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Paruppu rasam ラッサムとは、タマリンドやブラックペッパーが入ることの多い、スープ状のカレーです。タマリンドもブラックペッパーも入らないものもありますが、入るものが一般的です。 トマトが多ければトマトラッサム、ニンニクが強ければガーリックラッサム、ブラックペッパーが効いていればペッパーラッサムとも呼ぶのですが、定義はあいまいです。トマトとニンニクとブラックペッパーが入ったものがなんと呼称すれば良いでしょうか。また、ダルが」入ったものや、その煮汁をつかったものを、dal rasam またはparuppu rasamと呼びます。このレシピのラッサムは、ブラックペッパーとダル、どちらが強いかと訊かれると悩むのですが、ぎりぎりダルだろうということで、paruppu rasam とつけました。 また、このレシピは「ケララの風Ⅱ」のレシピを参考にしております。 動画を作りましたので、イメー
Sambar これさえ作ることができれば、「南インド料理を作れます!」と自慢できる、そんなカレーです。 sambarというと、基本的には、ダルと野菜をタマリンドやスパイスと煮たものを指しますが、厳格な定義はなかなか難しいです。一般的にサンバルパウダーと呼ばれるスパイスミックスを入れるのですが、このサンバルパウダーも、配合は色々で、さらにサンバルパウダーを入れないでサンバルを作ることさえあります。ダルは、トゥールダルが基本ですが、ムングダルやマスールダルで作ることもできます。 動画を作りましたので、イメージをつかむためにご覧ください。 材料と手順 注.このレシピは、もう一つの代表的なカレー「ラッサム」を同時に作ることを想定したレシピです。ぜひ、二つを同時に作って、南インド気分を高めてください。 (5人分) ●トゥールダル——–1cup (洗ってから1.8lの水につける) ●お湯——600ml
Chicken pulao チキンの炊き込みご飯のようなものです。プラオpulao、とは、おおよそピラフのことです。詳しいことははっきりしないようですが、ビリヤニと似たような食べ物と考えて間違いではありません。ざっくり言うと、pilaf→pulao→biryaniの順番です。なんの順番かは深く考えないでください。 この料理は、まったく南インドではないのですが、おいしいので紹介します。 動画はありません。すみません。 材料と手順 (4人分) ●バスマティライス——2cup (ざっと洗って水に浸しておく) ●チキンレッグ——4本 ●水——800ml ●塩——小さじ2.5 ●ブラウンカルダモン——4粒 ●シナモン——4cm ●ブラックペッパー——小さじ1 ●コリアンダーシード——小さじ1 ●ベイリーフ——1枚 ●クローブ——小さじ1 ●青唐辛子——2本 ●生姜——うす切り2枚 ——ここまでが最初
Mysore rasam マイソールとはカルナータカ州の都市の名前です。ヨガをやる方なら聞いたことのある名前かもしれません。ラッサムrasamというのは、chaaruとかsaaruとも呼ばれる、タマリンドやトマトの入ったスープのことです。おそらくは、タマリンドを使うのが原型に近いとは思います。世の中には色々なラッサムがあって、チキンやカニが入ることもあるみたいですが、まあ、ノンベジは、亜流と考えておいて間違いはないと思います。 動画を作りましたのでご覧ください。 材料と手順 (4人分) ●トゥールダル——1/4cup (400mlの水に一晩浸しておく) ●ターメリック——小さじ1/6 ●スパイスペースト用 ○サラダ油——大さじ1 ○チャナダル——小さじ1 ○コリアンダーシード——小さじ1.5 ○クミンシード——小さじ1/2 ○ブラックペッパー——小さじ1/2 ○ホールチリ——3本(手でこま
チャイのレシピを13パターン作りました。それぞれに、違ったおいしさがあります。 おいしい麻婆豆腐の味の方向性は、多くても3種類くらいしか無いと思いますが、チャイは、おいしさの種類がたくさんある料理だと思います。最適解がひとつに絞れない、ということでしょうか。いわゆる奥が深い、というやつかもしれません。 単純にレシピの数を増やすだけなら、砂糖を増減すれば無限に増やすことができますし、ミントを載せる、醤油ひとたらし、イチゴを載せるメロンを載せる、などでも増やせますが、そうではなく、出来るだけ同じ材料で、違うおいしさを表現していきます。それと、個人的にアイスチャイが好きではないので、ここには載せていません。適当に濃いめに作って冷やせばよいと思います。 ここには載せていませんが、チャイ教室で頂いたリクエストをもとに、新しいチャイのレシピを別記事で紹介しています。宜しければご覧ください。 チャイのレ
