ロシアによるウクライナ南部クリミア半島への軍事介入に関連し、米国と欧州連合(EU)は3日、ロシアに対する制裁の検討に入りました。いずれも軍事的措置は否定。米国、EUさらに国連も、対話による外交的・平和的な解決を追求する姿勢です。 (関連記事) オバマ米大統領は3日、欧米・ロシア間の貿易・投資の停止など、対ロシア制裁を検討していると表明。米国防総省のカービー報道官は、米・ロシア間の一切の軍事交流を中断すると発表しました。 EUも同日の緊急外相会議で制裁を警告する声明を採択。ロシアによる緊張緩和に向けた動きが見られない場合、ビザ(査証)なし渡航に向けた交渉などEU・ロシア間の協議を中止し、制裁も検討するとしています。 これまでに、ロシア軍がクリミア半島から撤退する動きはありません。ロシア政府は3日、ウクライナとの国境付近で行っていた軍事演習を予定通り終了し、参加部隊の撤収を命じたと発表しました