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物語に関するwalkinglintのブックマーク (174)

  • 物語論の最高峰 - 書評 - 世界の電波男 : 404 Blog Not Found

    2008年04月28日14:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 物語論の最高峰 - 書評 - 世界の電波男 読了。 世界の電波男 田透 田透は物語作者としては二流以下だが、物語論者としては日における最高峰だと改めて実感。 今まで私が読んだ物語論の中で、最も楽しめ、かつ納得した一冊。 書「世界の電波男」は、「物語とは一体何か」、そして「なぜ、我々は物語を必要とするのか」を、数多の物語を追いながら、「喪男」(モダン;後述)の立場から説いた一冊。 出版の都合上からは「電波男」の続編に当たるが、むしろ「喪男の哲学史」の続編にして「なぜケータイ小説は売れるのか」の完全版とみなした方がいい。 目次 - Amazonより 第1部 人はなぜ物語を求めるのか? 「現実」という物語に踊らされる人々/願望充足の予感/「自我」と「自意識のツッコミ」/物語の8つの類型 第2部 人類が求めた物語の8類型

    物語論の最高峰 - 書評 - 世界の電波男 : 404 Blog Not Found
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    walkinglint 2008/04/28
    > 私であれば、本書のコンテキストであればHeinleinは「異星の客」--というよりは Jubal Harshaw、筒井であれば七瀬三部作--というより火田七瀬を取り上げずにはいられないが、方や「父性」、方や「娘性→母性」のアイコン
  • 物語は心のワクチン : 404 Blog Not Found

    2008年04月21日01:00 カテゴリCode 物語は心のワクチン 実は、この議論において私はあえてあることを無視している。 404 Blog Not Found:陵辱が対ダンコーガイがOKで対小飼弾がNGな理由 なぜ、フィクションでは「何でもあり」が許されるのか。 かけがえが、あるからだ。 読者の、心はどうなのか、だ。 確かにフィクションにおいては、任意の地点まで物語を「巻き戻して」別の物語を「分岐」させることも可能であり、また実際に行われている。ゆえに物語そのものは「かけがえのある」ものと言っていいだろう。 しかし、物語に触れることによって変わってしまった読者の心というのは、その意味においてかけがえがない。私自身、七瀬三部作をを読む前と読んだ後では、別の人間になったという自覚がある。それに限らず、優れた物語は優れた物語であるほど、「かけがえのない傷」を読者に残す。 私は、以前こう書

    物語は心のワクチン : 404 Blog Not Found
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    walkinglint 2008/04/21
    > 物語は、このように心理ワクチンとして作用してきた。ワクチンと同じく時には益より害が大きな場合もあるかも知れない。しかしそれ以上に、「もしフィクションのような暴力を振るったら、あるいは振るわれたらどう
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    ネイルで使う材料で、DIY時の木割れやネジ跡を派手にしたらかわいい OSB合板でちょっとしたボックスをつくりました。 ビス止め下手すぎて木を割ったり穴あけすぎたりした場所に、好きな派手色の樹脂を詰めてパテ代わりにしてみました。 ちょっと某HAYっぽみ出て可愛かったので、自分用にメモです。 手順 塗装 派手色グミジェルで失敗部分…

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    walkinglint 2008/04/17
    > しかし漫画家の中には、この『導入』と言う物をとことん捨てている作家が居る。それが宮下あきらだ。
  • http://compass.dmc.keio.ac.jp/21.html

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    walkinglint 2008/03/24
    > このように商品の価値というのは、社会の成員みなが共有する「社会的な物語」という文脈があって、はじめて生まれる、あるいは浮かび上がってくるというところがあるわけです。
  • 物語を「消化」できない大人たちへ - 琥珀色の戯言

