでのモバイル情報通信環境の整備、およびサービス提供について要望を受けた。 山形県新庄市本合海地区とは、八向中学校を中心とする集落地域、本合海小学校を中心とする集落地域を指す。地理的条件によって通信環境が未整備なことが課題だった。 同社では、今後も地域コミュニティと協力しながら、PHSを活用した情報格差の解消などに取り組んでいくとしている。
オリンピック開催地の中国で使えるPHSが登場――。ウィルコムは、PHS用SIMカードスロットを備えたセイコーインスツル製の「X PLATE」(テンプレート)を2月下旬に発売する。 重さ64グラム、薄さ11.5ミリのボディは、W-OAM対応端末の中で最小・最軽量を実現。スタイリッシュなボディには赤外線ポートを備え、赤外線対応PHSとの電話帳のやりとりに対応する。メールはPOP3に対応し、会社で利用するメールアカウントを設定可能。遠隔操作で端末をロックしたり、端末内データを消去する機能も搭載し、あらかじめX PLATEにパスワードを設定するだけで利用できる。 また、中国向けのPIMカードスロットの搭載により、中国で購入したPHS用SIMカードを差せば中国での利用も可能。タイと台湾の国際ローミングにも対応する。 メインディスプレイは1.8インチ(128×160ピクセル、6万5536色)のTFTで
次世代PHSは10年越しの夢、なんとしても実現させたい──ウィルコム 近副社長:石川温が聞く(1/2 ページ) 次世代ワイヤレスブロードバンドの実現に向け、2.5GHz帯の周波数の割り当て先が間もなく決まろうとしている。総務省では2545MHzから2575MHz(ただし2545MHzから2555MHzは制限バンド)と2595MHzから2625MHzの2つの枠を用意しているが、そこにウィルコム、オープンワイヤレスネットワーク(OpenWin)、ワイヤレスブロードバンド企画、アッカ・ワイヤレスの4社が名乗りを上げている。 オープンワイヤレスネットワーク陣営は、11月22日に総務省が開催した公開カンファレンスをはじめ、最近各所で「ウィルコムはアイピーモバイルが撤退した2GHz帯に行くべき」と提案しており、矢面に立たされているウィルコムだが、同社の考えや次世代PHSのメリットについて、同社副社長の
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