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ブックマーク / blog.tatsuru.com (46)

  • コロナ後の世界 - 内田樹の研究室

    『月刊日』にロングインタビューが掲載された。「コロナ後の世界」について。 ■「独裁か、民主主義か」という歴史的分岐点 ―― 世界中がコロナ危機の対応に追われています。しかしたとえコロナが収束しても、もはや「元の世界」には戻らないと思います。内田さんはコロナ危機にどんな問題意識を持っていますか。 内田 新型コロナウイルス禍は、これからの世界のあり方を一変させると思います。「コロナ以前」と「コロナ以後」では世界の政治体制や経済体制は別のものになるでしょう。 最も危惧しているのは、「新型コロナウイルスが民主主義を殺すかもしれない」ということです。こういう危機に際しては民主国家よりも独裁国家の方が適切に対処できるのではないか・・・と人々が思い始めるリスクがある。今回は中国が都市閉鎖や「一夜城」的な病院建設や医療資源の集中という、民主国家ではまず実施できない政策を強権的に下して、結果的に感染の抑制

  • 低移民率を誇る「トランピアンの極楽」日本の瀕死 - 内田樹の研究室

    「ワシントンポスト」が 8 月 29 日に日特派員からの衝撃的な記事を掲げた。原文はこちら。https://www.washingtonpost.com/opinions/2019/08/29/japan-is-trumpian-paradise-low-immigration-rates-its-also-dying-country/ 移民流入を劇的に抑制するという極右の願望が実現した場合にアメリカがどんな国になるのか、その一端を知りたければ、日に来て、私の義父に向いの家のことを尋ねたらよい。 この家の持ち主は、日の南部の島にある北九州のこのさびれた労働者階級の住宅地で何年か前に死んだ。家は荒れ果て、朽ちるに任されている。相続した人たちの誰もこの家に関心を持っていない。税金は高いし、このような家についての市場の需要は事実上ゼロだからである。 珍しい話ではない。日の人口の人口は減少

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2019/09/02
    『たった一紙の一コラムの意見で』と嘯く方々もおられるかもしれない。しかしながら、そういった声を無視して取り返しのつかない大暴走を起こしたことなど、一度や二度ではないはずなのだが…(´ω`)
  • 電通は日本のメディアを支配しているのか? - 内田樹の研究室

    「電通は日のメディアを支配しているのか?」と題するフランスのネット記事を翻訳しておく。 記者はMathieu GAULÈNE。配信は5月13日。 プリントアウトしたらA48枚に及ぶ長い記事だった。手の空いているときにちょっとずつ訳したら、7000字になった。 電通は日のメディアを支配しているのか? Mathieu GAULÈNE • Publié le 13.05.2016 http://www.inaglobal.fr/television/article/le-publicitaire-dentsu-tire-t-il-les-ficelles-des-medias-japonais-9000 電通は世界第五位のコミュニケーショングループで、日の広告市場の過半を握っている。日のメディアの自由に、とりわけ原子力産業について語る場合のメディアの自由に、強い影響力を行使している。 参

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2016/05/22
    支配、というか"空気"をつくるイメージだな。日本では『検閲』よりも『空気(あるいは業界自主規制)』が強い(´ω`)
  • 日本はこれからどこへ行くのか - 内田樹の研究室

    先日若い研究者たちと話したときに、自分の立ち位置はどこかということが話題になった。私は自分の立ち位置を「大風呂敷を広げること」だと思うと言った。「屋」、人はそれぞれ自分の得意なスタイルで研究すればよいのではないかと申し上げた。 私は若いときからいつも「ウチダの論文は、話は面白いが論証が雑だ」と批判され続けてきた。その通りなので反論したことがない。でも、「面白い話」を思いつくと、どうしても黙っていることができないのである。 助手の頃、フランスの文芸理論家モーリス・ブランショがナチ占領下のパリで出した『文学はいかにして可能か?』という文体論を「検閲を逃れるために暗号で書いた自らの30年代の政治活動に対する総括」だという仮説から逐語的に読み直すという大風呂敷論文を書いたことがあった。学界では「バカなことを言うな」と一笑に付されたが、その後ブランショ自身が「あれは暗号で書いた政治論文である」