    要は、勇気がないんでしょ? - Attribute=51 ↑のエントリ関連の盛り上がりも一段落ついたと思われるので、僕がこれを読んだあと、そのブックマークコメントを見て考えたことを書いておきます。このエントリのブックマークコメントを読みながら、なんというか、みんなもうちょっと「物語を消化する」トレーニングを積んだほうがいいんじゃないかと思ったのです。 「全肯定」か「全否定」しかできなくなってしまっている人がけっこういるようなので。 僕はこのエントリを読んでナンパしようなんて思わなかったし(帯者ですしね)、自分が変わればすべてがよくなるなんて信じてはいないけれども、「友達をつくる」とか「恋人が欲しい」という状況下でなら、「まず勇気を持って自分から声をかけるべきだ」っていうのは、「参考になるものの考えかた」だと思います。もちろん、ナンパがいきなりできる人はごくごくわずかなのだから、学校や職場

    物語を「消化」できない大人たちへ - 琥珀色の戯言
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    walkinglint 2008/03/24
    > 小説の役目のひとつは、読者にそのような場所を示し、あるいは提供することにあります。それは「物語」というかたちをとって、古代からずっと続けられてきた作業であり、僕も小説家の端くれとして
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1227.html

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    walkinglint 2008/03/14
    > それだけではない。神の「位格」(ペルソナ=パーソン=パーソナリティ)をイエスの歴史と結びつけたことは、キリスト教が果たすべき役割をつねに歴史に対応させるものとし、それを担う後世の人物たちにおもいのほ
  • Joelに聞く、「優れた開発者」の要件・心構え・努力すべきこと:CodeZine

    優れた開発者になるためには――では開発者側の立場で考えた場合、優れた開発者になりたいと思ったら、どのようなことをやっていけばいいでしょう? 質問の中でコミュニケーションというのが出ましたが、これは非常に重要なものです。開発者がチームの中で成功する鍵となるのはコミュニケーションであり、ただ黙々とコードを書いていればいいわけではありません。どういうコードをどう書くかについてコミュニケーションを取っていくことが必要になるのです。 もうひとつ重要なのは、これは最近ではあまり人気がないのですが、再帰のような概念を含む、コンピュータサイエンスの基礎です。これについては『計算機プログラムの構造と解釈』(注2)という良いがあります。MITのコンピュータ科学科で1年次の必修科目のテキストになっています。現役のプログラマの多くが知らないけど、実は彼らのやっていることに深くかかわっているような、たくさんの題材

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    walkinglint 2008/03/12
    > どんなこともストーリーの形式で物語ることができます。こういうことがあって、それで私はこう考えるのだと言う方が、単にAである、Bである、Cである、と言うのよりも効果的なものです。
  • Passion For The Future: 物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室

    物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室 スポンサード リンク ・物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室 現代の世界文学を代表する偉大な作家の一人ガルシア・マルケス(とその仲間たち)が、面白い物語の作り方の秘密を明かす。その秘密とは、意外なことに、みんなで議論しながら共同作品としての物語をうみだしていくという斬新な方法であった。小説についても触れられているが、どちらかというと脚家養成講座である。 ガルシア・マルケスは、プロのシナリオライターの友人たちとハバナに集結し、30分のテレビドラマをつくるシナリオ教室を開いた。誰か一人が原案をつくって披露する。他の参加者たちが、それに突っ込みを入れながら改善していく。真実味がない箇所や、面白みのない箇所に対して容赦なく他のメンバーから指摘が入る。みんなで修正する内容を発案、提案して物語をよりよいものに変えていく。このにはその議論が二

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    walkinglint 2008/03/12
    > それに、妙に謙遜して言うわけじゃないが、ノーベル文学賞の受賞を告げられた時、「へぇー、うまく引っかかったんだな、あのお話を信じたんだ」と真っ先に考えたんだ。」
  • 『それでもボクはやってない』評価に少し落胆 - 法華狼の日記

    ネットを検索した限り、評価はけして低くない。相当に広い層に向けて訴えかける力はあるようだ。 しかし、高評価しているブログや日記で前後に書かれた報道評を見ると、刑事事件の容疑者に対して必ずしも理解を持っているようでもない。 常に冤罪を疑えとまではいわないが、業務を果たしているだけの弁護士を誹謗中傷したり、不当な捜査を行ったという報道を見て警察を擁護したり、容疑者に対する人権侵害を正当化したり……死刑賛成論を主張しながら冤罪を考慮しない例もふくめていいかもしれない。酷い例になると、映画感想と同時に現実の容疑者を非難していたりする*1。 下記エントリは昨年に書かれた文章なので、個別に批判するつもりはない。むしろ引用した末尾の文章からは、かなり自覚的に見ている人だと思う。 なお、引用先の強調表現等は略している。 http://blog.sakt.org/e951.html まぁこの映画は被告人側の