kiwi kuzhambu コランブ、とは書きましたが、実際の発音は違うみたいですね。タミルの言葉です。綴りもいろいろで僕の手には負えません。コランブと言うと、ちょっとシャバっとしたカレーのことです。酸味があることも多いと思います。なんというか、語の意味が広すぎるので、これがコランブだ!と断言するのは、見切り発車上等の南インド屋でもさすがにためらいます。 青マンゴーのクザンブ mangai kuzhambuをイメージしています。たしか誰かが青マンゴーの代わりにキウイ、と言っていた気がして探したところ、sunvalleyhotelのシェフが同じことを仰っていました。インドに行ったことがない人間よりも信憑性がありますね。 動画を作りましたのでご覧ください。 材料と手順 (4人分) ●ゴールデンキウイ——大き目のを2個 (縦長になるように、16等分にする) ●ミックススパイス用(全て乾煎りして粉
green bean poriyal インゲンのココナッツ炒めです。ココナッツを入れないこともありますが、インゲンの場合は入れたほうがおいしいと思います。 インド旅行した方々の写真を見ると、バナナリーフの上にこのインゲンのポリヤルがのっているのをよく見ます。インドでも安い野菜なのかもしれないですね。それと、インゲンって、味にくせがないので、使いやすいのかもしれません。 動画を作りました。イメージをつかむのに使ってください。 材料と手順 (4人分) ●インゲン——150g(5mm幅に切る) ●サラダ油——大さじ1 ●マスタードシード——小さじ1/4 ●ウラドダル——小さじ1/4 ●ヒング——小さじ1/8 ●ホールチリ——2本 ●塩——小さじ1/2 ●ココナッツシュレッド——大さじ1(ミキサーで、すこし細かくする) ①鍋にサラダ油を熱して、マスタードシードを入れる。半分くらい弾けたらウラドダル
kiwi pachadi キウイのパチャディです。パチャディとは何ぞや、という定義のようなものは別稿に詳しいです。キウイのパチャディ、というのがインドでどれくらい一般的かはわかりませんが、マンゴーや熟れていないマンゴーのパチャディはケララで一般的なようなので、それを日本で手に入るもので置き換えているようなイメージです。キウイは、ちょっとだけ火を通すと華やかな味になっておいしいのです。 動画を作りましたのでご覧ください。 (4人分) ●ゴールデンキウイ——2個(1.5cmの角切り) ●ペースト用(ミキサーで滑らかなペーストにする) ○ココナッツシュレッド——1cup ○ヨーグルト——1cup ○青唐辛子——1/2本 ○マスタードシード——小さじ1/4 ●塩——小さじ1/3 ●テンパリング用 ○サラダ油——小さじ2 ○マスタードシード——小さじ1/4 ○カレーリーフ——10枚くらい ①小鍋にコ
Coconut chutney チャトニというのは、チャツネのことです。インドではチャツネのことをチャトニと呼ぶようですね。ヒンディーではchatniです。チャツネと言うと、マンゴーチャツネのようにどろっとしたものから、コンポートのようなものもありますが、南インドでは一般に、ペースト状のものが多いです。チャツネは保存性を高めたものが多いですが、南インドのチャトニは、出来立てを食べるのが至上とされています。庭で摘んだばかりのコリアンダーで作る、出来立てのコリアンダーチャトニは最高らしいですよ。僕は食べたことありませんが。 ミールスに添えても良いし、とくにティファンは、チャトニ必須といっても過言ではありません。 一応動画にしました。ペーストにして、テンパリングするだけなのですが、良ければご覧ください。 材料と手順 (6人分) ●ココナッツシュレッド——1cup ●チャナダル——小さじ1/4(乾
spinach kootu keerai kootu ほうれん草と豆とココナッツを合わせて煮たものです。 「kootu」は、「combined」くらいの意味で、二種類以上の何かが合わさったものを指します。と言うと、もう、カレーは全部クートゥじゃないか!とのご指摘を受けそうです。一般的には、豆と野菜を煮たものに、ココナッツが入ったり入らなかったり、というくらいのものが、kootuなのだと思います。おそらく、豆の入らないクートゥは普通ではないですし、野菜の入らないクートゥも一般的ではないと思います。 余談ですが、spinach kootuというよりも、keerai kootuと言った方が格好いいと思います。keeraiというのは、青菜全体を指します。ドラムスティックの葉drumstick leaf、アマランサスamaranth、フェネグリークリーフ methi leaf、ほうれん草spina
