良心があれば、差別はなくなるのか―。本書は「『良識的』な人が差別をなくすことに後ろ向き」であると指摘し、その理由について詳しく解説している。 副題は「ジェンダーやLGBTQから考える」。著者は「ジェンダー平等」がSDGsのテーマに掲げられる昨今、各地の大学ではこの問題に関する研究が人気をみせているとしながら「いまだ差別については『思いやりが大事』という心の問題として捉えられることが多い」と話す。思いやりから脱し、正しい人権意識を培うための一助となる一冊。 〈応募方法〉 読者3人にプレゼントします。