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2016/03/13
    "メタ欲望"たる経済に「需要の飽和」が答えとなるか、しかし経済ナントカ人は死んでも認めないだろな(´ω`)/メディアも「伝えたくないから流さぬ」と"編集権"を盾にしてるし受け手だけの問題でもないような(´ω`)
  • Japan Times の記事から「日本の厄介な歴史修正主義者たち」 - 内田樹の研究室

    海外メディアは連日安倍政権の歴史修正主義と国際的孤立について報道している。 ドイツの新聞に対してフランクフルト総領事が「親中国プロパガンダン」と抗議したことが、世界のジャーナリストたちに与えた衝撃を日の外務省も日のメディアも過小評価しているのではないか。 日では「政治的主人たち」(political masters)に外交官もジャーナリストも学者も無批判に屈従しているのが、外から見るとどれほど異様な風景なのか、気づいていないのは日人だけである。 日の厄介な歴史修正主義者たち(Japan Times, 14 April) by Hugh Cortazzi(1980-84 英国駐日大使) 日の右翼政治家たちは海外メディアの報道を意に介さないでいる。彼らが外国人の感情に対する配慮に乏しいのは、外国人を蔑んでいるからである。 右翼政治家たちは日をすべての面で称讃しない外国人、日の歴

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/04/15
    記事紹介/…まぁ、我々日本人は良く訓練されてますからね(´ω`)
  • またまたロイターの記事から - 内田樹の研究室

    2月11日のロイター発の記事が日政府の歴史問題についての広報活動が結果的に日にとって痛い結果をもたらすだろうという観測を述べている。 アメリカ歴史家たちの声明に続いて、英米から安倍政権の歴史認識についての批判的なコメントが続いているが、日のメディアは国際社会から安倍政権がどういう評価をされているかについてほとんど報道しない。 こうやってSNSで手仕事をするしかない。こういう手立てがあるだけありがたいといえばありがたいけれど。日のメディアに対する信頼が急落していることについて、もう少しメディア関係者は危機感を持って欲しい。 記事はここから。 日の戦時下の行為についての偏見を訂正しようとする日政府の運動が引き起こした騒動は、海外に友邦を創り出そうとする巨額のPR活動の積極的なメッセージを台無しにするリスクがある。 PRの予算規模は5億ドルを超えるが、これは日の戦前戦中における行

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2015/02/13
    内田センセイは記事を紹介しているだけなのに何故disられるのでしょうかねぇ(ォ
  • GQの人生相談6月号 - 内田樹の研究室

    Q1 抽象的な質問なんですけど、漠然たる不安を感じています。これを打ち払うにはどうすればよいでしょうか。 「漠然たる不安」というのは、未来が見通せないということなんでしょうね、きっと。でも、未来はいつだって不透明ですよ。僕の知る限り、僕の生まれた1950年からあと63年間、先行きがクリアーに見通せたことなんか、一度もないですよ。 50年代の終わりは、いつ核戦争が起きて世界が滅びるかわからなかったし、60年代は世界中で革命闘争が展開していて、体制は全部崩れそうだったし、80年代はやけくそな蕩尽に浮かれていたし・・・、そしてそのつど「思いがけないこと」が起きて、時代ががらりと方向転換したのでした。 確かに原発事故処理も震災からの復興も遅れているし、首都圏直下型地震や南海トラフ地震がいつ来るかわからないし、解釈改憲で戦争に巻き込まれるリスクも高まっているし、国の赤字は積もる一方だし……。いろいろ

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2014/05/28
    あはは( ̄∇ ̄)>『(経済成長論者は)もっとひりひりするようなバクチを打ちたい、と。そのためには「点棒」を一度全部失った方がいいと(無意識に)思っている』
  • 福島原発事故 Nature誌から - (内田樹の研究室)