    『それでもボクはやってない』評価に少し落胆 - 法華狼の日記
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    walkinglint 2008/03/10
    > そう、映画の弁護人と、光市母子殺害事件の弁護人に大きな違いがない。
  • セカンドライフ=インターネット - SecondBuzz[セカンドライフ参入支援]

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    walkinglint 2008/03/06
    > セカンドライフをプレイしている人の目線をアイトラッキングで調べたところ、ユーザーの目線は建物ではなく人に注目していると発表しています。
  • 皆がしてるのに、秘密の儀式なことが不意に不思議で—『色情団地妻 ダブル失神』 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

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    walkinglint 2008/03/05
    > そこに到る成り行きの不思議や感情の移ろいは、とても神秘的で、非日常の高揚感を伴うものなのに、同時に誰にでもあり得るありきたりな人間の営みの、ちょっとした恵みの日に過ぎないことが、とても奇妙に思えます
  • 「被害者化」 - 【B面】犬にかぶらせろ!

    責任の押しつけ先問題として整理するとわかりやすい。 お前が悪い=ネオリベ 会社(資家)が悪い=マルクス主義 社会(政府)が悪い=左翼 親が悪い=アダルトチルドレン 運が悪い=宗教・スピリチュアル 生産性の低さが悪い=自己啓発 オーラが悪い=江原 マスゴミが悪い=2ちゃんねらー JASRACが悪い=カスラック 恋愛主義が悪い=非モテ

    「被害者化」 - 【B面】犬にかぶらせろ!
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    walkinglint 2008/02/29
    > 責任の押しつけ先問題として整理するとわかりやすい。
  • 前向きに生きる姿勢について - 【B面】犬にかぶらせろ!

    自著『自分探しが止まらない (SB新書)』に関して、こんな指摘を受けたので、解答。 また、書全体を通して感じるのは、著者の"カッコつけ"的な姿勢だ。 まるで甲子園(国立)を目指して練習に励む野球(サッカー)部員を嘲う帰宅部ヤンキーのような、当は自分も何かに熱中したいのに、その対象を見つけられず、頑張っている人を茶化す事でしか自分の存在意義を示せないような…。 あとがきにもそのような記述がある。 僕の場合は運が良かったから職にありつけているだけだ。 頑張ったからではないのか? 汗水たらして努力したからこそ、今の著者があるのではないのか? しかし、そのように書かざる得ない気持ちも分かる気がする。 "頑張って努力すれば、夢はきっとかなう"的な事を書いてしまうと、書の中で散々嘲った"自己啓発"になってしまう。 そういう意味で、書の落とし所は大変難しい。 "海外行ったて、何も変わらない!現

    前向きに生きる姿勢について - 【B面】犬にかぶらせろ!
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    walkinglint 2008/02/29
    > 前二つは個人に責任を押しつけるネオリベ。後ろは国が悪いというだけで、個人に幸せが訪れるわけでもない。結局、その2つ以外にどんな答えがあるのかを見つけることができなかった。
  • テロと救済の原理主義 - 池田信夫 blog

    アルカイダやイスラム原理主義について書かれたは山ほどあるが、それを思想としてまともに理解したはほとんどない。テロリストの思想を「理解」するなんて、とんでもないことと思われているのだろう。一昨年のピュリッツァー賞を受賞したThe Looming Towerはその稀有な例外だが、これは邦訳されていないので、書はアルカイダの思想を系統的に紹介した唯一の日語のだ。 彼らの教祖とされるエジプト人、サイイド・クトゥブは、若いころから秀才として知られ、ナセル政権に重用されたが、その腐敗に絶望して辞職し、1948年アメリカに渡る。そこで彼は祖国とは比較にならない繁栄を見たのだが、多くの留学生と違って彼は西洋文明に失望する。人々は物質的には豊かだが、キリスト教会はほとんど劇場となり、人々は信仰を口にするが、現世的な快楽に溺れている。それは彼らが神による支配というキリスト教の教えを忘れ、人による支

