サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ブラックフライデー
tamukai.blog.velc.jp
boardというサービスが、2024年8月で正式リリースから10周年を迎えたので、振り返ってみたいと思います。 これまでも、有料導入社数1000社刻みで振り返りのブログを書いてきており、今年の頭に5000社の記事も書いたばかりなので、今回はどちらかというと、個人的な視点で思い返したことなどを書いていきます。 boardとは 見積書・請求書の作成から業務管理・経営管理などを行うことができるサービスで、主に数人〜数十人規模の小規模な会社をメインターゲットとしています。自分自身が会社を経営する上で欲しかったものを作るというところからスタートして、10年経った今でも、メイン開発者の1人として開発を続けています。 2024年9月現在の有料登録社数は5300社を超えており、以下は有料5000社突破時の振り返りです。 tamukai.blog.velc.jp また、先日、10周年のインフォグラフィックス
2024年1月9日にboardの有料登録社数が5000社を突破したので振り返りです。 boardの正式リリースは2014年8月20日なので、約9年半ほどで、推移はこんな感じでした。 *「社数は累計ですか?」と聞かれることがよくあるのですが、累計ではなくその時点のアクティブな数です。 1000社刻みで定点観測的に書いているので、過去の記事も貼っておきます。 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入1000社に行くまでの経営・受託とのバランス(BPStudy発表時の補足) 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入2000社に行くまでの振り返り 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入3000社に行くまでの振り返り 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入4000社に行くまでの振り返り boardとは 見積書・請求書
2023年11月に13期が終わったので、毎年書いている定点観測的な振り返りです。 board事業 2024年1月8日現在、boardの有料登録社数は4999社なので、たぶんじきに5000社に行くのではないかと思います。 昨年は、インボイス制度対応で忙しい1年でした。 業界的には法改正を商機として盛り上がっていたのですが、boardは今まで通り営業もせず広告も出さず淡々とやっていたので、堅調に伸びたという感じでした。 ただ、9〜11月だけは、駆け込み需要でかなり登録数が多く、この3ヶ月間はサポートも非常に忙しかったです。 今後も、基本的なスタンスは変わらず「10人の会社で1万社が使うサービスを目指す」というかたちで、事業の成長を人数に依存せず、システムやサポートの「質」で堅実に伸ばしていこうとしています。 boardの開発 やはりインボイス制度関連の対応がメインの1年でしたが、その対応のため
boardというSaaSの開発の中で、画面上の文言・配置・全体の流れ等をどのように考えて作っているか、という話です。 一般的なUIの話ではなく、サポートの経験から「認知とのギャップ」という視点で考えてたりするので、それについて書きたいと思います。 人は自分の知識・経験から物事を理解しようとする 人が新しいものを触る際、これまでの知識や経験などと照らし合わせながら物事を理解する傾向があるものだと思っています。 そのため、何か新しいものに触れる際、これまで似たような経験をしたことがあったり、知識があったりするものはスムーズ理解できます。逆に、それが少なかったり似たものがなければ、理解のハードルが高くなると思っています。 そのため、初めてシステムを触る際に、これまでの知識・経験とのギャップが小さければ小さいほど、スムーズに理解できる可能性が高くなります。 boardの画面を考える際、想定ユーザー
boardというSaaSのチュートリアル動画を合成音声を使って制作しているので、その話を書いていきます。 個別相談会のデモとチュートリアル動画 以前書いた board(SaaS)個別相談会の変遷 の中で少し触れたのですが、2021年に、個別相談会の中でやっていたデモをベースに、チュートリアル動画を制作しました。 個別相談会では、業務の流れに沿って基本的な操作を一通り説明していくデモを行っていたのですが、途中に質問が挟まることも多く、そうすると、全体で30〜40分ほどかかってしまうことも多くありました。 個別相談会は1時間枠なので、そのうち40分をデモで使うのは、時間の使い方としてもったいないなという課題感がありました。また、弊社は営業など外向けに活動するメンバーがいないため個別相談会はすべて僕がやっており、個別相談会を開催できる回数にも限りがありました。 一方で「お試しする前にとりあえずデ