brinjal chutney チャトニchutneyというのは、野菜などをペーストにしたもので、ミールスにちょっとついていたり、ドーサやイドゥリなどのティファン(軽食)類についてきます。 eggplant、aubegine、が普通の英語で、brinjalというと、インド英語っぽいように思います。bainganはヒンディーで、katthirikaiがタミルです。たぶん、brinjalと言っておけば、大体のインド人に通じそうですが、詳しい方がいたら教えてください。 チャトニーの中でも、この茄子のチャトニは、だれにでも喜ばれる味だと思います。 まずは動画でイメージを掴んでください。 材料と手順 (4人分) ●ナス——3本(4つ割りにして薄切り) ●サラダ油——大さじ1 ●クミンシード——小さじ1/4 ●ヒング——小さじ1/8 ●青唐辛子——1本 ●塩——小さじ1/2 ●タマリンドペースト——
lassi 言わずと知れた甘いラッシーです。お店で飲むラッシーって、あんまりおいしくないような気がします。変に甘かったり、ヨーグルトの風味が足りなかったり。市販のヨーグルトドリンクは、ラッシーというより、乳酸菌飲料的な味がしますし、これはもう、自分で作るしかありません。 一応動画を作りました。需要があるかはわかりませんが、ぺらぺらと喋っています。 材料と手順 (2杯分) ●ヨーグルト——100ml ●牛乳——200ml ●水——100ml ●レモン汁——大さじ2 ●砂糖——大さじ3 ①材料をすべてボールに入れて、良くかき混ぜる。以上! ラッシーのあれこれ ・ヨーグルトは特に、ビヒダスを強く勧めます。ブルガリアやナチュレ恵では、しまりのない味になります。レモンを増やしましょう。牛乳は、よつ葉牛乳がお勧めです。すくなくとも、牧場の朝、とか、そういう牛乳と名乗れないようなものはやめましょう。 ・
Bagara baingan ハイデラバードの名物料理です。bainganがナスを指します。bagaraが、tenperedとか、tadkaとかと同じような意味らしく、スパイシーとか香しいとか、そんなかんじですね。また、bagaraを、baghara、bagareyと書くこともあるようなのですが、詳しくないのでわかりません。英語で表記しようとすると、spicy eggplant curryとか、savoury eggplant curryとか、rich eggplant curryでしょうか。きっと英語圏の方にも、bagara bainganのほうが通じるような気がします。 ビリヤニと食べるのが定番のようです。ビリヤニにバガラベインガンがついてくるなんて、贅沢ですね。 それでは、まずは動画でイメージを掴んでください。 材料と手順 (4人分) ●ナス——5本 (表面に5本くらい、縦に薄く切れ
yeruvalli kuzhambu 日本ではなじみのない料理です。yeruvalliというタミルナドゥ州の料理で、カーストの最上位に列されるbrahminの料理のようです。ケララにも、pulinkariという似たような料理があって、ケララにもbrahminはいるので、タミルナドゥ州の料理だ、と断定するのは気が引けます。まあ、おいしいので、深く考えないようにしましょう。ココナッツの甘味にフェネグリークが香り、恍惚の味になります。 まずは動画でイメージをつかんでください。 材料と手順 (4人分) ●南瓜——1cup(2cmの角切り) ●冬瓜——1cup(1.5cmの角切り) ●ナス——1/2cup(1.5cmの角切り) ●人参——1/2cup(1.5cmの角切り) ●オクラ——6本(半分に切る) ●ココナッツペースト用 ○ココナッツシュレッド——1.5cup ○フェネグリーク——小さじ1/2
これから何回かに分けて、スパイスの使い方の、基本的なところを述べていきます。思いつくままに書いていくので、後でまとめて一本のコラムにするかもしれませんし、映像化するかもしれません。 これまでのレシピやコラムと内容が重複することがありますし、もしかしたら、腕利きのスパイス好きの皆様には、物足りない内容になるかもしれませんが、どうかお付き合いください。想定する読者像は、S&BやGABANのスパイス類を、ちょっと触ったことがある、程度の方々です。 最初は、基本原則その①スパイスには火を通す、です。 これは、インド料理業界では常識だと思います。もし、スパイス講座に行ったことのある方なら、スパイスには火を通しましょう、と教わったはずです。では、それはなぜなのか、考えていきましょう。きっとその理由を考えることで、良いスパイスの使い方が見えてくるはずです。 スパイスには火を通す……なんで? スパイスに火