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    walkinglint 2008/02/28
    > 彼もGrayも指摘するように、アメリカのキリスト教原理主義をイラクに輸出しようとしたネオコンとブッシュ政権の思想も、アルカイダとまったく同じ類型のユートピア主義だからである。
  • ニセ科学と「断章取義」 - 玄倉川の岸辺

    「水からの伝言」をニセ科学と知りつつ「いい話だから」と受け入れる人たちがいる。 「水からの伝言」とカードの城 受益者は当事者 彼らの姿を見て「断章取義」という言葉を思い出した。 だんしょう-しゅぎ 【断章取義】|〈―スル〉 - goo 辞書 断章取義 意味 書物や詩を引用するときなどに、その一部だけを取り出して自分の都合のいいように解釈すること。▽「章」は文章。また、詩文の一編。「断章」は文章の一部を取り出すこと。「取義」はその意味をとること。「章しょうを断たち義ぎを取とる」と訓読する。 山七平によれば、日人の思考法の底には体系的思想の「一部だけを取り出して自分の都合のいいように」解釈して利用する断章取義があるのだという。谷沢永一によるまとめがわかりやすいのでそちらから引用する。 元亀・天正、少なくとも秀吉の時代までの戦国武士は主を選んだ。島左近のように、あるいは渡辺勘兵衛のように、幾

    ニセ科学と「断章取義」 - 玄倉川の岸辺
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    walkinglint 2008/02/21
    > こんな世の中でわざわざニセモノを擁護し珍重する必要があるのだろうか。私はせめて「いい話」は本物であってほしいと願う。
  • 2008-02-17 - 東京永久観光 -韓国映画『子猫をお願い』(チョン・ジェウン監督)

    ●躍動感 まだ高校の制服姿の5人が港湾の空き地を連れ立って歩き、思うまま大声で歌ったり、河口の景色をバックに写真を撮ろうと大はしゃぎしている冒頭シーン。そうして社会に出た数ヶ月後、パブにまた勢ぞろいした5人は、まさに盛りの若さを全開にして弾ける。その一夜。おしゃべりは限りなくやかましく限りなく楽しそう。 そんな仲良し娘たち。日で言えば「箸が転んでもおかしい年ごろ」か。しかしそれは得てしてほんの一瞬で過ぎ去ってしまう。その切なくも輝かんばかりの躍動感をみごとに切り取ったところが、まずはこの映画の魅力なのだと思う。 彼女たちが電車やバスに乗る場面が目立つのもこの映画の特徴。そのときの動きがまたいずれも心地よい。特に中盤、またもや久しぶりにつるみ今度は地元インチョン(仁川)からソウルまで出掛けることにした日。ぴゅーぴゅーと冷たい風に向かって5人は歩き、やってきた路線バスに乗り込む。そのままバス

    2008-02-17 - 東京永久観光 -韓国映画『子猫をお願い』(チョン・ジェウン監督)
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    walkinglint 2008/02/20
    > 日本がこうでなくてもよかった可能性、すなわち日本の生活や慣習のオルタナティブを、空想でも理想でもなく現実の国として目にすることになるから、韓国は面白いのだ。
  • 何故?問い続ける石井裕MIT教授のエンジニア哲学|【Tech総研】

    MITメディアラボで、12年にわたり教授を務めてきた日人がいる。直接手でデジタル情報に触って操作できる「タンジブル・ユーザーインターフェース」の研究で知られる石井裕氏だ。石井氏がエンジニア適職フェアで若きエンジニアたちに語ったメッセージとは。 Tech総研は、2006年春、石井氏に単独インタビューを敢行、その記事を「我ら“クレイジー☆エンジニア”主義!」に掲載した。2008年1月26日のエンジニア適職フェアでは特別スピーカーとして石井氏を招き、エンジニア魂を根底から揺さぶるようなエネルギッシュな講演をしていただいた。1時間の講演を終えた石井氏の周りには、間近で質問をしようと、エンジニア、研究者、学生らの長蛇の列。その一つひとつに丁寧にこたえる氏の姿勢が印象的だった。 1956年生まれ。80年、電電公社(現NTT)入社。86年~87年、西ドイツのGMD研究所客員研究員。88年よりNTTヒュ

