TPPは農業だけの問題ではないが、今回は農業、特に「米農家」に関して記述してみたい。 自民党は「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対する」事を決定したと言うが、関税障壁が農業の自立に何の役にも立たない事は、過保護が「ニート」の自立に役立たない事と同様意味がない。 そのニート(若年無業者)に就いて、小沢一郎氏はこんな発言をした事がある。 「本人たちは『誰の迷惑にもなっていない』と言うかもしれないが、親の稼ぎで食わしてもらっているうえ、国民全体で支える公共的サービスは享受している。 彼ら自身も問題だが、最も責任が重いのは厳しいシツケもせずに、ただ甘やかせている親たち。どうかしている。親自身が自立していないから、子供がまともに育たないのである。僕は自宅で小鳥を飼っているが、親鳥はヒナが大きくなるまでは一生懸命に世話をするが、一定の時期がくると冷たいほど突き放して巣立ちさせる。ニ