    9月3日のNature のEditorialに福島原発からの汚染水漏洩への日政府および東電の対応について、つよい不信感を表明する編集委員からのコメントが掲載された。 自然科学のジャーナルが一国の政府の政策についてここまできびしい言葉を連ねるのは例外的なことである。 東電と安倍政府がどれほど国際社会から信頼されていないか、私たちは知らされていない。 この『ネイチャー』の記事もこれまでの海外メディアの原発報道同様、日のマスメディアからはほぼ組織的に無視されている。 汚染水の漏洩で海洋汚染が今も進行しているとき、世界の科学者の知恵を結集して対応策を講ずべきときに、日政府は五輪招致と米軍のシリア攻撃への「理解をしめす」ことの方が優先順位の高い課題だと信じている。 五輪招致を成功させたければ、まず事故処理について日政府は最大限の努力をもって取り組んでいるということを国際社会に理解してもらうの

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/09/06
    これが国内の"なんちゃって"科学雑誌なら『またデマを垂れ流して』となるだろうが、Natureだからねぇ…/念のため原文に当たることをお勧め( ̄▽ ̄;)『内田先生の言い分』というだけで脊髄反射する方もおられますし(ぇ
  • 「脱グローバリズム宣言」 - 内田樹の研究室

    もうすぐ講談社から刊行される『脱グローバル論  日の未来のつくり方』(平川克美・小田嶋隆・中島岳志・イケダハヤト・高木新平 ・平松邦夫との共著)の「まえがき」を予告編代わりにアップしておきます。 こんなです。 はじめに 脱グローバリズム宣言 みなさん、こんにちは。内田樹です。 これはシンポジウムの記録ですから、たくさんの方たちの発言が収録されています。全発言者を代表して「はじめに」を書くというのは、ちょっと私には荷が重いのですが、全セッションに参加したのが私と進行役の平松邦夫さんと2人だけでしたので、立場上、ひとことご挨拶を申し上げます。 このチームができた最初のご縁は、平松さんが現役の大阪市長だったとき中之島で開かれた教育関係のシンポジウムでした。平松市長が司会を務めてくださり、鷲田清一大阪大学総長(当時)、釈徹宗相愛大学教授、そして私の4人で「大阪教育」についておしゃべりをしまし

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/06/07
    連なる面々を見るだけで拒否反応を示してしまうお方もいそうで勿体ないような(苦笑)/『価値基準がフラット化する社会』ともなるのかと半可通。ただ、今の日本の「グローバル化」は「米国化」とほぼ同義ですよね(苦笑)
  • いじめについて - 内田樹の研究室

    ある教育関係の媒体から「いじめ」についての意見を求められた。 かなりたくさん字数を頂いたので、長いものを書いた。 「いじめについて」 学校における「いじめ」とそれに対する対応のありかたについて意見を求められた。 悲観的な話から始めてしまって申し訳ないけれど、「いじめ」に対する即効的な対応策は存在しない。「いじめ」は80年代以降の学校教育を貫通している「教育イデオロギー」の副産物であり、ほとんど「成果」と言ってもよい現象である。 30年かかって作り込んできたものを一朝一夕でどうこうすることはできない。同じくらいの時間をかけて段階的に抑制してゆく気長な覚悟がいるだろう。 私たちが今向き合っている教育現場における「いじめ」現象には「太古的な層」と「ポストモダン的な層」がある。 「太古的な層」は人類と同じだけ古い歴史を持っている。こちらの方は、はっきり言って手の着けようがない。とりあえず「ポストモ

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    suzu_hiro_8823 2013/06/07
    これは、エントリというより講義あるいはゼミ(まあ内田センセのエントリはほとんどそうだけど)だから、コメントはコメントと言うよりも質問かな。…質問できるようにあとで考える(出ないかもしれない…orz
  • 朝日新聞の「オピニオン」欄に寄稿 - 内田樹の研究室