boardというSaaSを提供していて、その運用における開発チームとCSチーム間での共有の話です。 社内用リリースノートとは boardでは、ほぼ週1ペースでデプロイしているのですが、その内容を事前にCSチームに共有するため「社内用リリースノート」を書いています。 基本的なフォーマットは決めていて、以下の内容を記述しています。 ## リリースノート ### 機能追加・改善 #### ユーザーさんに見えるもの #### ユーザーさんに見えないもの ### バグ修正 ### 運用や内部的なもの ## CSチームに事前に操作・把握しておいてほしいこと ## このリリースに伴うリスク デプロイのおよそ1週間前にはリリースノートを書いて社内に共有します。 なお、エンジニア向けにはGitHubのリリースタグで管理していますが、この社内用リリースノートは「CSチーム視点で把握すべきことの共有」を目的とし
サービスの利用者数が増えれば連動して問い合わせ数も増えていくものですが、boardでは、それを減らすための改善・取り組みを継続的に行っているので、それについて書きたいと思います。 boardについて boardは、見積書・請求書の作成から業務管理・経営管理などを行うことができるサービスで、主に数人〜数十人規模の小規模な会社をメインターゲットにしています。 2022年12月現在、有料契約社数は4400社弱で、最近は「2ヶ月で純増100社」というペースで成長しています。 *サービス開始当初からの有料契約社数の変化は、下記のブログに書いています。 tamukai.blog.velc.jp 弊社は、会社の「規模」の拡大は目指しておらず、「10人で1万社が利用するサービスを」というスタンスで運営しています(今、11人いますが)。 そのような方針で会社を運営しているため、契約社数の増加とともに問い合わ
boardという見積書・請求書等の作成を中心とした業務管理のSaaSのアクセシビリティー改善に取り組んでいるので、その内容や現在の状況について書きたいと思います。 これまでの取り組みの流れ 2021年11月に「Webアクセシビリティー向上のための取り組みについて」というアナウンスを出しましたが、2021年夏ごろから準備をスタートし、2022年からアクセシビリティー改善に関するデプロイを継続的に行っています。 boardではこれ以前の2019年に、色覚特性を考慮した配色にするカラーユニバーサルデザイン(CUD)の取り組みを行っています。NPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)」に検証を依頼し、同機構が発行するカラーユニバーサルデザイン(CUD)認証を取得していました。 tamukai.blog.velc.jp 今回の取り組みは、WCAG(Web Content Accessib
2022年4月11日にboardの有料登録社数が4000社を突破したので振り返りです。 boardの正式リリースは2014年8月20日なので、約7年半ほどで、推移はこんな感じでした。 1000社刻みで定点観測的に書いているので、過去の記事も貼っておきます。 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入1000社に行くまでの経営・受託とのバランス(BPStudy発表時の補足) 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入2000社に行くまでの振り返り 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入3000社に行くまでの振り返り boardとは 見積書・請求書の作成から業務管理・経営管理などを行うことができるサービスで、主に数人〜数十人規模の小規模な会社をメインターゲットとしています。 8年目にして初めてサービス紹介動画を作ったので貼っておきます。
