森友学園への国有地払い下げ問題で、安倍首相に対する野党の追及が止まらない。 安倍首相は「わたしは無関係だ」と言い続けているが、本当のことは本人にしかわからない。あるいは、本人にもわからないのかもしれないけれど……。 いずれにせよ「わたしはやっていない」「心当たりがなく無関係だ」というのが本当のことであれ、「妻は無関係だ」「妻は私人だ」というのが本当のことであれ、安倍首相の道義的な責任は大きい。 この「道義的な責任」というのは、法律的な問題とはまた別なのだ。安倍首相に法的な問題が仮になかったとしても、道徳的にはどうなのか? という話だ。 「法律とは最低限の道徳である」という格言があるらしい。僕自身は法律と道徳は相反する部分もあると思うのだが、この格言は「法律を守ることが道徳的な振る舞いであるとは限らない」という点では正しいことを言っていると思う。法律が扱う世界は道徳よりずっと狭い。道徳は法律
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