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書評とわりとどうでもいい米に関するsuzu_hiro_8823のブックマーク (20)

  • 日本はなぜ大慶油田を発見できなかったのか

    実は正確な書名は「日軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか(著者岩瀬昇)」 これは書評ではなく、このを参考に日頃考えていることをまとめてみた。 アメリカが昭和16年夏に石油を全面禁輸したことが日を対米戦に駆り立てた決定的要因であったことはよく知られている。昭和天皇独白録でもこのことに触れている。 だがアメリカの石油禁輸と日の対米開戦決断の関係については誤解している人が多い。日アメリカが石油を全面禁輸したのに逆上して開戦決意したわけではないし、テキサスの油田を取るために開戦決意したわけでもない。 戦前日の石油自給率は低く産地は僅かに新潟と北樺太(ソ連領であったが日は石油採掘利権をもっていた)だけであったし、比較的近い石油産地と言えば蘭印(インドネシア)しかなかった。しかも宗主国オランダは前年5月ドイツに占領されたので蘭印は半分空き家というのが日の認識であった。 そもそも日

    日本はなぜ大慶油田を発見できなかったのか
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2016/03/04
    結果論ぽいですが、著者はジパングでも読んだのかなオイコラ
  • 田中角栄の「開発主義」の功罪:『天才』

    小説としては駄作である。正味200ページ足らずで、パラパラに組まれた1人称のモノローグで書かれている田中角栄伝は、巻末に列挙されている資料を読めば誰でも書ける。ただ著者が、なぜ人生の最期に近くなって田中論を書いたのかという意図は、「長い後書き」に書かれている。 日の高度成長期に、それを支えたテレビや高速道路や新幹線をつくったのは、田中だった。彼が議員立法で40も法律をつくった記録は、いまだに破られていない。日政治家のほとんどが官僚のつくった法律に文句をつけるだけなのに対して、田中は憲法の理想とするlawmakerとして、ずば抜けた能力を発揮したのだ。 彼の政治哲学はナショナリズムだった、と著者はいう。エネルギー資源に乏しい日が発展するためには原油の確保が必要だと考えて中東外交を積極的に行ない、原子力開発のために地元に交付金を落とすシステムをつくった。しかしそれは日を支配下に置こ

    田中角栄の「開発主義」の功罪:『天才』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2016/02/17
    そんでも、成長しなきゃ、開発しなきゃと考えている大多数の経済に少し詳しいひとびとは、しんたろーの言うことを笑えないよなぁ(´ω`)
  • 『限界費用ゼロ社会 モノのインターネットと共有型経済の台頭』すべてが無料になったなら... - HONZ

    ここ数年、買い手としての自分と売り手としての自分との間に、上手く折り合いをつけられずにいる。一消費者としての立場から考えると、様々なコンテンツが安く、便利に手が入るようになったことは間違いなく喜ぶべき状況である。だが、広告屋としての売り手の立場から考えるとコンテンツが安くなる状況というのは、決して喜ぶべき状況ではない。 ただ喜ぶべき、もしくはただ憂うべきだけの状況だったら、まだ対処のしようもあるだろう。だが先行きが不透明なまま、もどかしさにかまけて身動きが取れないというのが実情だったりする。そして売るものも買うものも安くなっていく現象は、特定の産業のみに起こるものなのか? 世界全体の富の総量は増えていくのか、減っていくのか? それらの変化に伴い、人間の根源的な欲求は変わりうるのか? 疑問は尽きない。 書は文明評論家として名高いジェレミー・リフキンが、今起こっている経済パラダイムの変換から

    『限界費用ゼロ社会 モノのインターネットと共有型経済の台頭』すべてが無料になったなら... - HONZ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/10/27
    もしこの通りだとしたら、相変わらず「もの作って売っときゃ何とかなる」という"ものづくり大国(苦笑)"ではどもならんということで、このエントリ前半のもやもやはこれで説明が付きそうと半可通(´ω`)
  • 【まえがきは謳う】新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか(著:井沢 元彦) | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz

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    suzu_hiro_8823 2015/09/16
    (著者についてはひとまずおいとくぉ)『軽減税率』の話になるとやたらと必需品扱いさせるのもすんごく我田引水的。がめついあそこが税を軽減されてその分上げ幅を安く抑えるわけないじゃない(´ω`) #tokyofm_timeline
  • 【読書感想】日本の反知性主義 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    の反知性主義 (犀の教室) 作者: 内田樹,赤坂真理,小田嶋隆,白井聡,想田和弘,高橋源一郎,仲野徹,名越康文,平川克美,鷲田清一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2015/03/20メディア: 単行この商品を含むブログ (14件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 集団的自衛権の行使、特定秘密保護法、改憲へのシナリオ…あきらかに国民主権を蝕み、平和国家を危機に導く政策が、どうして支持されるのか?その底にあるのは、「反知性主義」の跋扈!政治家たちの暴走・暴言から、メディアの迷走まで、日の言論状況、民主主義の危機を憂う気鋭の論客たちによるラディカルな分析。『街場の憂国会議』に続く、緊急論考第2弾! 【目次】 反知性主義者たちの肖像 内田樹 反知性主義、その世界的文脈と日的特徴 白井聡 「反知性主義」について書くことが、なんだか「反知性主義」っぽくて イヤだな、と思った

    【読書感想】日本の反知性主義 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/06/28
    訳語がよくなかったと思うのよ、それと、"取り敢えず聞いてみる"程度でいいんじゃね?『聞いてしまったらすべてを受け入れなければならない』ってわけでもないしね(´ω`)
  • デモクラシーは歪んだ制度 『民主主義の条件』

    大阪都構想については個別の事情はいろいろあるだろうが、これは政策というより橋下徹氏の信任投票のようなものだった。全国的にみておもしろいのは、Vlogでも説明したように税金を使う世代が政治を決める傾向が鮮明に出てきたことだ。 これは「シルバーデモクラシー」の問題ではなく、デモクラシーの質的な歪みである。今回は一つの問題についての住民投票というわかりやすい形で出てきたが、国政の歪みはもっと複雑で困難だ。1100兆円の政府債務と800兆円の年金債務を抱えて社会保障の削減は絶対さけられないのに、それを提案する党が与野党に一つもない。 日政治家は、個人後援会を通じて地元利益を吸い上げる受益者の代表になってしまい、納税者を代表する党が育たない。自民党という受益者集団が圧倒的多数で、それ以外の野党が(民主党も含めて)泡沫政党になってしまった。政党政治来、民意をグループにまとめる制度なのに、日

    デモクラシーは歪んだ制度 『民主主義の条件』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/05/23
    "国民国家"を放棄するのならそれでもいいけどね(´ω`)
  • 【常識と非常識の座標】vol.14 「日之丸街宣女子」の売れ方にみる消費行動の異変 | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/05/21
    中身を読まずレビューだけで読んだような気になる"見てきたような嘘"を言うよりましだろうかと愚考。ただし、これをすべて好意(あるいは悪意)的な反響にすり替える"編集"も有るからご注意の程を(´ω`) #tokyofm_timeline
  • なぜ長州のテロは成功したのか『明治維新という過ち』

    書の史実にはいろいろ誤りが指摘されているが、発想はおもしろい。明治維新の実態は、長州の狂信的なテロリストが尊王攘夷というカルト思想にもとづいて徳川幕府を倒した内戦だった。「明治維新」という言葉も同時代にはなく、「昭和維新」のテロリストたちが使い始めたものだ。 その教祖とされる吉田松陰が、松下村塾を開いて「明治の元勲」を教育したというのも神話である。1842年に松下村塾を開いたのは玉木文之進で、松蔭は1857年にその塾頭となったが、翌年投獄されたので塾は廃止された。だから彼が塾の指導者だったのは1年余りで、彼が直接教育した著名人は高杉晋作と久坂玄瑞ぐらいだが、久坂が松蔭を尊王思想の教祖にまつり上げたのだ。 「維新」や「攘夷」という言葉は松蔭のオリジナルではなく、水戸学の受け売りである。この始祖は「水戸黄門」として有名な徳川光圀だが、彼は地元では暴君として知られていた。日歴史をすべて天皇