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    walkinglint 2008/02/13
    > しかし、肉体は死んでも、名前は忘れられても、あなた方が生み出したコンセプトは2200年になっても残るかもしれない。メメント・モリ。死を想いながら成し遂げる仕事。そのような仕事をしてほしい
  • 広告β:「生活者」とは何だったのか

    マーケティングの基フレームに「3C」というものがある。 Company(自社)、Competitor(競合)、Consumer(消費者)。 もし自分がそれを書き換えて良いならば、 ここにあとふたつの「C」を加えてみたい。 ひとつは、コミュニケーション(Communication)。 もうひとつは、コミットメント(Commitment)。 どちらも、買った後に、消費者が広げていく世界のことだ。 この二つのCを失いつつある典型的な例がある。 自動車におけるジャンル、「スポーツカー」。 スポーツカーが若者に人気だった頃、それはコミュニケーションを生んでいた。 それについて男子が語り合った。それはナンパの道具にもなった。 スポーツカーが若者に人気だった頃、それはコミットメントを生んでいた。 マニュアルシフトを操ること。エンジンルームを開ければ、その仕組みがわかること。

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    walkinglint 2008/02/08
    > 自分で悪戦苦闘しつつ、操作に習熟していく趣味の広がりはあるだろうか。
  • ドストエフスキー『罪と罰』について(1)

    最近、また『罪と罰』を読んでいる。もう何度目だか分からないがこのは読むたびに新しい発見がある。当に腰骨の芯から痺れさせるだ。 ドストエフスキーの凄いところは小学生でも面白いところだと思う。特に『罪と罰』はその冗長な語りが読書速度の遅い小学生にはつらいにしても、それぞれの込み入った事情を抱える感情的・知性的に極端な登場人物が演じる緊迫した各場面が、入念に編み上げられているのだから、細かいところは何も分からぬとも、筋の面白さ一で面白く読めてしまう。 なにせ主人公はばりばりニートな引きこもりで、やばい思想を頭に一杯詰め込んで婆さんと娘を斧で打ち殺し、その後は生意気に警察とデスノート状態の問答をするし、飲み屋で会うおっさんは酒で身を滅ぼし、娘を売春婦にしてもなお呑み続けて(しかもその娘の金で)、肺病病みで精神もきちゃってる奥さんと子供三人残して馬に蹴られて死んでしまって、奥さんは葬式の日に

    ドストエフスキー『罪と罰』について(1)
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    walkinglint 2008/02/08
    > まだ「これはないだろ」と言いたい言動がいくつかある。それが、そのうちに「なるほど」と読めるようになってしまうのだろうか。なんだか、あまり嬉しくないが。
  • 3ToheiLog: KY文学者、夏目漱石

    KY文学者、夏目漱石 「空気読む」「空気読めない」という日的な題材の作家といえば、夏目漱石だろう。 その「空気読めない文学」の出発点が「坊ちゃん」。だから、文部省推薦「空気」の科目の初心者テキストとしては、これが一番だろうと思う。 とりあえず、そんな夏目作品と空気の関係を略記メモ。 空気読みません文学=夏目漱石 夏目漱石の作品はみんな、「空気を読んで生きる人間」を「空気を読まない観察者」が眺めることで成立する。それは、イヌを眺めるネコの視点だ。人間社会の「普通の行動」というものがネコの目から見ると、奇妙で歪んだものとして写ることになる。 でも、そのあたりチャンと語りだすと一冊になってしまうので、有名どころを「空気」という視点から概観してみました。 一応、各作品を知っている人を対象にして語っているため、ネタバレ面もあるので注意。でもまあ、ネタがばれてつまらなくなるような小説じゃあな

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    walkinglint 2008/02/07
    > 夏目漱石は、教師という空気を読む行動を余儀なくされる人生をやめ、専業小説家という道を選ぶ。