もちろん、普通の人間は貧困を望まない。しかし、1%の我々が冨を独占するのは常に簡単なことだ。とても単純だ。99%から今よりもっと搾取して貧しい者をより貧しくするだけでよい。それ以外何もする必要がない。そうすれば、貧しい者は自分より更に立場の弱い者を叩いてわずかな満足を得て、互いに足を引っ張り合うのに夢中になり、我々に怒りを向けることはない。 この方法はどの国でも、ではなく、特に日本において有効だ by豚に支持されている肉屋 Author:秋原葉月 当ブログはリンクフリーです。転載はご自由にどうぞ(引用元の提示はお願いいたします)後ほどコメントかトラックバックでお知らせ頂ければ嬉しいですが、それが無くても構いません。 【コメントについてのご注意・必ずお読みください】 コメントは承認制をとっています。 承認するまでコメントは表に反映されません。承認まで時間がかかることがあります。 コメントを書
私は最近海外の顧客やパートナーの幹部と話す機会の方が日本企業の幹部と話す機会よりも増えた。その時にいつも感じるのが「リズム感の相違」であるという事をこれまでも何度か申し上げてきたと思う。総じて日本人は「内向き(社内事情を真っ先に考える)」で「後向き(先ずネガティブな見方から入る)」だ。 このような日本人の特性は、ビジネスの世界では勿論大きなマイナスだ。日本人には折角「真面目(自らの義務に忠実)」「勤勉(自らを犠牲にして働く)」「完璧を期す(細部に至るまで手を抜かない)」「約束を守る(品質や納期に対して誠実)」等々の、他の民族にはなかなか真似のできない美点があるのに、決定権限者のこのような特性がそれを台無しにしてしまっている。 このままでは、日本人の大多数は、高給を取る外国人の「上級幹部」の下で黙々と日常の仕事をこなす「下級幹部」の集団に成り下がってしまうのではないかと危惧する。このような「
成果主義はどこへ行っても評判が悪い。 私は人事コンサルティングをやっていたが、「成果主義」ほど従業員に評判の悪い制度はあまり見たことがない。逆に、経営者は概ね「成果主義」が大好きである。 なぜこのような食い違いが出るのだろうか。これは、簡潔に説明できる。成果主義の意味するところが、経営者と従業員で全く異なるからだ。 まず、多くの経営者は成果主義をこう捉えている。 成果主義は、結果が出せなければ、給与が下がるシステム つまり、成果主義の主要なターゲットは、成果を出していない人に罰を与えるシステムとして利用している。注意すべきは「成果を出せば、給与が上がる」がメインではないという点だ。 逆に、多くの従業員は成果主義をこう捉えている。 成果主義は、結果を出すと、給与が上がるシステム つまり、成果主義の主要なターゲットは、成果を出している人に報いるシステムとして、捉える。経営者と反対に「成果を出さ
「遅くなりすみません」 今年2月の午後8時すぎ、甲府市中心部の居酒屋に、自民党の宮川典子衆院議員(36)が走り込んだ。 支持者の男性9人に「かわいいね」「ありがとうね」と迎えられ、ワイン片手に選挙の情勢を語る。1時間で切り上げ他の店へ。別の男性らと日本酒を酌み交わし、教育問題などを談議。午後10時、さらに1軒。終わった時、日付は変わっていた。当選2回の宮川氏に、飲み会回りは「支持を広げる貴重な機会」ではある。 衆院で小選挙区制度が導入されたのが1994年。同じ政党の候補者が争い、「金がかかる」などの批判を受けた中選挙区制から政策本位をめざした。 だが実態は。飲み会、冠婚葬祭、行事の参加――。 有権者との対話は政治家の基本だ。アルコールが入って、胸襟を開き話せることもあるだろう。だが政策本位より、飲み会出席競争に傾いてみえる時がある。有権者は、そういった面ばかりで政治家を評価していないだろう
今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔12月10日号掲載〕 マナーの良さで知られる日本人も、携帯電話の力には逆らえないようだ。東京で地下鉄に乗ったり、通りを歩いたりするときには、携帯の画面に見入っている人々の間をスキーの回転競技のようにすり抜けなくてはならない。ネオンが輝く街なかでも、人々は暗闇の中を探るような足取りで歩き、周りに注意を払わない。外の世界が名刺サイズに縮んでいる。 ある朝早く、私は若い女性が子供を自転車に乗せて保育園に送っていく間に、携帯にメッセージを打ち込んでいるのを目撃した。彼女にとって携帯は、子供や周囲の人々より大事なもののようだった。 誰しも電車の中で、他人の電話の会話を聴かされるという不快な経験をしたことがあるだろう。他人のリビングルームに突然連れ込まれたような気分になる瞬間だ。 こうした行動は将来に影響を及ぼす。生物学者によると、人体はライフスタイルの変化に適
