お墓のミツマタも綺麗です。 向こうに見えるのは薬師堂です。 創建は天文元年(1532)に遡ります。 薬師堂の前には古いサルスベリの木がありますが、幹をよく見てみると桜の木と合体しています。 不思議ですね。珍しいでしょうか。生き抜こうとする自然の力を感じます。 本当はどちらの木も残したかったのですが、桜の木の方が生長が早く、サルスベリを傷めてしまうということから数年前に桜の木のほうを伐採しました。 桜と紅葉の木はやはり伐るのを躊躇しますね。 ただ、サルスベリのためには仕方ありません。 サルスベリは「無憂樹」に似ていることから、お寺では多く植えられているそうです。 【無憂樹】むう‐じゅ ({梵}as´oka の訳) 木の名。釈迦の生母摩耶夫人が、藍毘尼園にあったこの木の下で釈迦を生み、母子ともに安らかであったところから名づけられたという。その花を無憂華という。無憂華樹。むゆうじゅ。 『日本国語