いつもより、1秒長かった1日。地球の自転速度と標準時間を合わせるため、世界同時に挿入された「うるう秒」。その瞬間を見ようと、大勢が集まりました▼地球の自転によって決められる一日の長さ。しかし、地球の回る速さにはムラがあり、それを「うるう秒」で調整してきました。今回で26回目の挿入です。一日=24時間、1440分、8万6400秒。無数の時の刻みとともに私たちの生活も動いています▼同じ1日から政府肝いりの「ゆう活」が始まりました。国家公務員を対象に夏の朝型勤務を促すもので、出勤を1~2時間早めて勤務時間を前倒しするもの。ゆう活とは夕方を楽しく活(い)かす働き方だと宣伝しています▼「日本の長時間労働の慣行を変えるきっかけにしたい」と安倍首相。しかし現場からは、早く出勤しても仕事の量が減らなければ残業が増えるだけ、との声も。国公労連も「実態が変わらなければ長時間労働になる」と警告します▼大体、長時