boardの開発内容をどのように決めているか、というのを書いてみたいと思います。 2021年版と書きましたが、たぶんここ4〜5年くらいは大体同じようなスタンスでやってきました。 boardについて boardの現在の状況は以下のような感じです。 boardは、見積書・請求書の作成から業務管理・経営管理などを行うことができるサービスで、主に数人〜数十人規模の小規模な会社がメインターゲット 2021年9月現在の有料導入社数は3600社ちょっと 弊社は現在10名の会社で、board関連へのアサインは、自分含めエンジニア4名、サポート3名 営業や広告などはせず、基本的にインバウンド頼み 基本的には、どんどん範囲を広げていくのではなく、ターゲットを絞りつつ、「幅広い会社に70点のサービスではなく、フィットする会社に90点のサービスを」というスタンスで開発・運営しています。 開発ロードマップ boar
boardのサポートチームが回答する際に、textlintを使って自動的に文章をチェックするようにしたら、とてもいい感じだったので紹介します。 textlintについて 日本語の文章をチェックするためのlinterで、たとえば、「ら抜き言葉」「NGワード」「文章が冗長」などをチェックできるので、機械的にチェックできることはtextlintに任せて、人はそれ以外の部分に集中するということができます。 boardでは、2019年からヘルプの校正でtextlintを使っており、とても重宝しています。(下記の記事執筆時はCircleCIでしたが、現在はGitHub Actions) tamukai.blog.velc.jp ちなみにヴェルクでは、GitHub Sponsorsを使ってtextlintを支援しています。それくらい欠かせない存在。 tamukai.blog.velc.jp サポートから
GitHub Sponsorsという、OSS開発者のスポンサーになることができる仕組みがありますが、昨年末に、企業としてもスポンサーすることができるようになったので、やってみました。 GitHub Sponsorsで、企業がオープンソースプロジェクトや開発者をスポンサーすることができるようになりました。これによって皆さんの企業で利用しているオープンソースプロジェクトを支援しましょう!#GitHubUniverse https://t.co/jQI3fdT5tc — GitHub Japan (@GitHubJapan) 2020年12月9日 お世話になっているOSSはたくさんありますが、まずは、以下の2人をスポンサーしてみました。 まず1人目は、textlintなどを開発しているazuさん。 textlintは、弊社のboardでは欠かすことができないものになっています。 元々フリーランス
boardでは、お問い合わせ窓口のツールとして、これまでIntercomというサービスを使用してきましたが、先日、自社開発のものに切り替えたので、その狙いを書こうと思います。 the-board.jp Intercomについて 海外のチャットサポートのツールで、boardでは、ベータ版リリース直後の2014年5月から使ってきました。 boardのベータ版をリリースした際、知り合いから「メールで質問とかだるいのでこれ使いましょうよ」といって教えてもらったのがIntercomでした。 その1週間後くらいに導入したので、約7年ほど使ってきました。 自社開発に切り替える狙い ここにコストをかけて開発していくというのは、普通に考えたらやらないかなと思います。ましてや、うちは自分を入れて10人の小さい会社で、エンジニアはその半分。しかも、Intercomで大きな支障があったわけでもありませんでした。
先日、JaSST’21 Tokyoの「カスタマーサポートエンジニアの品質貢献」というパネルディスカッションに登壇したのですが、この準備の過程で、他のパネラーの方々とお話をしたり、話す内容を考える中で、今の自分自身、サポートの経験がものすごく役に立っているなと感じたので、その辺の話を書きたいと思います。 自分のサポート経験 boardという見積書・請求書などの書類を中心とした、中小企業向けの受発注管理のSaaSをやっていて、そのサポートの話です。 僕自身は、会社の経営者ですが、開発系のエンジニアで、boardのメイン開発者でもあります。 boardは、元々僕の1人プロジェクトからスタートして、有料契約社数が1300社くらいまで(数年前まで)は僕1人でサポートまでやっていたので、開発をしつつ、3〜4年はがっつりサポートまでやったという状況です。 現在は、CSチームが3人いて、基本的には手が離れ
