総務省は30日、2010年分の政党助成金の使途報告書を公表しました。政党助成金を受け取った民主、自民、公明、社民、みんな、国民新、新党日本、新党改革、たちあがれ日本9党の支出総額は、総選挙が行われた09年に比べ22・8%減の299億6737万円。ただ選挙関係費と宣伝事業費は09年と同じく支出全体の4割を占めるなど、10年の参院選でも国民の税金が湯水のように使われたことが浮き彫りになりました。 政権党として初めて参院選にのぞんだ民主党は、選挙関係費と宣伝事業費で計71億8859万円を支出。自民党の38億5431万円、公明党の6億5107万円などを大きく上回り、交付9党で最多でした。 民主党は、テレビCM制作・放映料として18億4644万円、新聞広告に17億9243万円使ったのをはじめ、ラジオやインターネットの広告料などとして、広告代理店大手の博報堂と電通Y&R社に計約48億円を支出しました。