    なぜ長州のテロは成功したのか『明治維新という過ち』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/05/06
    あれは、テロと言うよりクーデター(それも、政権交代の度に起きるタイの)だと考えた方が、おいらにはわかりやすいかな…(´ω`)
  • 【まえがきは謳う】日本人の99.9%はバカ / ロマン優光 (著) | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/02/24
    筒井さんでさえ"乱調人間"と穏当な言葉にしたのにねぇ( ̄∇ ̄:)
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    suzu_hiro_8823 2014/06/01
    『歴史』を"信じる"と"信じない"に分けるのは、もはや歴史の範疇ではなくむしろ政治の範疇になりますからね(´ω`)。ちょうど『原発における科学・技術』と同じように(´ω`)
  • 日本には保守すべき伝統がない - 『精神論ぬきの保守主義』

    書も指摘するように、日には来の意味での保守主義の伝統がない。それはconservatismを新自由主義と訳す無知な人々に象徴されている。それは当然で、保守主義はもともとイギリスで貴族や地主のイデオロギーとして生まれたものだ。これがアメリカに移植されて独立革命の伝統を守る人々のイデオロギーになったが、両者はかなり違う。 家イギリスの保守主義はバークのように伝統や慣習を大事にし、「基的人権」や「国民主権」といった抽象的な概念を否定するのに対して、アメリカの保守主義は「自立した個人」を絶対化し、政府の経済活動への介入を拒否する。両者に共通しているのは、国家への懐疑である。 ところが日の自称保守は、安倍晋三氏のように日銀が物価水準を操作する「設計主義」を主張し、靖国参拝などに傾斜する国家主義である。これは英米の保守とは違い、北一輝や岸信介に始まる国家社会主義の伝統だ。これに反対する左翼

    日本には保守すべき伝統がない - 『精神論ぬきの保守主義』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2014/05/26
    とはいえ、漠然と『右=保守』『左=サヨク(ぁ)』としか考えてないひとは少なくはないでしょう、ましてや原書を読めるひとがこういう間違いをするとは思えませんしね(´ω`)
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    suzu_hiro_8823 2013/11/12
    「ボディを透明にする」は書かれているのだろうか(ぇ
  • 民主政治はなぜ失敗するのか - 『政治における合理主義』

    民主党政権の混乱がやっと終わったと思ったら、今度は自民党の(昔のように)何もしない政治が始まった。最初は力を入れていた「大胆な金融緩和」に効果がないと知った首相は、増税による「景気の腰折れ」を防ぐと称して、昔のバラマキ公共事業に回帰してしまった。来年度予算は、シーリングもなしだ。 このような民主政治の前提とする「国家の主権者は合理的な個人であり、彼らの民意を正確に集計して政治に反映させる」という論理はフィクションである、と著者は断定する。実際の政治は、自律性も合理性もないできそこないの個人が付和雷同して決めるものであり、民主政治は危険な統治機構である。 さらに危険なのは、「人権」や「平等」を求めて、自分たちの正義を社会に押しつけようとする大衆人である。彼らはその人権なるものが「神から与えられた」神聖で不可侵の自然権だと主張し、このような信仰にもとづいてフランス革命が行なわれ、多数派からなる

    民主政治はなぜ失敗するのか - 『政治における合理主義』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/10/05
    書籍そのものは多分問題ないのだろうけども…( ̄▽ ̄;)ナニコノエントリ
  • 真の危機は「法の支配」の崩壊だ - 『劣化国家』