boardのCSチームは、2021年1月現在で3人体制になって、基本的には僕の手から離れた状態なので、現在の体制・運用・取り組みなどをまとめてみたいと思います。 CSチームの体制 boardは、もともと僕の1人プロジェクトとしてスタートしたこともあり、当初は、自分1人で開発からサポートまでをやっていました。 ただ、当然ながらユーザ数の増加とともに問い合わせは増え、2017年ごろには、日中はほぼサポートにかかりっきりで、開発やその他経営タスクは夜か週末にやる、といった状態が続いていました。 そのため、CSメンバーの採用は会社としての最重要課題だったのですが、この時期に採用したメンバーはうまくフィットせず、結局、有料1300社くらいになるまで実質1人体制のまま来てしまい、この頃はだいぶしんどかったです・・・。 その後、2018年に知人からの紹介で1名とTwitter経由で1名、2020年頭にブ
2020年9月17日にboardの有料登録数が3000社を突破したので振り返りです。 boardの正式リリースは2014年8月20日なので、約6年ほどで、推移はこんな感じでした。 ちなみに、1000社・2000社の時のブログは下記。 tamukai.blog.velc.jp tamukai.blog.velc.jp 2000社の時のブログに、 1000社から2000社は、約1年半だったのですが、この間はほとんど外にも出ず、ほぼ開発とサポートに注力していました。 そして、boardとしての進め方がある程度固まったというか、自分の中で迷いがなくなった期間でした。 と書いていたのですが、2000から3000社のこの1年半もほぼ同じスタンスというか、より引き籠もって開発・サポートに注力するスタンスが強固になった感じです。 そのため、あまり特筆するようなことがないのですが、現状、どういう形でboar
2019年11月に9期が終わったので振り返りです。 9期は新元号対応・消費税の税率変更・軽減税率対応などのイベントが盛りだくさんだったこともあり、8期に引き続き、また僕の交通費の経費精算の回数が年間で1桁という、相変わらずの引きこもりっぷりで開発をしていました。 個人的には、税率変更・軽減税率対応の印象が強い年でしたが、会社の状況としては、かなり変化があった1年でもありました。 売上構造の変化 9期は売上・利益ともに過去最高でしたが、売上の構造がかなり変わってきました。 まず、自社サービスのboardの売上が、受託・コンサルなどの外の仕事の売上の合計を超え、board+αのストック売上が全売上の7割強になりました。 boardを始める前から「ストック売上(売上の座布団)を増やしていく」ということを社内で言い始め、保守を中心に少しずつ積み上げていくところからスタートしたのですが、ストック売上
2019年5月19日から、board内で使われている色を調整し、色弱・色覚特性などと称される色覚「P型・D型」の方にも識別しやすい配色にしました。 こういった取り組みが、多くの製品・サービスで行われるようになれば良いなと思い、経緯や実際に行ったことなどを紹介したいと思います。 今回の取り組みは、NPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)」に検証を依頼し、問題のある箇所は修正後、無事、同機構が発行するカラーユニバーサルデザイン(CUD)認証を取得することができました。 ちなみに、CUDOさんによると、請求書作成・販売管理・会計・SFAなどの業務支援システムとしてこの認証の取得は初めてらしいです。 カラーユニバーサルデザインとは 現在日本には、割合が最も多い一般色覚「C型」の他、色弱・色覚特性とも称される色覚「P型・D型」の方が男性の約20人に1人、女性の約500人に1人の割合で、
2019年5月7日に boardの有料契約が2000社を突破したので、振り返りです。 boardのβを公開したのが2014年5月11日なので、β公開から約5年で2000社まで到達しました。 ちなみに、2000社までの推移はこんな感じ。 1000社までの振り返りは「受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入1000社に行くまでの経営・受託とのバランス(BPStudy発表時の補足)」に書いたので、今回は1000社から2000社までの間を中心に書きたいと思います。 1000社から2000社は、約1年半だったのですが、この間はほとんど外にも出ず、ほぼ開発とサポートに注力していました。 そして、boardとしての進め方がある程度固まったというか、自分の中で迷いがなくなった期間でした。 元々あまり迷わず、決めたことを淡々とやっていくタイプなのですが、「うちの会社やboardはこういう
