リスクは契約から プロジェクトの失敗を防ぐために、契約段階で打てる手はいろいろある。しかし、プロジェクトの失敗で責任を取らされるプロジェクトマネージャが契約段階に絡んでいない会社が非常に多い。この契約を、プロジェクトの結果に責任を取らない営業任せにしておくことは、非常に危険である。ほとんどの場合、彼らはひな型どおりの契約をするだけである。 本来は、そのプロジェクトで発生するリスクを想定して、そのリスクを防ぐための条項を契約に盛り込んでおくべきであるが、そこまで考える営業はほとんどいないであろう。 また、標準のひな型が不十分な内容になっている例も多い。A4で3枚ぐらいの簡単な契約書で済ませている会社も多いのではないだろうか。 日本の契約書は性善説に立つ なぜ、こんな簡単な契約書になっているかというと、日本の契約書は基本的に「性善説」に立っているからである。面倒なことはあまり記述せず、記載され
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