11日午後5時15分頃、沖縄県東村の米軍北部訓練場(東村、国頭(くにがみ)村)近くの牧草地で、米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリコプター「CH53」が緊急着陸し、炎上・大破した。 防衛省などによると、乗員7人にけがはないという。東村にも住民の人的被害に関する情報は寄せられていない。 米軍側の発表では、CH53は訓練飛行中に出火したため、緊急着陸したとしている。沖縄県警によると、現場は東村高江付近の県道70号近くで、訓練場の施設外。東村役場などによると、近くに約20人が住む集落があり、北約2キロには高江小学校もある。 小野寺防衛相は同日、防衛省内で記者団に「米軍の事故が続いている。安全な運航にしっかり対応するよう強く申し入れたい」と話し、米軍側に原因究明と再発防止、詳細な情報提供などを求めたことを明らかにした。