ネットでは日本のTPP参加問題の議論がにぎやかですが、私から言わせていただければ、現在の「超円高」状況においてTPP(環太平洋経済連携協定)参加を目指すのは、愚かであるばかりでなく日本経済にとって致命傷となりかねません。 1ドル75〜76円という超円高の元での関税撤廃は日本経済にとって百害をもたらすでしょう。 前回も示しましたが、以下は1971年から40年間の円ドル為替レートの推移をグラフ化したものです。 総じて円高基調なのですが、特にここ5年、グラフの傾きは明らかに円高傾向が強まっています、このフェーズ3の2006年から2011年の5年間では、117.32円(06年)から、75.78円(2011年10月22日)と、円はわずか5年で1.55倍も価値を高めています、この期間でならすと毎年8.35円平均で円高が進んでいることがわかります。 尋常な状態ではないのです、ドルだけではありません、ユー