    朝日新聞の「オピニオン」の5月8日紙面に長いものを寄稿した。 「日の現在地」というお題だったので、次のようなものを書いた。 朝日新聞を取っていない人のためにブログに転載する。 日はこれからどうなるのか。いろいろなところで質問を受ける。 「よいニュースと悪いニュースがある。どちらから聞きたい?」というのがこういう問いに答えるときのひとつの定型である。それではまず悪いニュースから。 それは「国民国家としての日」が解体過程に入ったということである。 国民国家というのは国境線を持ち、常備軍と官僚群を備え、言語や宗教や生活習慣や伝統文化を共有する国民たちがそこに帰属意識を持っている共同体のことである。平たく言えば、国民を暴力や収奪から保護し、誰も飢えることがないように気配りすることを政府がその第一の存在理由とする政体である。言い換えると、自分のところ以外の国が侵略されたり、植民地化されたり、飢

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    suzu_hiro_8823 2013/05/08
    後で読む、が、まぁおいらも漠然と考えていた「近未来SF映画の題材になる"企業コングロマリットによるディストピア"」なんかなーと予想。それに、原発メインの話ではないが何故か原発に食いつくひとが多数(苦笑)
  • 選挙結果について - 内田樹の研究室

    総選挙の結果が出て、自民党歴史的大勝を収めた。 選挙結果については大筋では予想通りということだが、ここまでの圧勝は徴候的である。 小選挙区制は得票率と議席率が同期しない制度であり、わずかな「風向き」の変化で、ドミノ倒しのように一政党が地滑り的勝利を収めるように制度設計されている。 アメリカの大統領選挙人制度と「地滑り選好性」において発想が似ている。 たしかに得票率と議席率が完全に相関していたら、議員構成はごく緩慢にしか変化しないはずである。 安定的であることは悪くはないが、そうなると万年与党はその権益にあぐらをかき、万年野党は政権構想をまじめに考えなくなる。 それよりは「わずかな入力差が大きな出力差となる」複雑系モデルの方が、有権者の変化を反映しやすいし、なにより政治家にひりひりした緊張感を与えることができる。 定常的であるより、頻繁に揺れ動く「不安定な政体」の方が「生命」の態に近いの

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/17
    もし『中身がない』とすれば、それは日本が『中身を求めてない』と言うことになりはしないだろうかと、つぶやきコメントしてみるテスト。
  • 日本維新の会のこれから - 内田樹の研究室

    維新の会が28日に発足した。 同日制定された党規約では、党の意思決定や代表選出について、国会議員と地方議員に同じ力を与えた。 党の重要事項は「執行委員会」で決定するが、代表、副代表、幹事長、副幹事長、政調会長、総務会長で構成される委員会のメンバーの大半は代表が選任する。 国会議員は副代表・副幹事長として執行委員会には加わるが、議決には代表を含む過半数の賛成が必要。 このほか、国政・地方選挙の候補者選定、公認、推薦、比例代表名簿順位の最終決定権は代表に帰属する。 ほとんど橋下徹大阪市長の「個人商店」のような政党である。 この記事を読んで、維新の会のこれからの様子がなんとなく見えてきた。 維新の会の「おとしどころ」がわかったような気がする。 いったいどのへんに「おとしどころ」があるのか、こういうことは事後的に「あのときに私はそう予見していたのだ」と言っても所詮「後知恵」である。 あとで賢し

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/09/30
    あとで読む
  • 集団的自衛権と忠義なわんちゃんの下心について - 内田樹の研究室

