Rajagopalan氏: 最初に、LDR(Low Dinamic Range)の入力した8bit信号を16bitに拡張します。これはダイナミックレンジをフルに得るためです。さらにフレーム毎に映像を解析して処理を行い、16bitのうち8bitをLEDアレイに、残りの8bitをLCDパネルに出力します。バックライトは複数の領域に分割されていて、それぞれを独立して暗くしたり明るくしたりといった局所的な制御を行います。バックライトだけにすると、その動きがよく分かります。 ――コントラスト比はどの程度向上するのですか? Rajagopalan氏: コントラスト比でいえばCCFLの100倍程度は改善できると考えています。もちろんLEDの数を増やし、細かい制御ができれば性能はさらに向上します。 コントラスト比の向上とともにダイナミックレンジの拡大も大きなポイントです。左側の10bitパネルでも髪の細か