政府は22日、2030年時点の原子力発電比率などについて寄せられた国民の意見などを分析するため、専門家らによる初会合を開いた。 専門家からは「思いつくままに色々な調査をしたが、どう収拾するのか」「政策決定までの議論が足りない」などと政府の姿勢を批判する意見も出た。 会合では、国民からの意見公募(パブリックコメント)の分析結果が示された。「即時原発ゼロ」は81%、「段階的になくす」が8・6%で、合わせて89・6%が「0%」案を支持した。9万件近く集まった意見公募のうち7000件を途中集計した。 一方、今月4、5日に政府が行った「討論型世論調査」の結果は、「0%」案支持が46・7%で、「15%」案が15・4%、「20~25%」案が13%だった。また、各報道機関の世論調査では、「0%」案と「15%」案がほぼ拮抗(きっこう)している状況も示された。