    維新の会の橋下代表は13日、集団的自衛権の行使について「基的に認めるべきだ」との立場をはじめて明らかにした。 集団的自衛権の行使は許されないとするこれまでの日政府の立場を否定して、「権利があるけれど行使できないなんて役人答弁としか言えない」と批判、「主権国家であれば当然認められる。」とした。 この人は何か勘違いしているようだが、集団的自衛権というのは、これが制定された歴史的文脈に即して言えば、わが国のような軍事的小国には「現実的には」認められていない権利である。 それが行使できるのは「超大国」だけである。 集団的自衛権というのは平たく言えば「よその喧嘩を買って出る」権利ということである。 安全保障条約の締結国や軍事同盟国同士であれば、同盟国が第三国に武力侵略されたら、助っ人する「義務」はある。 でも、助っ人にかけつける「権利」などというものは、常識的に考えてありえない。 よほど、戦

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/09/14
    相変わらず内田先生のエントリは長いんで、後で拝読させていただきます。…わりと読み違えをさせるような書き方で書かれてることがありますので油断できませんぇ(転載先ではそれにひっかかったひとの米がw)
  • 地方紙の存在意義について - 内田樹の研究室

    10月29日朝日新聞の朝刊オピニオン欄に、アメリカの地方新聞の消滅とその影響についての記事が出ていた。 たいへん興味深い内容だった。 アメリカでは経営不振から地方紙がつぎつぎと消滅している。 新聞広告収入はこの5年で半減、休刊は212紙にのぼる。記者も労働条件を切り下げられ、解雇され、20年前は全米で6万人いた新聞記者が現在は4万人。 新聞記者が減ったこと、地方紙がなくなったことで何が起きたか。 地方紙をもたないエリアでは、自分の住んでいる街のできごとについての報道がなくなった。「小さな街の役所や議会、学校や地裁に記者が取材に行かなくなった」 「取材空白域」が発生したのである。 カリフォルニアの小さな街ベルでは、地元紙が1998年に休刊になり、地元のできごとを報道するメディアがなくなった。 すると、市の行政官は500万円だった年間給与を十数年かけて段階的に12倍の6400万円まで引き上げた

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/10/30
    ネットの「第二のマスメディア化」は本当に避けたいところ。
  • グローバリストを信じるな - 内田樹の研究室

    Againの定例経営会議で箱根湯に集まり、平川くん、兄ちゃん、石川くんと日の行く末について話し合った。 EUの先行き、日のデフォルトの可能性から、TPPが「空洞化したアメリカ産業の最後の抵抗」という話になる。 いったいアメリカは自由貿易によって日に何を輸出して、どういうメリットを得るつもりなのか? この中心的な論点について、メディアは実はほとんど言及していない。 「TPPに参加しないと、『世界の孤児』になる」とか「バスに乗り遅れるな」というような、「自己利益(というよりは「自己利益の喪失)」にフォーカスした言葉が飛び交うだけで、「なぜアメリカがこれほど強硬に日のTPP参加を要求するのか?」という、アメリカの行動の内在的なロジックを冷静に解析した記事をメディアで見る機会はほとんどない。 まさか、アメリカが自国の国益はさておき日の国益を守るために完全な市場開放を日に求めているのだ

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/10/25
    あとで読む。…賛成反対両方とも言っちゃえばヒス起こしっぱなしで中身がじぇんじぇん見えないのよ。
  • 雇用と競争について - 内田樹の研究室

    フェリスへの行き帰りの新幹線車中で、下村治『日は悪くない、悪いのはアメリカだ』(文春文庫)を読む。 先日、平川克美君に勧められて、これと『日経済成長論』を買った。 下村治は明治生まれの大蔵官僚で、池田勇人のブレーンとして、所得倍増計画と高度成長の政策的基礎づけをした人である。 1987年のだから、24年前、バブル経済の初期、アメリカがレーガノミックスで「双子の赤字」が膨れあがり、日では中曾根首相が「国民一人100ドル外貨を消費しよう」と輸出過剰を抑制しようとしていた時代のである。 24年前に書かれた経済分析のが、四半世紀を経てなおリーダブルであるということにまず驚かされる。 リーダブルであるのは、(リーマンショックによるアメリカ経済の崩壊を含めて)下村が指摘したとおりに国際経済が推移したからである。 これだけ長い射程で日米経済のありようを見通せたのは、下村のものを見る眼がきちん