boardのヘルプは、Githubで管理し、プルリクエストを使って編集・校正を行っています。 ざっくり以下のような運用になっています。 新規のヘルプは、僕が書いてプルリクエストを出し、編集者がチェックする 既存のヘルプは、編集者が気づいた点を随時修正してプルリクエストを出し、僕が内容をチェックする 所定のブランチにマージされると、ステージング環境・本番環境に自動的に反映される これについては、以前詳しく書いたので、興味がある方は下記をご覧ください。 tamukai.blog.velc.jp 実際に運用していて、この仕組みはとても気に入っているのですが、せっかくここまで仕組みができたので、もう一歩進めて、機械的にチェックできるところは、編集者の時間を使わずにチェック・修正をしたいなと考えました。 文章の場合、機械的にチェックできるのは、たとえば、以下のようなものです。 ・「とくに/特に」のよ
boardはβリリースから約4年ほどは、ほぼ僕が一人でサポートをやってきました。 昨年前半にCS専任のメンバーが入り、一年ほどかけてスキル移管をしつつ、徐々に体制をシフトさせていっているのですが、その過程で、boardのサポートで最も重要なスキル・大事にしているスキルが、自分の中で明確になってきたので書いてみたいと思います。 boardのサポートについて boardは、見積書・請求書作成を中心とした業務管理・経営管理のB2BのSaaSです。 そのため、問い合わせは主に「○○という業務をやろうとしているけどどうすればいいですか」「○○という機能はありますか」などの使い方・機能の有無や、業務に合わせてどういった使い方をしたらよいか、といった質問が多いです。 サポートはチャットのみで、電話でのサポートはやっていません。 *チャットはintercomというサービスを使っています。 現在、有料導入社
現在、boardはリリースしてから5年目ですが、リリースから4年ほどは、サポートはほぼ自分一人でやってきたので、「社長もサポートやっている」というより「社長しかサポートやっていない」みたいな状態だったのですが、やはりリリースから3年ほど経って、導入社数が700〜800社くらいになってきた頃には、一人で対応するのがだいぶ大変になってきていました。 2年ほど前に採用したCSメンバーが、仕事内容やカルチャー的に合わずにすぐに退職することになった際、「導入社数の増加とともに、このまま問い合わせが増え続けると一人では対応できなくなるのが目に見えていてやばい」という状況だったため、本格的に「問い合わせを減らす取り組み」を始めました。 ちなみに、boardというサービスやヴェルクという会社は、ざっくり以下のような感じでやっています。 boardは、見積書・請求書の作成から業務管理・経営管理などを行うこと
前々から、ヘルプのバージョン管理をしたいと思っていたのですが、なかなか手が回らず放置していたところ、フリーランスで編集者をやっていた者がCSメンバーとして入社したので、それを機に、本格的に準備を進めて、今年頭から、運用を始めてみました。 1ヶ月ほど運用してみて、なかなか良い感じなので、紹介したいと思います。 ちなみに、boardという見積書や請求書作成・業務管理・経営管理などができるSaaSのヘルプです。 the-board.jp なお、仕組みとしては、GithubのプルリクエストとWebhookを使っているだけなので、何か特別なことをやっているわけではなく、ソースコードのレビューやデプロイと同じようなことをヘルプ記事にも適用したという感じです。 これまでのboardのヘルプ 現在357記事あり、通常のヘルプが226記事、FAQが131記事あります。 通常のヘルプは、機能・仕様や効率的な使
boardの現在の有料登録数は1700社なので、1万社はまだまだ遠いですが、最近よく「10人で1万社」という言い方をしています。 数値目標を立ててそれを目指してやっていくというのは苦手だし好きではなく、普段から ・会社としては、みんなの賞与を出せるレベルで利益を出す ・boardとしては、前年レベルの成長率は維持する くらいしか考えていません。 5年ほど前から「売上の座布団を増やしていくためにストック売上を増やす」と言ってきましたが、これも具体的な数値目標や期限は設けず、毎年期末のまとめの際に、社内のみんなに対して「早く50%くらいまで行きたいね〜」「今年は○%まで増えた」という話をするだけでした。 「10人で1万社」というのも、「いつまでに」というのはないし、成長や売上のための目標というよりは、「営業・運用に人手をかけない仕組みを作っていくため」の目標みたいな位置づけです。 人手がかかる
