週刊誌の連載で著書の表現を盗用され著作権を侵害されたなどとして、「戸田城聖-創価学会-」の著者、日隈威徳(ひぐま・たけのり)氏が31日、ノンフィクション作家の佐野真一氏を相手取り、780万円の損害賠償や書籍化の禁止などを求める訴えを東京地裁に起こした。 問題となったのは、平成24年に週刊ポスト(小学館発行)で全21回連載された佐野氏のノンフィクション作品「化城(けじょう)の人」。日隈氏は訴状で、計43点の記述について自身の著書からの無断引用などがあったと主張。「ノンフィクション作品の根幹を揺るがしかねない無責任な行為で、研究者としての誇りを傷つけられた」と訴えている。 佐野氏をめぐっては昨年10月、日本維新の会共同代表、橋下徹大阪市長の出自を取り上げた週刊朝日での記事に不適切な記述があったとして連載が初回で打ち切られ、出版元の朝日新聞出版社長が辞任した。 佐野氏は「訴状が届いていないので今