国公労連と社会保険庁不当解雇撤回闘争本部は21日、厚生労働省前で解雇撤回などを求める要求行動に取り組み、200人の参加者が怒りの声をあげました。 社会保険庁の解体と日本年金機構の発足に伴って、昨年12月31日に職員525人が分限免職(解雇)されてから1年が経過しようとしています。 分限免職にあたって、国は雇用継承を保障せず、解雇回避のまともな努力もしませんでした。一方、年金機構では知識と経験ある職員が不足し、年金記録問題の処理がすすんでいません。分限免職された当事者らでつくる全厚生闘争団39人は人事院に不服申し立てをし、解雇の撤回を求めています。 主催者あいさつした国公労連の宮垣忠委員長は、分限免職は職員を使い捨てにしたもので断じて許すことはできないと批判。職員の雇用を守ることは、安心・安全の年金をつくるうえでも重要だと語り、働くルールを確立するために共同を広げたいとのべました。 全労連の