    近代国家は大きくなりすぎ、タレブのいうフラジャイルな制度になってしまった。財政破綻や金融危機などの問題は、あまりにも複雑でコントロール不可能だ。これから世界の成長の主役になるのは主権国家ではなく、上海、ムンバイ、リオデジャネイロなど1000万人以上の人口を集めるメガシティである。こうした都市は、ダイナミックな競争によってアンチフラジャイルな未来のシステムになるだろう。 国家の形態としてもっとも古く、もっとも効率的なのは都市国家である。世界の一人あたりGDPの上位にもルクセンブルク、香港、シンガポールなどの都市国家が並んでいる。それは軍事的には主権国家に勝てなかったが、現代の戦争においては地上戦は大した問題ではない。 日は日米同盟でアメリカに国防を「外注」しているので、少なくとも大都市は都市国家としてやっていけるだろう。都市国家に議会は必要ない。シンガポールのように選挙で選ばれた独裁的な市

    真の危機は「法の支配」の崩壊だ - 『劣化国家』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/09/22
    『このタイトルを見て、いま世界一有名な歴史学者が日本についての本を出したのかと思う人もいるかもしれないが』>のびーセンセイ書かないのー?( ̄▽ ̄)マテヤコラ
  • 【書考空間】中国食品を見破れ スーパー・外食メニュー徹底ガイド(編:『週刊文春』特別取材班) | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/08/24
    今の時代、どれだけ多くの人間を地獄にたたき落としてでも、金儲けできる奴が偉いとされる世の中ですからねぇ、別に不思議でもない( ̄▽ ̄)ケセラセラ #tokyofm_timeline
  • 宮本常一が地を這い、みつめた民衆の暮らし

    いわずと知れた民俗学者、宮常一の著作で、しかも昨年8月の初版発行ではあるが、どうしても今ご紹介したく、とりあげた。 というのは、書に収録された「飢餓からの脱出」と「日人の生活」という2の原稿のうち、「飢餓からの脱出」は、「書きかけのままで残されていた未完の原稿」であり、未発表の作品だからである。 さらに、「未発表・未完原稿」という貴重さにも増して、今ふたたび宮常一の“仕事”を振り返りたくなったのは、「日中をくまなく見て歩いた宮ならではの、各地に例を挙げた考察」が、情報のあふれる現代社会においてひときわ光彩を放つからである。 宮常一を想起させた 斎藤真一の「使命感のようなもの」 実は、書を手にとったのは、ある絵画との、雷に打たれたような邂逅がきっかけだった。 先月、山形県天童市を訪れた折、市内の出羽桜美術館とその分館「斎藤真一 心の美術館」に立ち寄った。恥ずかしながら、画

    宮本常一が地を這い、みつめた民衆の暮らし
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/07/26
    地を這いずり回らず財界の周辺を這いずり回り記事を綴る経済誌がこうゆう本を紹介する。"貧乏"はカネ持ちにとってのファンタジーなのだなぁ( ̄▽ ̄)ォィォィ
  • アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる

    このタイトルをいま読むとギャグとしか思えないが、おそらく2月下旬に書かれた書(リンクは張ってない)で、著者はこう勝ち誇っている。 金融緩和をするとインフレ予想が出て、実質金利が下がる。そして、実質金利が下がることで、為替が安くなって株価が上がる。[・・・]これらはすべて、経済学のオーソドックスな理論で、すべて実証されていることです。批判に対してはこう答えれば十分でしょう。「論より証拠。いま目の前で起こっていることを見てください」(p.42、強調は原文) これに対しては、同じ言葉を著者に返せば十分だろう。株価も地価も暴落し、円と長期金利は上がって、4月のコアCPIは前年同月比-0.4%のデフレで、予想インフレ率も下がってしまった。 著者のトリックは単純である。日銀の発行するマネタリーベースと市中に出回るマネーストックを「通貨」や「マネー」という言葉で混同し、都合よく使いわけるのだ。たとえば

    アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/06/10
    あえて使ったタイトルへの突っ込みもさることながら、まだ『外した外した』とハシャぐのは早い。なにせ『成功するまでやる』と言ってるのだから( ̄▽ ̄;)
  • エネルギー産業が再生の鍵 - 『日本企業は何で食っていくのか』

    企業は何でっていくのか (日経プレミアムシリーズ) 著者:伊丹敬之 出版:日経済新聞出版社 ★★★★☆ 「異次元緩和」の失敗と株価の暴落で、日経済の停滞が金融緩和ぐらいで解決できるような簡単なものではないことは、政治家にもわかっただろう。質的な問題は、書もいうように、かつて日の得意分野だった家電や半導体が新興国との競争で総崩れになっている状況で、これから日企業は何でっていくのかということだ。 著者は「エネルギー産業が鍵だ」という。日はもともとエネルギーの自給率が低いため、省エネや原子力などの分野では、今でも世界一のレベルを保っている。これを中核にして「電力生産性」を高めることによって産業を再構築すべきだという。これは原子力開発が行き詰まり、これから原油の値上がりなどのエネルギー制約が日の成長を制約する大きな原因になることを考えると、重要な視点だと思う。 インフラ産業

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    suzu_hiro_8823 2013/06/02
    『外食サービスや観光のような日本文化を生かせる分野にも可能性がある』<"ブラック企業"という日本文化ですねわかります(ぉぃ
  • 書評『つらいから青春だ』--- 城 繁幸

    つらいから青春だ 先日、ソウル大のキム・ナンド教授とKBSの企画で対談したのだが、その時にいただいたのが書だ。人口が5千万人の韓国で170万部売れたというから、そのインパクトの凄さがよくわかる。 ただ、正直にいうとタイトルだけみて「昔はもっと大変だったんだから若いもんはもっと頑張れよ」系のかと思ってついついほったらかしてしまっていた。ようやく手に取ったのは連休に入ってから。で、内容はというと……個人的には学生はもちろん、悩める若手ビジネスマンにも強くおススメしたい一冊である。 ダメな自己啓発のパターンは、だいたい以下の2つだ。 ・単純に「もっと頑張れよ」的な精神論 ・スーパーマンの武勇伝(例:「結局、〇はキレイが勝ち」とか) というか、世の中の99%の自伝、自己啓発の類はだいたいどちらかだと考えている。 ところが氏はスーパーマンでも修行僧のようなメンタルでもなく、国家公務員試験に3

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/02/16
    それでも「俺が出来たからおまえにも出来るはず」には変わらないわけで、経歴がこうだから、語り口が柔いからと言ってそれが免罪符にはなりませんがね。/結局自分でやるしかないんですよね、自分だけの自己啓発本。
  • 世界観を変える21世紀の古典 - 『ファスト&スロー』

    書は行動経済学をデカルト以来の「意識中心主義」を否定する知的な革命として位置づけるもので、原著が出て1年あまりで21世紀の古典としての地位を確立した。ナシーム・タレブが「『国富論』や『夢判断』と並ぶ社会思想のランドマーク」と絶賛しているように、すべての人の世界観を変えるインパクトがある。 といっても書は専門書ではなく、「オフィスでの井戸端会議」のネタが豊富に例示されている。「人間が意識的に行動している」という新古典派経済学は神話だが、その原因は脳がきわめて非効率的にできているためだ。脳の重さは体重の2%程度だが、基礎代謝の20%も消費する。このため、なるべく直感的なシステム1で情報を処理し、意識的なシステム2の負荷を小さくしようとする。これが拙著『イノベーションとは何か』でも紹介した、彼の2段階モデルである。 このモデル自体は著者の独創とはいえず、システム1はフロイトが「無意識」と呼び

    世界観を変える21世紀の古典 - 『ファスト&スロー』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/24
    その「不合理」を批判し「経済合理性」をごり押しするのが経済学者のお仕事だったような(ぉ)…そりゃ突き詰めれば全脳活動のシステム化はできましょうが、システム化出来たら多分ろくな事に使わないなぁ(コラ
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