White veg kurma ベジクルマ、というのは、kormaというリッチなカレーから派生したものらしいです。kormaが、kurmaになったんですね。kurmaというと、南インドっぽい呼び方です。明確な線引きは難しいところですが、ココナッツは、大切な要素です。ココナッツの入らないkormaはたくさんありますが、ココナッツの入らないkurmaは、あまりないと思います。そんなかんじです。 南インド屋の店舗では、ターメリックもトマトも赤唐辛子も使わない、白いkurmaのことを、ベジクルマと呼称していました。ここまで白くてココナッツっぽくしておけば、kormaとの差別化を図れると考えたからです。このレシピでは、このようなkurmaを、白いveg kurmaと呼ぶことにします。英語ではそのまま、white veg kurmaというようです。 まずは、動画でイメージをつかんでください。 材料と手
onion pakora インドのかき揚げのようなものです。フリッターの方が近いかもしれません。パコダ、バジ、などとも呼びます。インドだけでなく、ネパールでも食べられるものですね。 本来は、ベイスン(ひよこ豆の粉末)だけか、米粉を混ぜて揚げるのですが、このレシピでは小麦粉を使います。インドのみなさんごめんなさい。小麦粉はさくっとしておいしいのです。 いつもとは違う、長めの動画を作りましたのでご笑覧ください。音声付きです。 材料と手順 (4人分) ●玉ねぎ——1個 (1mmくらいの薄切り。玉ねぎを縦に割りそれを繊維に対して垂直に半分にする。それを繊維に沿うように薄切りにする。画像参照のこと) ●ベイスン——1/2cup (ひよこ豆の粉末です) ●薄力粉——1/2cup ●青唐辛子——2本(みじん切り) ●ターメリック——小さじ1/4 ●チリパウダー——小さじ1/4 ●コリアンダーパウダー——
Okra theeyal Malayalamという言語だと、Vendakka theeyalです。焦がしココナッツのカレーです。theeyalというのは、焦げたもの、burntくらいの意味のようです。vendakkaがオクラ、という意味です。英語だとokraとかladyfingerですね。 焦がしココナッツの風味が特徴的で、タマリンドの酸味も加わるので、好みがわかれる料理かもしれません。ただ、お店で出すと、みなさまに喜んで頂けたので、日本人の許容範囲は広いのだなあ、と思いました。 まずは動画でイメージをつかんでください。 材料と手順 (4人分) ●オクラ——20本 (4等分くらいのぶつ切りにする) ●サラダ油——小さじ1 ●ココナッツペースト用 ○ココナッツシュレッド ○フェネグリーク——小さじ1/8 ○ブラックペッパー——小さじ1/8 ○ホールチリ——1本 ○水——1.5cup ●ターメ
Pineapple pulissey プリセリはケララ州の料理で、Onamというお祭りのときに食べられる、超豪華ミールスのようなSadhyaでも出てきます。プリセリは、マンゴー、冬瓜、パイナップルあたりで作ることが多いようです。同じようなカレーに、モールコザンブmor kuzhanbuがあって、こちらもヨーグルトのカレーです。ココナッツの有無やスパイスの使い方が二つの違いですが、例外もあるのでお気を付けください。 これ単体でご飯を食べる、というイメージでなく、たくさんあるおかずの中の一つとして輝きます。 それでは、まずは動画でイメージを掴んでください。 材料と手順 ●パイナップル——1/2個 (1.8cmの角切り) ●ココナッツペースト用(ミキサーで滑らかなペーストにする) ○無脂肪ヨーグルト——1cup ○ココナッツシュレッド——1cup ○青唐辛子——2本 ○クミンシード——小さじ1/
