沖縄の米空軍嘉手納基地所属のヘリHH60が5日、沖縄本島北部の演習場キャンプ・ハンセン内に墜落・炎上した事故から2週間たちました。演習場内とはいえ民家からは約2キロしか離れておらず、墜落現場のすぐそばには宜野座村の水源ダムもあり、事故は住民の不安と怒りを呼び起こしました。 事故直後は米軍も日本政府も同型機の訓練を中止するといったのに、訓練はすでに再開されました。米海兵隊オスプレイの沖縄への追加配備も短期間の中断だけで強行されました。基地国家の異常を根本から正すことが、命と暮らしを守るうえでますます不可欠です。 命の危険と隣りあわせで 住民が生活する市街地のつい目と鼻の先で起きた墜落事故は、危険と隣りあわせの生活を強いられていることの異常さを浮き彫りにしたものです。沖縄は面積では全国のわずか0・6%しかないのに、米軍専用基地の74%が集中しています。墜落事故が起きたキャンプ・ハンセンも、沖縄
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