福岡県漁業協同組合連合会は25日、円安による燃油代高騰が引き起こしている経営危機の打開に向け、「福岡県漁業経営危機突破漁民大会」を福岡市内で開き、政府に価格補てんなど早急な対策を求めました。 この日、福岡県漁連の漁業者はいっせいに休漁。大会には漁業者ら約460人が参加しました。 あいさつした県漁連の佐藤政俊会長(63)は「(漁業)資源の減少や魚価の低迷、燃油の高値が続き、漁業経営は未曽有の危機に直面している。経費節減など自助努力は限界」と強調しました。 漁師が次々に発言。鐘崎漁協の男性(28)は「燃油高騰で漁業経営は窮地にあり、最低限の収入を得るには、労働時間延長や危険な時化(しけ)のなかでの操業が余儀なくされる。この状況が続く場合、私のような若手の後継者はどのような未来を思い描いて過ごせばよいのでしょうか」と切実な思いを訴えました。 糸島漁協の男性(48)は「燃油代は(年額で)1500万