Ashgourd poriyal 冬瓜のココナッツ炒めです。正確に言うと、winterrmelonかもしれません。ashgourdと言ったほうが格好いいです。 冬瓜を炒めてココナッツをまぶしたもので、そのまま食べておいしいかと訊かれたら、ちょっと考えてから、わりとおいしいよ、と答えるような味です。ただ、ミールスの一品としては、とても良いです。冬瓜のほろ苦さがおいしいのです。 そもそもポリヤルとは何だろう、という方はこちらの定義のようなものをご覧ください。 まずは動画でイメージをつかんでください。ただ冬瓜を炒めているだけの動画です。 材料と手順 (3人分) ●冬瓜——250g (1.5cmの角切り) ●サラダ油——小さじ2 ●マスタードシード——小さじ1/2 ●玉ねぎ——大さじ1 (みじん切りにして量ってください) ●青唐辛子——1/2本 (みじん切り) ●ターメリック——小さじ1/4 ●塩
Hyderabadi Veg korma コルマ、というのは、生クリームやココナッツ、ナッツ類でコクをだした、リッチな味のカレーを指します。とろみがあって、重たそうなカレーは、コルマと呼んでおけば、間違いではありません。 このレシピは、ハイデラバード出身の友人が作っていたもので、ハイデラバード風だ、と彼は言いますが、その定義は良く分かりません。このコルマには、ココナッツを入れてはいけません。彼に怒られます。「あいつらはなんにでもココナッツを入れたがるんだ」と彼は言います。なるほど、同じインド人でも、出自によって、色々なんですね。 kormaと書くのですが、Qolmaと書くこともあり、このあたりの区別はよくわかりません。kurmaと書くと、南インドっぽい雰囲気になります。 まずは、動画を見てイメージをつかんでください。 材料と手順 (4人分) ●じゃが芋——中3個(2cmの角切り) ●インゲ
フェンネル、和名ではウイキョウですね。 南インド屋ではフェンネルティーを出していて、「フェンネルティーってなんですか?」と訊かれると、「フェンネル、和名ではウイキョウです」と格好つけて言うか、「あの、薬湯みたいなにおいのあれです」と答えるかのどちらかでした。 これで皆様に、フェンネルとはなにかが伝わっていたのでしょうか。ウイキョウ、と聞いてピンとくる方は、そもそも、フェンネルでもわかるはずで、たぶん、「ああ、あれかあ」とうなずいてくださった方の多くは、「こいつ何言っているかわかんないけど、なんか格好つけて、和名、とか言っているから、とりあえず頷いといてやるか」くらいに思っていたのだと思います。すみません、格好つけてすみません。 そういうフェンネルですが、もうひとつ、インド料理界隈でつかわれる説明がありますね。レジの横に置いてある、薄緑のあれです。もしくは糖衣のあれです。あの、消化とか口臭と
タマリンドっておいしいですよね。たまらんです。 タマリンドは、そのままでは使いにくいので、水でふやかして、ペーストにしてしまった方が楽です。このブログ内では、タマリンド溶液、なんて呼んでいますが、タマリンドペーストの方が良いかもしれないですね。 ということで、タマリンドの下準備の方法を解説していきます。 タマリンドとは タマリンドってのは、こういうものです。600円くらいだと思います。 これはタイ産のもので、日本で手に入りやすいのは、このタイ産のものだと思います。インド産の方が、筋っぽくて、より甘みが少なくて酸っぱいです。まあ、どちらでも良いです。輸入食品の店とか、タイマーケットとか、ハラルショップに置いてあります。あとは、ネットでも買えます。 袋から出して、四分の一くらいを、ちぎりとります。 まずはふやかす タマリンドをボールに入れ、ぬるま湯を注ぎこみます。 ぬるま湯じゃなくても、水でも
spinach sambar たぶんインド人の大好物、ほうれん草のサンバルです。 以前紹介したサンバルは、 入れる野菜を色々と変えても良いのですが、ほうれん草や青菜に関しては、違うレシピにした方がおいしいです。 spinachというのはもちろん英語で、ヒンディーではpalakと言ったり、malayalamではcheeraとも呼んだりするようです。cheeraって、女の子の名前に使うような気もします。 似たものに、keerai sambarがあります。ほうれん草のサンバルを指して、keerai sambarと言っても間違いではないと思うのですが、keerai というと、青菜を指すようで、とくにサンバルには、フェネグリークリーフを使うのが人気があるようです。まあ、色々ですね。 それではまず、動画でイメージをつかんでください。 材料と手順 (4人分) ○トゥールダル——1/2cup(ざっと洗って
