発売当初はサイズが大きめなこともあってMINIの中の異端児的に見られていた『クロスオーバー』だが、日本での販売は1、2位を争うほどの人気になった。MINIは好きだけれど3ドアでは不足という人にとってはかっこうのターゲットになったのだ。その後に加わった5ドアとともにMINIブランドの拡販に貢献してきた。 その流れを受けてか、MINIのポートフォリオ戦略は変化。以前はBセグメントだけだったが、一昨年11月に発売した『クラブマン』は大型化してCセグメントへと上級移行した。新型クロスオーバーも同様でCセグメントMINIの第2弾となる。Bセグメントでいくら車種を増やしてもパイの奪い合いになってしまうが、VW『ゴルフ』やメルセデスベンツ『Aクラス』などが属するビッグマーケットに挑めば新規ユーザー獲得に期待が持てるわけだ。 クロスオーバーとしては2代目になる新型は、従来モデルに比べて全長は200mm、ホ