日本共産党の井上哲士議員は22日の参院憲法審査会の二院制に関する自由討議で、衆参両院の「二院制」について、国民が憲法で権力を縛るという立憲主義の下で「憲法が二院制をとることによって一院の多数派とそれに基づく政府の暴走を抑制する仕組みを取り入れたのは重要だ」と主張しました。日本維新の会、みんなの党を除くすべての会派からも二院制を維持すべきとの考えが相次ぎました。 井上氏は、憲法が大災害などで衆院選が行えない場合でも参院の緊急集会で国会が機能するよう定め、二重三重に権力が暴走することに歯止めをかけていると指摘。「時の政府の提案を効率よく、速やかに成立させることこそが国会の役割とする角度からの議論は憲法と相いれない」と述べました。 また、政権与党が有利な時期に解散が行える衆院と比べ、3年ごとに選挙のある参院は国民が定期的に政権の政治のありさまに異議申し立てでき、「参院は定点観測的な幅広い国民世論