「さて、今日は、スパイスの話をしようと思う」 「南インド料理のブログだから、当然やな」 「正確には、スパイス信仰の話になる」 「信仰、とはずいぶん大上段に構えたな」 「カレーをひとに振る舞ったことのある人ならわかるかと思うが、食べた人が味の感想を述べるとき、まず、スパイスについて言及することが多い」 「そりゃ、カレーだから、スパイスなんじゃないのか」 「スパイス使い云々、スパイスが立っている、スパイスがふわっとくる、スパイス感がつよい、などと形容することが多い。カレー好きなら、クミン、コリアンダー、カルダモン、などのスパイス名を出すこともあるが、大体、それは外れているな。作った本人でないと、どんなスパイスが入っているかなんて、わからないもののようだ」 「まあ、混ざってしまうと、スパイスの香りなんて、たどるのはほとんど不可能やな」 「少なくともミールスでは、使っているスパイスなんて、量も種類
ああ、今日は嫌な日だった、という日もあります。 大人であればだれでも、嫌なことがあった時に、どうやってそれを解消するか、皆様それぞれの技を持っているかと思います。 酒、スポーツ、デート、というのは、とても有効な手段です。 とにかく煙草をふかして、いつもなら勿体ないから指が焦げそうになるまで吸うのを、半分もいかないうちにすぐにもみ消し、新しい一本に火をつけて、吸って、火をつけて、また吸いはじめる。そうやって、ひと箱を吸いきる人もいるかと思います。 湯船に目いっぱいお湯をためます。おしりから勢いよくざぶんと体を沈めて、じゃあじゃあと流れていくお湯の音を聞くと心がやすらぐ、なんていうのもあります。 得意先が自分のミスを棚に上げて納期を縮めろと迫ってきた日には、いつも降りる駅を飛び越して町田駅で降りて、まずはラーメンを食べてから、居酒屋でなくバーでビールを飲み、熟女パブに行って癒される、という人も
二年くらい前のことだったと思います。札幌に、ダライラマ法王が来ました。 講演をするとのこと。主催は札幌青年会議所でした。会場につくと、やけに良いスーツを来た若い男たちが、これはネットワークビジネスなのか?という雰囲気を醸し出しています。ちなみに、タイトルはUniversal Responsibilityです。格好良い……。 講演の前に、札幌青年会議所の構成員による、よくわからない説教がありました。音量のやけに大きい、視覚効果たっぷりのパワーポイントで、「われわれの世界とは」「未来につなぐ、この思い」「自分たちひとりひとりにできること」というようなこと(うろ覚え)を仰っていた気がします。これを聴いて、会場の気持ちはひとつになります。「はやくダライラマの話きかせろ」。 ダライラマ法王は、面白いおじいさん、というかんじでした。 内容は、怒りのコントロールとか、平和とか、教育とか、そういうことだっ
ベジクルマ、というカレーがあります。 いろいろなタイプのベジクルマがあるのですが、その中でも、ココナッツ、カシューナッツ、ポピーシード、フェンネル、青唐辛子、なんかをペーストにして作る、白っぽいタイプのベジクルマがあります。人参、インゲン、じゃが芋なんかが入っています。 お店ではじめてそういうタイプのベジクルマを食べて、こりゃあおいしいなあ、ココナッツやカシューナッツの甘みがたまらないや(ミスター味っ子風)と思って、自分で作って食べてみると、もったりした味で、あれ?こんなおいしくなかったっけ?となりました。 記憶をたどったりレシピを探したりして検討してみると、出来は良いはずです。ただ、自分で食べると、おいしくないのです。 店員Aは喜ぶし、お客様にお出ししても、とても喜ばれます。人気メニューと言って差し支えないくらいです。 釈然としない気分で、作って、食べて、首をかしげて、と繰り返しているう
大学を休学して暇だったときに、体を鍛えてみようと思い立ちました。大学のジムが無料で使えますし、時間ならいくらでもあります。 ただ、結局、半年ほどで辞めてしまいました。 北海道大学のジムは、校舎のあるところから、しばらく歩いたところにあります。 曲がりくねった道が原生林の中を通っています。カラスに見張られながら歩き、視界が開けたかと思うと、牛舎と、廃墟一歩手前のサークル棟が目に入ります。高校の校舎のような、6階建てくらいの建物です。吹奏楽部が、ぷーぷーと音を出しています。 その奥に、ジムがあります。悪名高い学生寮もその近くにあります。入り口を入ると、右側には、まったく機能していない守衛室があります。左側に行くと、ジムがあります。小さめの体育館くらいの広さです。 ジムの中では、序列のようなものがうっすらと存在します。 妙に体の厚い、アメフト部がやはり一番幅を利かせています。あとは、陸上部も、暇
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