日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は13日の厚生労働委員会で、子宮頸(けい)がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種後に疼痛(とうつう)や運動障害などの症状(副反応)に苦しむ女性が出ている問題で、原因究明と医療支援などの救済を求めました。 政府は2013年4月にHPVワクチンの定期接種を開始したものの、わずか2カ月で積極的な接種の勧奨はしないとしました。国は追跡調査をするといいますが、その対象は重篤な副反応報告2600件のみです。高橋氏は、ワクチン接種した女性は340万人ともいわれ、被害者団体が求める接種者全員の追跡調査、非接種者と比較する疫学調査を実施すべきだと要求しました。 高橋氏は、「身近で適切な治療が受けられる」として全国70カ所の協力医療機関を国が選定しているものの、「心理的なものだ」と病院をたらい回しにされている事例があると指摘しました。塩崎恭久厚労相は「広く意見や症状を聞いてしっ