2018年11月に8期目が終わったので振り返りです。 前期は、僕の交通費の経費精算回数が1桁という、あり得ないくらいオフィスに引きこもって、ひたすら開発とサポートをやっていました。ベンチャー社長の中でトップレベルで外出しなかった自信がありますw それくらい、開発・サポートといった手を動かす方に集中していたわけですが、「受託の会社が自社サービスを立ち上げていく」という取り組みの中で、ビジネス構造としては大きな転換期だった1年でした。 売上構造の変化 8期は売上・利益ともに過去最高でしたが、その額よりも、売上構造の変化が、自分の中で一つラインを超えたと感じています。 5年ほど前から、「売上の座布団を増やす」と言って、ストック売上を積み上げていくことを目指していました。 受託ビジネスは納品基準で請求することが基本なので、どうしてもキャッシュフローに波があります。そこで、経営を安定させるために、ス
戦略というほどのものはないのですが、boardの価格に関する方針について書きたいと思います。 最初にうちの会社について簡単に書くと ・受託をやりながらサービス開発している ・上場もバイアウトも目指さない。身の丈に合ったサービス開発・運営 ・会社の規模(人数)を大きくしない。10人前後まで。(現在8人) ・営業・マーケティングにコストはかけず地道に伸ばしていく というスタンスでやっていて、boardは現在、有料登録が1700社を超えたところといった状況です。 詳しくは以前書いた下記をご参照頂ければと。 tamukai.blog.velc.jp boardの料金体系 boardの料金は、 ・プラン別料金 ・有料アドオン ・郵送代行 の3つに分類されます。 プラン別料金は、Personal(980円)、Basic(1,980円)、Standard(3,980円)、Premium(5,980円)の
2024-09-06 boardというSaaSのリリースから10年が経ったので、経営者・事業責任者・開発者としての個人的な振り返り boardというサービスが、2024年8月で正式リリースから10周年を迎えたので、振り返ってみたいと思います。 2024-01-23 受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入5000社に行くまでの振り返り 2024年1月9日にboardの有料登録社数が5000社を突破したので振り返りです。 2024-01-07 13期振り返り 2023年11月に13期が終わったので、毎年書いている定点観測的な振り返りです。 2023-05-17 カラーユニバーサルデザイン(色覚多様性に対応した配色)の取り組みの始め方 弊社で提供しているboardでは、2019年に、全画面を対象にCUD検証を受け、色覚の多様性を考慮した配色に変更しました。 そういった背景も
8/19でboardの正式リリースからちょうど4年が経ちました。 有料アカウントは1500社を超えたところで、会社全体の売上の4割ほどにまでに成長してきました。 単価が安いサービスなので、1500社でやっと4割かという感じがします。 現在、boardにフルタイムでアサインしているのは3人で、エンジニア1名、CS1名、自分がプロダクトオーナー&開発者&CSといったメンバー構成です。 他のメンバーは受託を軸にスポットでboardに入ったり、総務をしながらテストをやったりといった感じで兼任しています。 boardに対するスタンス これは当初から変わらず、「boardだけでやっていくぜ!」という感じでもなく、急激な成長を目指すわけでもなく、自分たちにできることを自分たちのペースで、着実に続けています。 相変わらず営業もマーケ担当もおらず、ようやくCS専任のメンバーが入り、僕の手が離れつつあります。
以前からブログで「受託と自社サービスの両立の取り組み」を書いてきましたが、ついに、2017年11月1日にboardの有料アカウントが1000社を突破しました! 1000社突破したらに、これまでの取り組みや現在のスタンスなどの総まとめを書こうと思ったのですが、8月のBPStudyで「受託の会社が調達せずに自社サービスを立ち上げ事業として成立するまでの企画・開発・サポート・マーケティング」という発表をしまして、これらのテーマについては、このスライド以上に書くことがなかったので下記のスライドを見て頂き、ここではそれ以外のことについて書きたいと思います。 BPStudyのスライドは、はてブでもたくさんコメントを頂いていて、「受託メンバーとの兼ね合い」が結構多かった印象でした。 なので、今回は土台になっている、経営や受託とのバランスについて書きたいと思います。 経営方針 ストック売上を増やす ほどほ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ヴェルク - IT起業の記録』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く