スポーティ4ドア流行のきっかけを作ったのがアウディのスポーツバックシリーズ。『A7』の初代モデルは2010年に登場、今回試乗したモデルは2018年にフルモデルチェンジされた2代目にあたる。 流れるような5ドアボディ4ドアと言っても実際はリヤゲートを持つ5ドアボディで、流れるようなリヤゲートのラインとそれにともなう引き締められたサイドウインドウが特徴的だ。ドアはサッシュレスとなる。日本でもかつてサッシュレスドアが流行した時代があったが、ドアガラスの密閉性確保を重要視するなどのことから国産車では採用が減っている。 A7のボディサイズは全長4975×全幅1910×全高1415mmと大柄で、ホイールベースは2925mmと長い。重量も1900kgにもなる。このビッグサイズのボディを走らせるエンジンはV6の3リットルターボ。最高出力は340ps/5200~6400rpm、最大トルクは500Nm/137