極楽寺 若松港ターミナルの近くに極楽寺が建っている。浄土真宗本願寺派の寺院で、1625年ごろに建立された。重厚な瓦葺きの本殿の中に本尊の銅像如来立像が佇む。 極楽寺 本殿内に安置される本尊・銅像如来立像は、像高36.4cm、銅造・鍍金で、大きめの頭部に肉どり豊かな体部、胸元を広く開け、胸前を斜めによぎる僧祇支と腹部の結び紐が見える。威風堂々たる体躯を覆う衣文は変化に富み生気がみなぎっている。統一新羅時代(7世紀末〜九世紀初)の作とされ、渡来小金銅仏中にあって、数少ない貴重な如来像であるが、その伝来については不明である。国の重要文化財に指定されている。 龍観山の展望所から見る若松大橋 若松港の北に標高138mの龍観山があり、展望所からは若松大橋や若松瀬戸が一望できる。若松大橋の右端の向こうに微かに認められる、赤い屋根と白い尖塔を持つ建物は桐教会である。寛政年間に外海から桐と古里へキリシタンが