2013年10月07日10:00 カテゴリ日本の社会日本人論 難しい国、ニッポン 先日大学の時に所属していたクラブの創立40周年のパーティーに参加したのですが、いつものようにその最後は「締め」が行われました。約120名が大声を上げてクラブ独特の締めをするのはクラブ員であった我々にとっては懐かしい響きでありますが、他人が見ると不思議、外国人が見ると気味が悪い、ということになるのでしょう。 同じような不思議は株主総会のシャンシャン総会でも言えそうです。最近でこそ3時間の「マラソン総会」も珍しくなくなってきましたがそれまでは30分で終わることに全力を挙げていたのが日本の多くの企業でした。なぜ、30分で終わるのかといえば事前に根回しは完了しており、総会当日は前方席を社員株主が「占拠」し、「異議なし!」という声が一般質問者を遮るためであります。 シャンシャンを含む手締めは「一件落着」を意味し、主たる
日本が財政破綻に突入した原因は、小さな問題から先に決め、利害の対立する大きな問題を先送りする「両論併記と非決定」だった。日本の組織には最終決定権者がいないため、みんなの合意が得やすい小さな問題については何回も打ち合わせして入念に決めるが、その前提となる大きな問題は意見がわかれるので、事務局が両論併記した玉虫色の素案をつくり、最終決定を避ける。 消費税の増税延期までの過程で印象的なのは、最初から最後までどうやって財政を再建するかのという長期計画がないことだ。最初にリフレ派から出たのは「1997年に橋本内閣が消費税率を上げて税収が減った」という話だったが、これは嘘である。彼らは嘘であることを知りながら政治家に宣伝していたので、経済学者が指摘すると引っ込めた。 今からみると、潜在成長率が0.5%程度の日本で、「アベノミクス」の偽薬効果によって瞬間風速で年率2.6%の成長率が出た2013年4~6月
今日は終戦記念日。 日本が、なぜ、あのように悲惨な戦争に突入してしまったのか考えずにはいれません。 私は、一番の原因は、軍部(大本営)も、朝日新聞も、一般市民も、みんなで空気を作ってそれに流されてしまったことにあると。空気に勝つ勇気がなかったことじゃないかと考えています。 最近でも、間違った空気を作り、それに流されるということが原発事故でも起きてしまった。 日本人は、未だに根本的な問題が治ってないのではないでしょうか。 そんなことから、全く戦争とは関係ありませんが、私の属するIT業界でも同じように空気に勝てないということについて考えてみたい。 ■IT業界が続ける詐欺行為 ある出荷工場から、コンテナ一杯分にあたる品物を出荷したい。 そのとき、コンテナ車で運ぶ方が出荷工場にとって効率的か、軽トラックで何度も往復して運ぶ方が効率的か? こんなことは誰でも分かるでしょう。 もちろん、コンテナ車で一
もちろん、普通の人間は貧困を望まない。しかし、1%の我々が冨を独占するのは常に簡単なことだ。とても単純だ。99%から今よりもっと搾取して貧しい者をより貧しくするだけでよい。それ以外何もする必要がない。そうすれば、貧しい者は自分より更に立場の弱い者を叩いてわずかな満足を得て、互いに足を引っ張り合うのに夢中になり、我々に怒りを向けることはない。 この方法はどの国でも、ではなく、特に日本において有効だ by豚に支持されている肉屋 Author:秋原葉月 当ブログはリンクフリーです。転載はご自由にどうぞ(引用元の提示はお願いいたします)後ほどコメントかトラックバックでお知らせ頂ければ嬉しいですが、それが無くても構いません。 【コメントについてのご注意・必ずお読みください】 コメントは承認制をとっています。 承認するまでコメントは表に反映されません。承認まで時間がかかることがあります。 コメントを書
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