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/10/20
    とちうまでしか読んでない。が、経済に「人間性」が欠落してると思うことは多々あると感じている。やや乱暴に言えばすべてを「経済効果(笑)」という数値でくくろうとしてるとことか。
  • 格差と若者の非活動性について - 内田樹の研究室

    ある媒体から若者の労働観についてアンケートを受けた。 みじかい回答を期待していたはずだが、やたら長くなってしまったので、たぶんこのままでは掲載されないだろう。 自分としてはたいせつなことを書いたつもりなので、ここに転載して、諸賢のご叱正を乞うのである。 Q1.現在、世界では、経済格差(世代間格差ではなく、金持ちとそうではない人との格差)や社会への不満に対して、多くの若者たちが声を上げ、デモを起こし、自分たちの意見を社会に訴えようと行動しています。翻って日ではここ数十年、目に見える形での若者の社会的行動はほとんど見られません。これだけ若者たちにしわ寄せが行く社会になっているのに、そして政策的にも若年層に不利な方向で進んでいるのに、若者たちはなぜ、社会に対して何かを訴えたり行動したりしないのでしょうか? それは特に不満を感じていないからなのか、それともそうした行動に対して冷めているのか。ある

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/10/18
    『所得格差でもなく世代間格差でもない、同世代格差(「勝ち組」と「負け組」)とでもいうべきものである』という意味でよろしいのだろうか。…おいらちっと深く考察する必要ありです。
  • 「まったなし」を待っていただけないでしょうか。 - 内田樹の研究室

    民主党の代表選挙があった。 一国の総理大臣を決める選挙なのだが、あまり盛り上がらない。 私自身も選挙結果にそれほど興味がない。 日政治過程は成熟期にあり、誰が総理大臣になっても、それほど違いが出ないようにシステムが作り込まれているからである。 安全と言えば、安全だし、不活性的と言えば、不活性的である。 東日大震災以来の官邸の対応について「スピード感がない」という批判が繰り返されたが、たぶん「スピード感がない、だらだらしている」というのが成熟期に入った政治プロセスの特徴なのだろう。 「スピード感がない」というのは、いまの政治を否定的に論評するときの流行語になっている。 同じように「まったなし」というのが財政危機や景況についての形容の定型になっている。 状況は「まったなし」で切迫しているのであるから、「スピード感のある」対応が必至である、という言明は整合的なように聞こえるけれど、こういう

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/08/30
    『わが国民国家についての長期的・巨視的なヴィジョンが端的に「ない」ということである』そりゃそうでしょうね、明治以来「欧米に追いつけ追い越せ」では、そのビジョンは"外国任せ"ってことですしね。
  • ラジオについて - 内田樹の研究室

    子守康範さんのMBS「朝からてんこもり」に三月に一度ペースで出演している。 早起きするのがたいへんだが、ラジオにかかわっている人は、なぜかみんな気分のいい人ばかりで、仕事はたのしい。 同じメディアなのに、どうしてテレビや新聞とラジオとでは、こんなにキャラクターが違うのかとときどき思う。 たぶんラジオは「声」だけでリスナーとつながっているからだと思う。 声はその人の「正味のところ」がかなりむき出しになる。 話している内容のコンテンツがうまく理解できなくても、その人が「自分に向かって語りかけている」かどうかは理解できる。 それはその人が発する声の中に「自分の声域と周波数が合う音」が含まれているからである。 価値観が合うとか、趣味が似ているとか、イデオロギーや信教になじみがいいとか、そういう顕在的なレベルの出来事ではない。 もっと身体的で、もっと深いレベルの出来事である。 「声の深い人」というの

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/08/24
    まぁそれでもあくまで"テレビと比べて"ですからねぇ…だって70年くらい前のあの時代には、テレビは実験室では存在してたけども一般的じゃなかったし…。